クロスファイア(下) の商品レビュー
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パイロキネシスを扱う異能者青木淳子が残虐な犯罪、殺人に手を染める若者グループに自らの能力を使って制裁を下していく話。また、淳子について調査し追う2人の刑事のサスペンス 家にあったので読んでみました。 初宮部みゆき作品。キャラクターが出てきたり話す度に細かい描写が説明されていて、それが全体的に網羅されているので映像化して作品をイメージしやすい。すごく丁寧で読みやすい印象を受けた。 個人的に宮部みゆき好きかもしれない。もっと読んでいこう! 作品は上下巻分かれているがまとめてレビューすると、上巻の時点で全然展開が読めず、「え、これ下巻で完結する?」というページ配分で、展開にワクワクさせられた。通常世界には題材は存在しないと思われるパイロキネシスや異能で悪人に制裁を下す主人公とそれを追う刑事の話。個人的には淳子がガーディアンに入ってからもっと活躍してからあの最後を迎えて欲しかった…!木戸浩一との関係や彼女の異能仲間を得た心境の変化的なところをもっと見てみたかった…。でも文句なしの星5評価。面白かった。 最後に淳子が死ぬ時、なぜ牧原は淳子の頬に触れたり、涙を拭ったり、愛する人に対する扱いみたいなことをしていたのかは謎だった。だって君弟燃やされて殺されてるよね?って。見つけたかっただけで殺す気も何をする気もなかったのかな。それにしてもあのシーンだけは謎。
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何気なく手に取った本だったけど面白かった! 超能力という現実離れした話だけど、すんなり世界観に入れた。 恋愛の要素もあって伏線も回収されて大満足。
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儚い人生。 主人公の生き方、考え方に全面的に賛成は出来ないが、共感できるところが多くあったようです。 良作ですね。
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発火能力者淳子は、法で裁けぬ悪を裁く秘密結社「守護者」にスカウトされる。 そして守護者の超能力者 「押す力」を持つ木戸浩一と恋に落ちる。 こ・れ・は、ファイアスターター@キングじゃないか。燃える! もう一人の発火能力者「倉田かおり」の将来が気になります。
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サクサクテンポよく読めた。ただ一樹は結婚を控えており淳子とは結ばれず、燔祭から読んでいる自分としてはある意味でのNTRのような感覚を覚えた。淳子の死は悲しいが、一番スッキリする終わり方かもしれない。
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この巻で新キャラ登場したときにはこの物語は終わんのか? まさか、俺たちの戦いは続く的な終わり方じゃないだろなと 心配しながら読み進める。 物語が進むにつれ全てが一点に向かってゆく心地よさ。 作家さんってすげぇ!を堪能しました。 気持ち良いほどのキレのある終わり方に大満足です。 これの前日譚があると解説には書かれてるのでそれを早く読みたい!
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スーパーヒロインとあらすじにはある。 スーパーヒロイン?!んんん??という感じ。 しかし物語としてちゃんと描かれてるから中身で自分の読みを大切に。 異能ものとして面白かったですよ!
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あぁー なんだかとんでもない本を読んでしまったなぁ と 読んで何日か経った今でも 余韻に浸っています。 法では裁かれない、裁けない悪を "超能力・パイロキネシス"を使い 焼き払っていく女性のお話。 前身の鳩笛草に収録されている燔祭を読んだ時にはそこま...
あぁー なんだかとんでもない本を読んでしまったなぁ と 読んで何日か経った今でも 余韻に浸っています。 法では裁かれない、裁けない悪を "超能力・パイロキネシス"を使い 焼き払っていく女性のお話。 前身の鳩笛草に収録されている燔祭を読んだ時にはそこまで期待出来なかったけど… それを読んでいたからこそ、このクロスファイアをより楽しく読むことが出来た! 超能力に憧れがある私だけど、 でも能力者もやはり1人の人間で、そんな描写や、 能力があるがこその自分の正義との葛藤など ただのスーパー人間ではないということがまた面白かった。 燔祭ではなかった、警察の追跡も "超能力を使って人を殺めている"ことにどうやっていきつくのか、、なるほどそうですか!と ページをめくる手が止まらなかった。 (実際下巻に関しては1日で読んでしまったくらい。) また主人公も警察も女性なので、 女性ならではの感覚というか、そこも共感しやすく物語に入り込みやすかった。 男性読者さんの感想が気になる! とにかく長編だと敬遠せずに 読んで良かった1冊でした。
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結末!結末が! なんて事…。 極悪な犯罪者を憎んで、復讐者に賛同しつつ、確かにちょっと割り切れないところはあるな、と思っていた。 そうか、そうなるのか。 そんな結末。 人間、生きてると割り切れないことの方が多い。 割り切ってはいけないこともある。 そんな気持ちになった。 やっぱり...
結末!結末が! なんて事…。 極悪な犯罪者を憎んで、復讐者に賛同しつつ、確かにちょっと割り切れないところはあるな、と思っていた。 そうか、そうなるのか。 そんな結末。 人間、生きてると割り切れないことの方が多い。 割り切ってはいけないこともある。 そんな気持ちになった。 やっぱり宮部みゆきさんに、ハズレなし。
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何もないところで炎を放出することができる不思議な能力を持つ少女が悪いことをしても法で裁かれない人々を炎上させて殺していく話!読み進むに連れて先が気になって読むのをやめられなくなるほど面白かった\(^o^)/最後は予想外の展開でそれがまた面白さを増している感じだった!
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