FBI美術捜査官 の商品レビュー
めちゃくちゃ面白い。 ある章では南米の宝物を取り返し、別の章では美術館から奪われた名画を追う。 この本の帯には実話と書いてあるけど、ほんとにこんな活躍をした人がFBIの暴露本のようなものを執筆したのか…?フィクションでは…?と思っていたが、ちょっと切ない後味の最終章を読んで納得。...
めちゃくちゃ面白い。 ある章では南米の宝物を取り返し、別の章では美術館から奪われた名画を追う。 この本の帯には実話と書いてあるけど、ほんとにこんな活躍をした人がFBIの暴露本のようなものを執筆したのか…?フィクションでは…?と思っていたが、ちょっと切ない後味の最終章を読んで納得。 色んな人におすすめできる本だ。
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著者は日本人を母親に持つ元FBI捜査官。 とくに美術窃盗に関わる潜入捜査を行っていました。 本書はその回顧録です。 警察官や軍人としてキャリアを積んでから、 FBIに応募する人が多い中、 著者の来歴は異色です。 父親の仕事をあれこれ手伝いながら、 最後は月間農業紙の営業マンでした...
著者は日本人を母親に持つ元FBI捜査官。 とくに美術窃盗に関わる潜入捜査を行っていました。 本書はその回顧録です。 警察官や軍人としてキャリアを積んでから、 FBIに応募する人が多い中、 著者の来歴は異色です。 父親の仕事をあれこれ手伝いながら、 最後は月間農業紙の営業マンでした。 でも、そのころの経験が、 後の捜査に役立ったようです。 映画などに登場する美術窃盗団といえば、 知的でおしゃれで、 その手口はいたってスマートというイメージですが、 実際にはそんなことはなくて、 お金に目のくらんだ粗野な悪党のようです。 ですから美術に関わる潜入捜査といえども命がけ。 この本には、 第一線で活躍した捜査官にしかわからない 緊張感が満ちています。 海外における捜査の複雑さ、難しさ。 組織の中で繰り広げられる政治的な縄張り争い。 しかし、美術犯罪に関わる著者の真の目的は犯人逮捕ではなく、 歴史的価値のある人類の財産を あるべきもとの場所に戻すことだったそうです。 これまでとはちょっと違った視点で 美術館巡りができそうです。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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[撃ち合いより,騙し合い]盗まれた美術品を取り戻すために,FBIでのキャリアを捧げた人物による回顧録。組織の理解が得られない中で,いかにして彼は新聞の一面を飾る盗難品の奪回に成功したのか......。著者は,FBI特別捜査官として20年のキャリアを持つロバート・K・ウィットマン。...
[撃ち合いより,騙し合い]盗まれた美術品を取り戻すために,FBIでのキャリアを捧げた人物による回顧録。組織の理解が得られない中で,いかにして彼は新聞の一面を飾る盗難品の奪回に成功したのか......。著者は,FBI特別捜査官として20年のキャリアを持つロバート・K・ウィットマン。訳者は,土屋晃と匝瑳玲子。原題は,『Priceless: How I Went Undercover to Rescue the World's Stolen Treasures』。 邦題には明示されていないのですが,潜入捜査ものとしての面白さと,組織の中で孤独に戦う捜査官という面白さが相まって,幅広い方にオススメしたくなるノンフィクション。「化かし化かされ」を地でいくような捜査劇に,ページをめくる手がとまりませんでした。 〜美術品泥棒はその美しい物体だけではなく,その記憶とアイデンティティをも盗む。〜 ドラマよりドラマ的かも☆5つ
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ジャンル、経験は素晴らしい素材だが、素人作文、自分語り、ノンフィクションが故の全体像のわからなさがストレスを感じさせる。 個々の事件の、担当者目線からだけの記述は、どのような背景、結果だったかがわからないまま、モヤモヤが残る。 追加取材の上、漫画化などでエッセンスを抽出して料理す...
ジャンル、経験は素晴らしい素材だが、素人作文、自分語り、ノンフィクションが故の全体像のわからなさがストレスを感じさせる。 個々の事件の、担当者目線からだけの記述は、どのような背景、結果だったかがわからないまま、モヤモヤが残る。 追加取材の上、漫画化などでエッセンスを抽出して料理すればかなり面白くなりそう。
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FBIの美術犯罪チームが設立されたのは2004年その時唯一の潜入捜査官だったボブは55年に東京で米空軍の父と日本人の母親の間に生まれた。一旦は父親を手伝いサラリーマンとなるが、32際でFBIの募集に申し込む。最初の上司が美術犯罪に力を注いだこともきっかけとなり、美術の鑑定を学び、...
FBIの美術犯罪チームが設立されたのは2004年その時唯一の潜入捜査官だったボブは55年に東京で米空軍の父と日本人の母親の間に生まれた。一旦は父親を手伝いサラリーマンとなるが、32際でFBIの募集に申し込む。最初の上司が美術犯罪に力を注いだこともきっかけとなり、美術の鑑定を学び、サラリーマン時代の経験を生かして97年に潜入捜査官としてデビューする。マッチョな同僚が麻薬やギャング、強盗を相手とする中次々と潜入捜査を成功し10年の間に2億ドルを越す美術品を回収する。 そしてキャリアの最後に取り掛かったのが全米史上最大の窃盗事件である90年に起こったボストンのガードナー美術館から総額5億ドルの11点の美術品が盗まれた事件だった。 美術犯罪は盗む以上に売ることが難しいらしい、そこで買い手を装った潜入捜査官の出番となる。犯罪者に近づき信頼関係を作り、取引をすると信じさせてやっと美術品を回収できるのだが邪魔をするのは手柄を立てたい味方で、足は引っ張る、首は突っ込む、横から手を出すと何でも有りだ。 捜査を外され、後を引き継ぐはずの同僚のヘマで一旦は手掛かりを失うが、まだボブを信じる犯罪者から連絡が有り最後のチャンスが訪れる。そして。
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映画みたいなエピソード!!!! 日本人の血を引いているからか、 温厚な風貌が潜入捜査に向いてたのかな? 絵画始めとする美術品への興味や造詣の深さが 話に深みを与えてるし、面白い‼ 美術館に行きたくなりました。
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【73冊目】上司に勧められて読んだ本。どこでも、官僚主義と執行部門の対立はあるのね・・・ 前半の著者の来歴と、最後のガードナー名画盗難事件の章は面白かったけど、中盤で中だるみした感じがする。
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元FBI捜査官の回顧録。美術品を専門とする潜入捜査官で、どういう事情でその任務に就くことになったかという経緯から始まり、潜入捜査のステップ、犯人たちの横顔、世界中で盗まれ続けてきた美術品の話など。潜入捜査は基本的に同じ手順を踏んで行われるので、やや単調といえば単調ですが、それが現...
元FBI捜査官の回顧録。美術品を専門とする潜入捜査官で、どういう事情でその任務に就くことになったかという経緯から始まり、潜入捜査のステップ、犯人たちの横顔、世界中で盗まれ続けてきた美術品の話など。潜入捜査は基本的に同じ手順を踏んで行われるので、やや単調といえば単調ですが、それが現実かなという気もします。逮捕した後も犯人から親密なメールが来たというくだりは、何だか結婚詐欺師とその被害者のようでした。
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美術品の奪還を専門とするFBI元捜査官が、自ら経験した様々な事件・潜入捜査についてのストーリー。ノンフィクション。 挿入される絵画や画家、美術品の説明は読み飛ばしてしまったが、捜査のスリーステップや捜査官の心理状態、犯人とのやりとりや、上司との攻防、外国警察との駆け引きなど興味深かった。また物語としても面白かった。
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盗まれた、または不当な取引をされた歴史的に価値のあるさまざまなものを奪還するいくつものエピソード。そして、その奪還劇を演出する潜入捜査官がいかにしてFBI美術捜査官となったのかも語られる。 フィクションではないためか、語り口が淡々としていて、はらはらドキドキはしないけれど、こんな...
盗まれた、または不当な取引をされた歴史的に価値のあるさまざまなものを奪還するいくつものエピソード。そして、その奪還劇を演出する潜入捜査官がいかにしてFBI美術捜査官となったのかも語られる。 フィクションではないためか、語り口が淡々としていて、はらはらドキドキはしないけれど、こんな世界もあるのかと興味深かった。 各国に美術捜査の組織があるようだけれど、日本はどうしているのだろう?
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