せんせい。 の商品レビュー
子供の頃って先生が全てだと思ってきたし、基本的に先生が好きだったから先生っていう立場の人を嫌な風に思ったことはないけど、先生も人間だもんなぁって改めて思った。にんじん は結構衝撃的だったな。学校の先生をしてる友達の話を聞いてると、本当に責任感と強さと優しさを兼ね備えてないと、難し...
子供の頃って先生が全てだと思ってきたし、基本的に先生が好きだったから先生っていう立場の人を嫌な風に思ったことはないけど、先生も人間だもんなぁって改めて思った。にんじん は結構衝撃的だったな。学校の先生をしてる友達の話を聞いてると、本当に責任感と強さと優しさを兼ね備えてないと、難しいだろうなぁと思うし、心の底から先生を尊敬する。
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誰もが、一番身近な大人を“せんせい”と呼んだ日々を過ごしてきた。 そのなかには、イヤだなと思ったり、 当時は好きになれなかったりした人もいたけれど その時代はかけがえのないもので、 楽しかったと思えることもたくさんある。 そして、 何よりしんどかったときも 楽しかったときも、 ...
誰もが、一番身近な大人を“せんせい”と呼んだ日々を過ごしてきた。 そのなかには、イヤだなと思ったり、 当時は好きになれなかったりした人もいたけれど その時代はかけがえのないもので、 楽しかったと思えることもたくさんある。 そして、 何よりしんどかったときも 楽しかったときも、 あの時代を過ごしてきたから 今こうして過ごしているんだなとも思います。 なつかしい気持ちになりました。
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先生と生徒を描く7話の、短編集。白髪のニールはギターを通じてロールし続ける先生の話。これが泣けた。その他も先が気になり読み進めたくなるものばかり。少しイマイチなものもあったが。
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2024.3.14 読了 ☆9.5/10.0 「先生、あのときは、すみませんでした。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわ...
2024.3.14 読了 ☆9.5/10.0 「先生、あのときは、すみませんでした。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒をめぐる六つの物語。」 2022年に一度読んで、すごくすごく心あたたかい、優しい気持ちになれたことをよく覚えていて、重松清さんのじんわりと心に沁みる世界に浸りたくなって、久しぶりに手に取りました。 先生だって一人の人間であり、不完全 生徒と一緒に成長していく そんな人間くさいドラマに心打たれます。 特に、「ドロップスは神さまの涙」「泣くな、赤鬼」は涙が溢れて本がヨレヨレになってます…… 改めて感じます。重松さんの描く「親子」や「教師と生徒」が好きだなぁって。 『青い鳥』や『卒業』『きよしこ』もそうですが、なぜだろうか。重松さんの描く親や教師はどこか懐かしくて心のどこかがキュッとなるんです。 自分がこうして社会に出て、大人と呼ぶには程遠いものの大人になってみると、当たり前のことに気づきます。 親も教師も、全然完璧なんかじゃない、一人の人間なんだよな、ということに。 子どもの頃は、そんなこと考えもしないし分からないから、どうして大人なのにこんなこと言うんだろう、と反発したり、大人が言うんだから間違いない、自分がいけないんだ、ダメなんだ、とあまりに素直に受け入れてしまったり。 そうやって当時のことが俯瞰的に見えるようになってから読む、重松さんの親や教師の物語は、子どもの頃には分からなかった、自分を含めた未完成で不完全な大人の戸惑いや不安や悲しみを描いてくれていて、それを、自分が今まで見てきた親や教師の思い出と重ねてしまうからのかもしれないです。 小学校の担任だったあの人のあの言動は、今思えばこんな意図があったのかもな、とか。 当時は気づけなかった、ささやかな優しさにも気づけたりするのです。 人生は学びの連続。教え、教わり、成長していくんですよね 最初の物語の「白髪のニール」の言葉を借りるなら、きっとこうですね “ロックは始めることで、ロールはつづけることよ。ロックは文句をたれることで、ロールは自分のたれた文句に責任とることよ。ロックは目の前の壁を壊すことで、ロールは向かい風に立ち向かうことなんよ。 これからはロールじゃ。ロールすることが肝心なんじゃ。 キープ・オン・ローリング、なんよ。 止まらん、いうことよ 終わらん、いうことよ 要するに、生き抜く、いうことよ”
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同業だからこそ共感できることも腹立たしいこともたくさんあった。しっかり向き合えた時も逃げてしまった時もあった教員生活。「こんな先生でありたい」にたくさん気付かせてくれる一冊でした。
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わたしは先生が好きです。 号泣ものでした。 素晴らしいです。 先生という存在が、いかに大切かわかりました。
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重松清さんの作品は本当に心暖まります。今回も大満足。後味も最高です。 特に「泣くな赤鬼」は涙が止まりませんでした。 通勤電車だったのですが電車で読んではいけませんね。 「白髪のニール」はロールすることの素晴らしさと凄さを感じました。
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先生を目指している人はぜひ読んでください 6つの短編が収録されています。 泣くな赤鬼は号泣でした。 主に先生と生徒の関係が終わったそのあとの話が書かれています。 先生にとって、あのころの生徒とは。生徒にとって、あのころの先生とは。時が経ったいまだからこそ言えるお互いの本音が書か...
先生を目指している人はぜひ読んでください 6つの短編が収録されています。 泣くな赤鬼は号泣でした。 主に先生と生徒の関係が終わったそのあとの話が書かれています。 先生にとって、あのころの生徒とは。生徒にとって、あのころの先生とは。時が経ったいまだからこそ言えるお互いの本音が書かれています。 私も学校の先生を目指しています。私的2023年ベスト本になりました。
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暗い話が多い重松さんの作品をやや避けていたが、先に読んだ小学6年生の娘が面白いというので、改めて図書館で借りてみた。 とてもよかった。 すべてのせんせいに共感はしないが、私は「白髪のニール」が好きだ。30代の先生が自分の子どもの誕生にあわせてギターを練習する。人生はロックンロール...
暗い話が多い重松さんの作品をやや避けていたが、先に読んだ小学6年生の娘が面白いというので、改めて図書館で借りてみた。 とてもよかった。 すべてのせんせいに共感はしないが、私は「白髪のニール」が好きだ。30代の先生が自分の子どもの誕生にあわせてギターを練習する。人生はロックンロールだ。ローリングしてるかが大事だとはうまく言ったものだ。ローリングしてるかな、と思わず我が身を振り返る。本を読むという行動で一つ進んだことにしたい。 「泣くな赤鬼」は切なかった。先生の一生懸命とちょっと弱い高校生がすれ違って、退学し、また出会ってもう一度と思ったら。立派な男になったって、本当に嬉しかったに違いない。
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先生と生徒の忘れられない繋がりを興味深く読ませてもらいました。先生からの支援は、生徒の人格形成に深く刻まれ、大切だと言うことを改めて感じました。 現在の先生方は、時間的余裕が無かったり、先生自身がメンタルにかかったりで大変だと聞きます。民間のA I等のデジタル技術を活用し、無...
先生と生徒の忘れられない繋がりを興味深く読ませてもらいました。先生からの支援は、生徒の人格形成に深く刻まれ、大切だと言うことを改めて感じました。 現在の先生方は、時間的余裕が無かったり、先生自身がメンタルにかかったりで大変だと聞きます。民間のA I等のデジタル技術を活用し、無駄なことは大胆に切り捨て、真に生徒の成長支援に繋がることに時間を費やせる環境を作って欲しいと思います。 今の教育現場の状況では、先生なりたい人材が集まらないのではないかと大変心配です。先生の働きやすい環境のために、革新的な改善を文部科学省、政府の皆さんには強く望みたいですね。
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