天頂より少し下って の商品レビュー
特に気に入ったのは『夜のドライブ』。読みながらわたしも、「お母さん、お母さん」と、意味もなく、祈るように、何度もこころの中で呼び掛けてしまった。 それから、『エイコちゃんのしっぽ』。エイコちゃんみたいな子に、ちょっぴり憧れる。自分のほんとうの気持ちを確認する方法、実践してみよう。
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短編を読みたくて。全体的にふわふわしてどれもよかったが、泣いてしまったのは『夜のドライブ』。すでに親の老いを少しだけ感じているが、言葉になっていると共感、改めてこみ上げるものがあり、親を大切に大切にしようと思った。 母のお弁当とか、かわいすぎる。私なら運転中に食べさせてもらうだろ...
短編を読みたくて。全体的にふわふわしてどれもよかったが、泣いてしまったのは『夜のドライブ』。すでに親の老いを少しだけ感じているが、言葉になっていると共感、改めてこみ上げるものがあり、親を大切に大切にしようと思った。 母のお弁当とか、かわいすぎる。私なら運転中に食べさせてもらうだろう。たくさんの宿ごはんを食べれないから食べてって言われたり。あるある。夜のドライブに連れてってってまたまたかわいい。
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言葉の選び方、使い方が川上さんらしくていい。話もどこか不思議。だけど、登場人物の心の動きはリアル。さらっと読めて、でも心の奥をちょっと揺さぶられて。本を閉じるとそれらが跡形も消え去ってしまうような話。「ユモレスク」のイイダアユム。名前だけで想像力をかき立てられる。
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川上作品の恋愛観は独特な感じがします。私は『神様』のような、のほほんとした作品のほうがお気に入りです。
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7短編作品。 どれもさらっと読めるんですが、ニヤッとできたり、ほろりとしたり。 良い作品だと思います。 個人的に弱いのは「夜のドライブ」母親との一泊旅行の話。 あと「一美ちゃんのこと」と「エイコちゃんのしっぽ」はにやり系です。
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アンソロジー本のための短編を集めた本のようで、書かれたのは少し前のようですね。 どの話もわりと淡々としていて。もう少し起伏があったりドラマがあればいいのに!と思ったけど、そこが逆に良い読後感だったのかなと感じます。
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ちょっと不思議で、あり得ないようで、でももしかしてあったらいいな、という感じのお話しがいくつか。 7編の中で「夜のドライブ」だけは現実めいていて、現在葛藤中の自分は、なんだか後ろめたいような気がしている。
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なんだか絵を鑑賞したような感じ。表紙のせいかな。 ストーリーとしてや、はっきりとした台詞での印象ではなく もっとぼんやりとした全体的なイメージが残る感じというのか。 どれもちょっと不思議な話だったけど、日常の機微を感じて、そうなんだぁと相槌を打ちたくなる感じというのか。 宙ぶら...
なんだか絵を鑑賞したような感じ。表紙のせいかな。 ストーリーとしてや、はっきりとした台詞での印象ではなく もっとぼんやりとした全体的なイメージが残る感じというのか。 どれもちょっと不思議な話だったけど、日常の機微を感じて、そうなんだぁと相槌を打ちたくなる感じというのか。 宙ぶらりんの感じがなんかしみじみしたんだけど、なんとも具体的な感想が書きにくい。
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全体的に明るいトーンの短編集でした。 ナチュラルなポジティブさとユーモアで、 ありふれがちなテーマをこういった形で表現するのかーと、 毎度のことながら驚きと可笑しみが渦巻く中、 こっそりと行間に潜んだ感情交々に、しみじみじんわりとしてしまったのでした。
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嫌いじゃないけど特に何も残らない作品なんだよなぁ…。安定感があるのは認めるけど。カバー装画がパウル・クレーなのがpoint高い↑
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