天と地の守り人(第3部) の商品レビュー
三部作、一気読みしました。 面白かったです。 バルサの旅が終わってしまって少し残念な気もしますが、 普通の女性としての幸せな時間も過ごしてほしいとも思いました。
Posted by
どっぷりと世界観にはまり、読み終わった後、抜け殻のようになってしまった。すべての登場人物に歴史があり、本当にあった出来事のように読めた。この物語に出会えてよかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上橋菜穂子『天と地の守り人 第三部』新潮文庫、読了。シリーズ最終作の舞台はいよゝ新ヨゴ皇国。それまでばらばらのピースの如き挿話は、一筋の物語へと一気に収斂していく緊張感。読む終えるのが惜しかった。著者は「肯定を必死に考えて物語を紡いでいる」と言う。現状変革としての肯定の力に驚く。 上橋菜穂子さんは『天と地の守り人 第三部』新潮文庫、巻末の鼎談にて、「一言で伝えられないものをこそ、私たちは物語で書いている。そして、今、私たちは目の前に、生きる、ということの恐ろしい困難さを見てしまっている」と言う。紋切り型(アレント)が溢れる今だから、この言葉をかみしめたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チャグムの祖国、新ヨゴ王国へ向かう。 皇帝のたそがれ 戦 死をこえて 天をいく者、地をいく者 奔流きたる 若葉萌ゆ 青霧山脈のふもとの家 バルサはタンダの元へ帰って行く。
Posted by
守り人シリーズ、最後の三部作、完結編。 とうとう読み終わってしまった。 このシリーズを読むたびにいつも、長い旅に出ていたような気持ちがしていた。 その長い長い旅路が終わってしまった。 長編シリーズを読んだ後にいつも抱える読後感は、ふとしたきっかけで親しくなった人との別れに、と...
守り人シリーズ、最後の三部作、完結編。 とうとう読み終わってしまった。 このシリーズを読むたびにいつも、長い旅に出ていたような気持ちがしていた。 その長い長い旅路が終わってしまった。 長編シリーズを読んだ後にいつも抱える読後感は、ふとしたきっかけで親しくなった人との別れに、とてもよく似ている。 寂しさと、相手へのこれからの幸せを願う気持ち。 この先会えずとも、元気でいて欲しいという、静かな祈りだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ最終章。三部作を読了。これでバルサとチャグムの長い物語も幕を閉じた。 迫り来るタルシュ帝国に抵抗すべく、皇国を守るべくチャグムが命をかけて文字通り、大海原へ飛び込み、そして戦がついに始まる。 そのチャグムを追いかけるバルサ。ようやく二人が出会える再会シーンはグッと来る。 二人の旅は、第一シリーズを思い出させる。 この一連のシリーズは章ごとに、バルサ、チャグム、タンダ、トロガイ師、帝、そしてロタ、タルシュ、カンバルの国王や王子、将軍、密偵など、実に多くの登場人物の視点に切り替わって進んで行く。誰もが思惑を持っていて、人間味もある。100%の悪人が存在しない。だからこの物語はファンタジーなのにリアリティを何故か感じてしまうんだろうな。 あと、リアリティと言えば、この世界の食べ物や着物に独自のネーミングを付けてしまうとこもすごい。徹底している。毎回、物語の最初に、国ごとの登場人物と地図、そして言語の解説に頁が割かれているんだけど、これは助かる。何せものすごい数のキャラクターが出て来て、「誰だっけ?」って思ってしまうもんだから。 好きなシーンは沢山有るんだけど、チャグムが帰還して、父親である帝と二年ぶりに対峙するシーンは、息を飲んでしまう程の緊張感だ。 バルサがタンダの腕を切断するシーンもかなりのインパクト。(上橋さんは、いとこに医師がいるらしく、アドバイスをもらったらしい。) あとは何と言ってもラストシーン。シリーズの後半は終始、戦が続き、争い耐えない目まぐるしい展開が続いたが、ほわーっとするエンディング。良かったね、バルサ、タンダ。 バルサは本当にカッコいい女性。実際に戦うとめちゃめちゃ強いんだけど、その信念の強さに惹かれる。 そして、アニメ「精霊の守り人」も今また見返している。11歳のチャグム可愛い。。 このシリーズには、ドキドキさせられ、涙を誘われ、沢山夢ももらった。また数ヶ月後読みたくなると思う。今回は同僚に借りたので、大人買いしようと思います。
Posted by
どうやって終わりを迎えるかな・・・と思っていたけど,穏やかに終わってくれたと思う. 予想通りとか期待通りとかないけど,よかったと思う. どのファンタジー読んでも思うけど,やっぱりその後が気になる!
Posted by
シリーズの前作を読んでいないと理解できないところもあるが、全体的にRPGゲームのような世界観で映像が目に浮かぶ。 ファンタジー娯楽小説としては楽しめるが、深い示唆的なものはない。 が、楽しめる。
Posted by
2013.2.13読了。 シリーズ最終作。 ロタとカンバルの同盟軍を連れ、帰国したチャグムと神の国を信じている父王との訣別、そしてチャグムが新王になるまでの話。 バルサはタンダを戦場まで助けに行き、その後も一緒に暮らす。
Posted by
シリーズ一気に読んでしまった…。最後のこれが一番好き。チャグム、立派になって…なんて親みたいな気持ちで読んでしまった。
Posted by