有川浩脚本集 もう一つのシアター! の商品レビュー
「シアター!」のメンバーが実際に舞台で演じられた、という脚本。 地方都市の高校から学校公演に臨む『シアターフラッグ』のメンバー達。しかし、意気揚々と学校へ乗り込む彼らに思いも寄らぬトラブルが次々と降りかかり…!? ん~。舞台演劇に疎いので実際に演じられるとどういう感じになるの...
「シアター!」のメンバーが実際に舞台で演じられた、という脚本。 地方都市の高校から学校公演に臨む『シアターフラッグ』のメンバー達。しかし、意気揚々と学校へ乗り込む彼らに思いも寄らぬトラブルが次々と降りかかり…!? ん~。舞台演劇に疎いので実際に演じられるとどういう感じになるのかはちょっとよくわからないんですが。。。これでどのくらいの長さの演劇になるんでしょうね? そういった舞台演劇ならではの設定というか演出みたいなのもあって、実際に舞台を見た人とかだと楽しみも倍増・・・なのかもしれません。 そうじゃない自分からすると・・・まあ普通の中編小説くらいでしょうか。これまでの「シアター!」を読んでいる人ならその続きとして楽しめるんじゃないかと思うけど、完全に初めての人はどうなんだろうね?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シアター舞台版、ト書きの脚本集。 原作にはない設定が盛り込まれたり 豪華キャスト(大和田伸也さんとか)による演出! 実際Theater劇団子の舞台を見たら面白かっただろうな。 沢城みゆき姉さま演じる羽田千歳、気になりますなあ(笑) この本の魅力は「註」だろう。 舞台裏のこぼれ話を拾ってくれている。 これ見ると、絶対舞台鑑賞してから本読むと面白さ倍増しただろうに、と嘆きたくなる。 それは、さておき。 註を読んで、こんなところにフラグ立つんだ、 つまりは観客はこんなシーンで笑うんだとか、役者は一言の台詞にこんな解釈をするんだとか、 新たな発見をし、とても勉強になった。 この脚本、もうひとつ面白いのはストーリー。 個人的に声をあげそうになったのは清田祐希の登場。 まさかの三匹のおっさんとのコラボ(笑) 祐希くんのキャラを忠実に守る脚本だったのでリアリティー(笑)があった。 ゴミを生身の人間が演じるという面でも笑った。 二枚目小宮山と大阪弁のゆかり。 この二人の演技、特に捨てられた お金を譲り合う?シーンは笑えた。 舞台なら映えるだろうなあ(笑) 全体的に見て楽しい作品だったと思う。 ただ本として評価をつけるには、難しい代物だった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
予想以上に面白かった。 シアターを実際に観たことはないけど、 読んでいるだけで劇場にいるような感覚。 一緒に笑って一緒に泣けた。 元々、大人計画やウーマンリブが好きで、 劇団にも興味は持っていたけれど、舞台というのがますます好きになった。 そして「シアター!」も「シアター!2」も「もう一つのシアター!」も 最高に面白い、素敵な作品だなと改めて感激。 有川さんのこういう作品、もうホンットに大好きだなぁ…。
Posted by
脚本は初めて読んだのですが、さらっと読めました。 有川先生だからですかね? そして今回も司兄ちゃんがかっこよくてかっこよくてたまらなかった…!キャストの方の役の広げ方が書かれてる注釈もすごく面白かったです。 確かに司さんはそうだろう、うん、なるほど。と納得しながら読んでました。...
脚本は初めて読んだのですが、さらっと読めました。 有川先生だからですかね? そして今回も司兄ちゃんがかっこよくてかっこよくてたまらなかった…!キャストの方の役の広げ方が書かれてる注釈もすごく面白かったです。 確かに司さんはそうだろう、うん、なるほど。と納得しながら読んでました。 舞台が見たくなりました。 すごいんだろうなぁ… 司と千歳がかわいくて仕方がない。 相変わらず引っ付くまでじりじりさせてくれる…(笑)
Posted by
ドリカムの懐かしい歌じゃないけど、 とにかく、「うれしい!たのしい!大好き!」 脚本という性質上、最小限のト書きの他は 全てがセリフで構成されているので、 キャラクターの造形が「これでもか!」というほど際立っていて もう、細かいやりとりから、笑いっぱなしでした。 特に、「シア...
ドリカムの懐かしい歌じゃないけど、 とにかく、「うれしい!たのしい!大好き!」 脚本という性質上、最小限のト書きの他は 全てがセリフで構成されているので、 キャラクターの造形が「これでもか!」というほど際立っていて もう、細かいやりとりから、笑いっぱなしでした。 特に、「シアター!2」で衝撃の2次元萌えをカミングアウトした茅原の さらに磨きがかかった変人ぶり! 途中、かなりあたふたする田沼先生を、大和田伸也さんが あの太くて低い美声で演じていると思うと それだけで笑いのツボが刺激されてしまう♪ 70か所にもわたる有川さんの註が、また贅沢で 役の気持ちになりきった役者さんの意見で、原作者である有川さんが 「参りました!」とばかりにセリフを素直に変えた経緯や 数行しかセリフのない役のために、驚きのキャラ設定を作りこんでくる 新人俳優さんに感激する様子や 小説なら静かな感動を呼ぶシーンのはずが、 舞台だと、客席から予期せぬ笑いが炸裂して呆気にとられる有様が とても率直に語られていて、註だけでも十分楽しめてしまいます。 本だけでも楽しいけど、どうせなら舞台を見たかったな~! 再演してくれないかしら。。。
Posted by
このシリーズ好きだけど、この舞台は見たい! 読んでるだけで、舞台が浮かんできます ああ、DVDでもいいけど、やっぱ舞台、見たい!
Posted by
実際に上演された舞台の脚本集。 すっかりハマった「シアター!」シリーズ。 私はもちろん司派です。 でもスズと茅原のやりとりも好きです。 人間って、自分のためにはあまり頑張らないと思うんですよ。人のためだから頑張れる。
Posted by
小説「シアター!」「シアター!2」で見事にシアターフラッグにハマってしまい(笑)、こちらにも手を伸ばしてみた。 「シアター!」のスピンオフでありながら、本当の舞台で演じられたものの脚本。形式もそれに準じているので、読んだことがない人は少し戸惑うかもしれない。 有川さんご本人も舞台...
小説「シアター!」「シアター!2」で見事にシアターフラッグにハマってしまい(笑)、こちらにも手を伸ばしてみた。 「シアター!」のスピンオフでありながら、本当の舞台で演じられたものの脚本。形式もそれに準じているので、読んだことがない人は少し戸惑うかもしれない。 有川さんご本人も舞台や練習に立ち会われていて、 そこで感じられたことが【註】として書き加えられているのも面白い。 本編を知らない人でも把握できるよう最初に設定説明が入っているが、本編を読んでおいたほうがキャラ立ちがしっかりしていて面白いと思う。 舞台でこれを見たら(アドリブなんかもあるかもしれないし)また格別なんだろうなぁ。
Posted by
3部作の完結編、かと思ったら、実際の舞台に進出とは しかもオリジナルストーリで♪ ホントにスゴいな~この人はw 番外編だけど、やっぱりオモシロさは健在♪ 大和田さんの演技が、観てないのに目に浮かんでくるw 電車の中で読んでるのに笑いが込み上げてきて困るw DVD出てるんで...
3部作の完結編、かと思ったら、実際の舞台に進出とは しかもオリジナルストーリで♪ ホントにスゴいな~この人はw 番外編だけど、やっぱりオモシロさは健在♪ 大和田さんの演技が、観てないのに目に浮かんでくるw 電車の中で読んでるのに笑いが込み上げてきて困るw DVD出てるんですね~ 欲しいな~♪ ビンボーだから買えないけどw しかし、映画・TVドラマ等よりも、どうしても漫画かアニメにこそ最も適しているような展開・舞台・キャラ設定という気がしてならないので、そっちでの映像化というのを期待したいかな? もちろん、3部作+この番外編の全てを完全映像化、という方向で♪
Posted by
2012-47 脚本集だからかキャラクターが動いている姿が目に浮かんで面白かった。 註釈が裏話みたいで良かった。
Posted by