マイ仏教 の商品レビュー
はじめてみうらじゅん氏の本を読んだ。 なんて品のある文章。 なんて品のある生き方。 でもきっと、本人はこう言われることを望んでいるわけではないんだろうなぁ。 「楽しそうでいる」ことが仕事って苦しいことだと思う。 それを驚異的なバランス感覚で成し遂げているのは、流石としか言いようが...
はじめてみうらじゅん氏の本を読んだ。 なんて品のある文章。 なんて品のある生き方。 でもきっと、本人はこう言われることを望んでいるわけではないんだろうなぁ。 「楽しそうでいる」ことが仕事って苦しいことだと思う。 それを驚異的なバランス感覚で成し遂げているのは、流石としか言いようがない。
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信仰からでなく仏像に「クる」ものを感じて、ハマってしまったみうら少年。ロックや美大に触れて、ちょっとずつ方向転換をしつつ、あいかわらずの独自視点で見ている。「比較3原則」(他人、親、自分の過去と今の自分を比較して絶望しないこと)、日本に本当に信仰が広まらないのは、「小銭で願が叶う...
信仰からでなく仏像に「クる」ものを感じて、ハマってしまったみうら少年。ロックや美大に触れて、ちょっとずつ方向転換をしつつ、あいかわらずの独自視点で見ている。「比較3原則」(他人、親、自分の過去と今の自分を比較して絶望しないこと)、日本に本当に信仰が広まらないのは、「小銭で願が叶う」「無料で願が叶う」 「フリーコンサート」扱いしているからだ、というのが印象的だった。ま、私はイマジン(無神論者)ですが。
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脱力してしまうような奇妙な笑いの「みうら節」は健在ではあるけれど、もう少し数がほしかった。ちょい真面目すぎたイメージ。
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もともとMJは大ファンだけれども、 彼の過去と未来なんて気にかけたことなどなかった。 なぜなら、常に彼の"今"が好きだから。 ところがどっこい。 この本は彼のレキシが盛りだくさんで読んだことに後悔した。 なぜなら、ますます彼のトリコになるから。 特に印象的...
もともとMJは大ファンだけれども、 彼の過去と未来なんて気にかけたことなどなかった。 なぜなら、常に彼の"今"が好きだから。 ところがどっこい。 この本は彼のレキシが盛りだくさんで読んだことに後悔した。 なぜなら、ますます彼のトリコになるから。 特に印象的だったのは 「自分探し」よりも「自分なくし」。 これこそが生きる上での心構えと提唱。 これは腑に落ちた。 恋に落ちた。 ダイヤル回して手を止めた。 自分探しなんてたどり着けないとずっと思っていた私にとって「自分なくし」という言葉が心をまたひとつ軽くして行く。 仏教などの宗教に関することや 哲学や心理学や物理学の話になると人は得てしてオカルトな方向になりがちだ。 かくいう私もそう解釈されることがある。 最後は「信じる信じない」の意見が飛び交うめんどくさい状態になりかねない。 そこは彼の文豪のなせる技で、 オカルトな方向ではなく、人間味ある、趣ある表現で噛み砕いていく。 時々読み返したくなる本がまたひとつふえた。
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知人に勧められて読んでみた。 文字も大きいし、優しい文章で書かれているので、とっても読みやすく、あっという間に読了。 この本は、手元に置いておかないとならないなと、思った。 対人間との付き合いの中で出くわす色々な場面で、自分が日々思うことがある。 わかっちゃいるけど、それで...
知人に勧められて読んでみた。 文字も大きいし、優しい文章で書かれているので、とっても読みやすく、あっという間に読了。 この本は、手元に置いておかないとならないなと、思った。 対人間との付き合いの中で出くわす色々な場面で、自分が日々思うことがある。 わかっちゃいるけど、それでやさぐれることもある。悶々とすることもある。 そんなときに、自分の中で、なんとなくぼんやり考えているけど、形にならなかったものが、本書の中には、書いてあった。 なんか、 「みつけた」 って感じです。
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図書館で借りてきた本だが、これはいつか買わねばならぬ本だった。 みうらさんが語るマイ仏教は優しい。そして、気高い。それは、みうらさんが仏教の思想を通して培ってきた、いかに、生きることを光り輝くものとしようと修行してきたか、を示すものだと思う。 後ろメタファー、僕滅運動、比較三原則...
図書館で借りてきた本だが、これはいつか買わねばならぬ本だった。 みうらさんが語るマイ仏教は優しい。そして、気高い。それは、みうらさんが仏教の思想を通して培ってきた、いかに、生きることを光り輝くものとしようと修行してきたか、を示すものだと思う。 後ろメタファー、僕滅運動、比較三原則などいかにもみうらさんらしい造語が入り乱れるのも、またたのし。世界平和は難しいけど、周囲の平和を目指してグレイト余生を生きていく。 なんだろう、とても優しい気持ちになれる本だった。
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みうらじゅんモードな仏教解説本。 ちょうど仏教の入門書といった易しい本が読みたかった ところにこの本を知り、読んでみると、わかりやすいの と同時に面白い。こんな面白さを含んだ仏教の本は他に ないのでは。さすがはMJ。それにしても、仏像が小学生 の頃からすきで、お坊さんになりたかっ...
みうらじゅんモードな仏教解説本。 ちょうど仏教の入門書といった易しい本が読みたかった ところにこの本を知り、読んでみると、わかりやすいの と同時に面白い。こんな面白さを含んだ仏教の本は他に ないのでは。さすがはMJ。それにしても、仏像が小学生 の頃からすきで、お坊さんになりたかったというのだから 年季がはいっている。教えの例えがいちいち笑える。
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週末、新幹線で自宅に帰る前に東京駅構内の本屋で見つけたみうらじゅんの本。みうらじゅんは、言わずと知れた仏像好き。本書の中でも、幼いころから怪獣と同じように仏像が好きだったと書いてある。 中学生のころは寺の住職になりたくて、『月間住職』という雑誌を講読していたらしい。・・・って、...
週末、新幹線で自宅に帰る前に東京駅構内の本屋で見つけたみうらじゅんの本。みうらじゅんは、言わずと知れた仏像好き。本書の中でも、幼いころから怪獣と同じように仏像が好きだったと書いてある。 中学生のころは寺の住職になりたくて、『月間住職』という雑誌を講読していたらしい。・・・って、そんな雑誌なんてあるの?(笑)。ちなみに、すでに廃刊になっているらしいけど。 また、そのころ仏像スクラップをしていたらしいが、本書に掲載されているスクラップの写真をみると、かなり気合が入っていることが分かる。本当に好きだったんだろうな。 それにしても、独特のユーモア感に思わず笑ってしまう。中学高校時代は、仏教系の男子校に通ったらしいが、キリスト教系の学校をミッション系というのに対し、仏教系の学校をシャクソン(釈尊)系と勝手に呼ぶ。ジョン・レノンがイマジンを発表したとき、明らかに般若心経の影響を受けていると確信したり。どうしても欲しくて買ってもらった安物の仏像。それを落としてしまい、粉々になるのを見て諸行無常を感じる。流石です、みうらさん。(笑) だけど、そんなユーモアの中に、やはり仏教に影響を受けてながら青春時代をすごし、悩み、そして社会人となっていったみうらさんなりの仏教観も綴られている。思春期特有の「自分病」を経験することで、「自分探し」ではなく「自分なくし」という修行をしようという。これを「”僕”滅運動」と言ってみる。「後ろめたさ」という感情を象徴する「後ろメタファー」を否定せず「創作の母」という。非核三原則ともじって、「比較三原則」という。その内容は、「他人」「過去」「親」と自分を比較してはいけないこと。 なんだか不真面目そうな表現も、みうらさんの人柄によって納得させられるような気がする。そんなホッとする本でした。
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著者の仏教との関わりをメインに書いてある本。 なんだかとっつきにくいイメージの仏教を身近にかんじることができた。
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内容とは関係ないけど、マイブームって彼発祥だったんだ、ってのがある意味一番の発見でした。あとはだいたい、あえて仏教にかこつけなくても、って感じの人生訓でした。流し読みしたから細かいことは言えんけど。
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