福島原発メルトダウン の商品レビュー
〝平和利用〟の名のもとに始まった原子力発電所が、スリ-マイル島(1979)、チェルノブイリ(1986)の原発事故以来、人類の安全を脅かす危険な代替エネルギ-だとして警告を発し続けてきた著者が、福島第一原発のメルトダウン(2011)による惨状を目にして緊急出版された衝撃の書。大地...
〝平和利用〟の名のもとに始まった原子力発電所が、スリ-マイル島(1979)、チェルノブイリ(1986)の原発事故以来、人類の安全を脅かす危険な代替エネルギ-だとして警告を発し続けてきた著者が、福島第一原発のメルトダウン(2011)による惨状を目にして緊急出版された衝撃の書。大地震と津波の同時発生を想定してこなかった東京電力、政府の傲慢さ、「想定外」と言い逃れる原発推進派の原子力安全委員会、東海沖地震予測と「浜岡原発」破局の恐怖など、〝流言蜚語〟と謗られながら「全原発の即刻停止!」を訴える。
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一連の原発、エネルギー関連の本を読む中、 手をとってみた1冊です。 書かれている内容は他とも被っているので これといって収穫なし。。 最初にこれを読めば得るものもあったでしょうが・・
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新聞やニュースの情報を 何の疑いもなく、受身で聞いている人たち 全員に読んでほしい。 子どもを守れるのは、大人しかいない。 「三十歳以下の人、とくに若い世代、幼児、妊婦や若い女性は 約二百五十キロメートルを最低限の退避圏として、 できるだけ福島第一原発から遠いと...
新聞やニュースの情報を 何の疑いもなく、受身で聞いている人たち 全員に読んでほしい。 子どもを守れるのは、大人しかいない。 「三十歳以下の人、とくに若い世代、幼児、妊婦や若い女性は 約二百五十キロメートルを最低限の退避圏として、 できるだけ福島第一原発から遠いところへ 恒久的な移住を考えて逃げる。 避難地は西日本のほうが、年間の風向きから考えて 長期的な安全性は高いであろう。」 ※うちは、将来のことを考え 仙台から広島へ避難しました。
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(2014.03.05読了)(2013.01.23購入) 【東日本大震災】 東日本大震災に伴う福島原発事故が起こった後の一か月半ぐらいの間に書かれて、出版されたものです。新聞社系の出版社ならではの速さかも知れません。 三年経ってやっと読んでいます。政府の発表は、パニックを起こさせ...
(2014.03.05読了)(2013.01.23購入) 【東日本大震災】 東日本大震災に伴う福島原発事故が起こった後の一か月半ぐらいの間に書かれて、出版されたものです。新聞社系の出版社ならではの速さかも知れません。 三年経ってやっと読んでいます。政府の発表は、パニックを起こさせないようにという配慮からか、常に、そんなに大したことはおこっていない、健康にすぐ影響するようなことはない、といった感じで、あまり心配するようなことではないといった感じでした。 とはいえ、消防隊による放水とか、自衛隊ヘリコプターによる上空からの散水とかが行われたし、建屋の爆発などもあったわけだから、それなりに大変な事態が起こっていそうな感じは受けていました。 東京都の水道水から基準値以上のヨウ素?が検出され、子どもには飲ませないように、ということもあったので、原子炉建屋の爆発の際に放射性物質が大気中に結構放出されたらしいこともわかりました。 西欧の国々の大使館からは、自国民の人たちに、東北・関東から離れるようにという通達が出たということに対しては、なんとおおげさな、と思ったりしたのですが、あながち大げさなことでもなかったことが、後で明らかになりました。 この本を読むと、日本の原子力の専門家たちは、原子力のことをわかっていないのに、専門家と称している、原発建設の認可の申請の際には、ひとつながりの活断層がいくつかに分断されているかのように認定してくれる専門家がいるとかがわかります。 安心・安全をいい続けてきた原発が、危険なものであることが分かったわけですが、電力不足による経済への影響が懸念されるとかの政府の言い分に脅されて、原発の再稼働もやむを得ないかの世論が大勢を占めています。 広瀬さんによれば、火力・水力で十分まかなえるとのことです。現に、原発なしで、現在問題なく、電力が供給されています。 【目次】 序章 原発震災がまた襲って来る 第一部 福島第一原発事故の「真相」 第一章 津波に暴かれた人災 第二章 東電・メディアに隠された真実 第三章 放射能との長期戦 第二部 原発震災、ここで阻止せよ 第四章 巨大地震の激動期に入った日本 第五章 「浜岡原発」破局の恐怖 第六章 活断層におびえる「原発列島」 終章 完全崩壊した日本の原子力政策 ☆関連図書(既読) 「恐怖の2時間18分」柳田邦男著、文春文庫、1986.05.25 「食卓にあがった死の灰」高木仁三郎・渡辺美紀子著、講談社現代新書、1990.02.20 「チェルノブイリ報告」広河隆一著、岩波新書、1991.04.19 「ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間」菅谷昭著、ポプラ社、2001.05. 「いのちと放射能」柳澤桂子著、ちくま文庫、2007.09.10 「原発と日本の未来」吉岡斉著、岩波ブックレット、2011.02.08 「原発労働記」堀江邦夫著、講談社文庫、2011.05.13 「緊急解説!福島第一原発事故と放射線」水野倫之・山崎淑行・藤原淳登著、NHK出版新書、2011.06.10 「津波と原発」佐野眞一著、講談社、2011.06.18 「原発社会からの離脱」宮台真司・飯田哲也著、講談社現代新書、2011.06.20 「福島 原発と人びと」広河隆一著、岩波新書、2011.08.19 「福島の原発事故をめぐって」山本義隆著、みすず書房、2011.08.25 「「想定外」の罠-大震災と原発」柳田邦男著、文藝春秋、2011.09.15 「福島第一原発潜入記」山岡俊介著、双葉社、2011.10.02 「日本人は原発とどうつきあうべきか」田原総一朗著、PHP研究所、2012.01.12 「官邸から見た原発事故の真実」田坂広志著、光文社新書、2012.01.20 「飯舘村は負けない」千葉悦子・松野光伸著、岩波新書、2012.03.22 「これから100年放射能と付き合うために」菅谷昭著、亜紀書房、2012.03.30 「闘う市長」桜井勝延・開沼博著、徳間書店、2012.03.31 「死の淵を見た男」門田隆将著、PHP研究所、2012.12.04 (2014年3月13日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 福島第一原発の惨状は目を覆わんばかりだ。原発震災を招いた原因は何なのか。「次」を防ぐ策はあるのか。「揺れも津波も想定外」とする東電幹部や識者たち。しかし、時がたつにつれ「事故は人災」との指摘が強まっている。折しも列島は「地震激動期」に突入した。日本を救うために、原発震災の危険性をいち早く指摘していた著者が、「全原発を即、止めよ」と緊急警告する。
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おそらく綿密な取材、調査に基づいて書かれているのだろうけど、ひたすら否定に告ぐ否定で、読んでて疲れる。ある対象を非難したい場合、そのメリットも吟味しつつ、反論を展開する方が有効な場合が多いと思うけど、この中ではそういう論調は取られていない。結局のところ一番心に残ったのは、“口を閉...
おそらく綿密な取材、調査に基づいて書かれているのだろうけど、ひたすら否定に告ぐ否定で、読んでて疲れる。ある対象を非難したい場合、そのメリットも吟味しつつ、反論を展開する方が有効な場合が多いと思うけど、この中ではそういう論調は取られていない。結局のところ一番心に残ったのは、“口を閉ざすことになる”とか何回も言っときながら、開いてるやん、っていう部分だった。
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自宅本棚にあったので参考程度に読み始めたのだけど、続きを読むのが怖くなってしまうほどだった。原発内の仕組みなど素人でもわかりやすく説明。なんとも脆弱な作り・・ なぜ原発事故が起こってしまったのかよくわかった。 この情報がすべてだとは思わないけれども、使用済み核燃料の置き場の限界な...
自宅本棚にあったので参考程度に読み始めたのだけど、続きを読むのが怖くなってしまうほどだった。原発内の仕組みなど素人でもわかりやすく説明。なんとも脆弱な作り・・ なぜ原発事故が起こってしまったのかよくわかった。 この情報がすべてだとは思わないけれども、使用済み核燃料の置き場の限界などこの先の日本にとても不安。 地震の国なのに海沿いにばかりに原発があることがとても恐ろしい。
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原発について知りたくてこの本を読みました。 楽観的な発言のあとに重大なこと報告する政府と東電。信じるに値しないことを感じた。
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フクシマ原発事故の原因や原子力発電のシステム、日本における地震リスクなど基本的なことが理解できる。 ただ、感想としては、少し説教臭すぎてだれるのが残念なところ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
福島原発の問題を原発反対の立場で長らく訴えてきた広瀬氏の著書。福島原発で、事故当時、事故経過から数ヶ月何が起きていて、何が問題だったのか、改めて読むと恐ろしさと、腹立たしさが募ります。
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なぜ浜岡原発は危険な土地に建設されたのか。1972年に建設が始まり、翌年に地球科学者の杉村新氏が「日本付近におけるプレートの限界」を発表し、伊豆半島周辺な大規模な地殻変動をプレートテクトニクスの観点から明らかにした。しかし、原発計画は見直されず。
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