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雨の日のアイリス の商品レビュー

4.2

46件のお客様レビュー

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2022/08/19

雨の日のアイリスの意味が良かった。 スクラップシーンが良かった。 日常からの絶望の描写が引き込まれた。 一巻でまとまりがあって良かった。 この作者の似たタイトルの作品にも興味が出た。

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2022/04/18

読み出した途端自分の中に電流が流れるかのごとく衝撃的に面白かった。時間が経つのも忘れるくらい読み進んでしまった。

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2020/09/24

ロボットの残骸から取り出した記憶のデータの物語。幸せな家政婦ロボットが何故このような姿になったのか。 SFとして読むとロボットの設定などに疑問もわきますが、これは心を持ったロボットの悲哀と喜びを読むものでしょう。 アイリスのひたむきさに心打たれます。

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2019/12/07

ロボットに特別興味があったわけではないが、評判が良かったので読んでみたらとても楽しめた。 幸せでコミカルな日常が描かれるのは序盤だけで、主人公にとってはこの世の地獄とも言うべき状況に叩き落とされる。そこからどう再起していくのか、という内容の話。必ずしもロボットである必要があるのか...

ロボットに特別興味があったわけではないが、評判が良かったので読んでみたらとても楽しめた。 幸せでコミカルな日常が描かれるのは序盤だけで、主人公にとってはこの世の地獄とも言うべき状況に叩き落とされる。そこからどう再起していくのか、という内容の話。必ずしもロボットである必要があるのか、と言われると正直微妙だが、全体的に面白かったのであまり気にならなかった。 悲しい展開も多いが、救いがあったので読後感も良かった。

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2019/08/18

ロボットを中心にした物語。 家政婦ロボットとして幸せな毎日を過ごす中、主人が亡くなります。 その中で、人間との違い、道具として扱われる現実を直面します。 ロボットと人間の間に揺れる中で、主人公アイリスは自身の思いを抱えていくのです。 その先にある風景が美しい作品です。

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2018/12/09

いかにもな青春時代の冒険小説 電撃文庫にはこの手のがすごくたくさんある気がする その面ではとてもそつなく良く出来ていてさすがな感じだが ライトノベル的な引きはやや弱いかも 『ヴァーチャルガール』を電撃文庫で出すとどうなるのだろう

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2017/09/06

家庭用ロボットのアイリス・レイン・アンヴレラは、ロボット研究で有名なウェンディ・フォウ・アンヴレラ博士のもとで幸せな日々を送っていました。ところが、博士の突然の死によって、彼女の運命は一変します。解体されて美少女の姿から無骨な労働用ロボットの姿に代えられてしまった彼女は、毎日作業...

家庭用ロボットのアイリス・レイン・アンヴレラは、ロボット研究で有名なウェンディ・フォウ・アンヴレラ博士のもとで幸せな日々を送っていました。ところが、博士の突然の死によって、彼女の運命は一変します。解体されて美少女の姿から無骨な労働用ロボットの姿に代えられてしまった彼女は、毎日作業現場で過酷な労働に従事させられます。そこには、かつて博士との間にあったような心の交流はなく、ただ人間の命令に従うだけの毎日が待っていました。 そんな作業現場で、アイリスは奇妙な2体のロボットの交流を目にします。彼らは、少女の姿をしたリリス・サンライトと、軍事用ロボットのボルコフ・ガロッシュでした。人間たちの目を欺いて夜中に起動した彼らは、『三流魔人ウェザー・ダーク』という本を読み進める「真夜中の読書会」を開催していました。そしてアイリスも、彼らの仲間に加わることになります。しかし、ここで働く作業用ロボットたちがスクラップに出されることが判明し、アイリスはリリスやボルコフとともに脱出する作戦を実行に移すことになります。 ロボットの「心」に焦点を当てた、ライトノベルらしい王道のテーマを真正面から扱った作品です。真夜中の読書会でアイリスたちが「心」や「生きること」について考える場面が印象的でした。

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2017/03/15

そのロボットが愛されようが愛されまいが、見た目がいくら人類に似ていようがロボットに対する偏見は消えないのが悲しい。 アイリスの想いとは裏腹に彼女を取り巻く環境は悪化していくのが読んでて辛かった。 あんなにひどい目に遭っているのに、いつでも笑顔を絶やさずにニコニコへらへらしているよ...

そのロボットが愛されようが愛されまいが、見た目がいくら人類に似ていようがロボットに対する偏見は消えないのが悲しい。 アイリスの想いとは裏腹に彼女を取り巻く環境は悪化していくのが読んでて辛かった。 あんなにひどい目に遭っているのに、いつでも笑顔を絶やさずにニコニコへらへらしているような様子は可哀そうを通り越して痛々しい。 最後は都合がよすぎる気がしないでもないが、救われて良かった。 今回の場合、ロボットの反乱は人間からの見方であって、ロボットからすれば当然の権利を主張しているだけだと思うと、ロボットと人間の共生も人間のエゴでしかないような気がしてくる。 フランケンシュタインコンプレックスも人間が上位にいることが前提の考え方だと思うし…。 そういえば、アイリスの見た目からして、恐怖の谷は越えているということだと思うが、その技術力はすごいと思う。

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2017/03/11

個人的点数: 78点 アイリスと呼ばれる家政婦ロボットの話。 泣けるライトノベルで検索するとよく見かける今作品。 結論から言うと泣くことはありませんでしたが感動的で良い作品でした。 序盤はほのぼの、中盤は暗く、終盤はドキドキと全体を通して飽きずに読むことができました。 ...

個人的点数: 78点 アイリスと呼ばれる家政婦ロボットの話。 泣けるライトノベルで検索するとよく見かける今作品。 結論から言うと泣くことはありませんでしたが感動的で良い作品でした。 序盤はほのぼの、中盤は暗く、終盤はドキドキと全体を通して飽きずに読むことができました。 主人公のアイリスはロボットでほかにもロボットは出てくるのですがアイリス含め非常に人間味があふれるというかまったくロボットぽくなかったのが印象的でした。 ただ、先の展開が読みやすいとは感じました。 どんでん返しがなく、こうなるのかなーと思った展開になっていくので驚きはあまりありませんでした。 2017.3.11  読了

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2015/08/26

幸せな冒頭から始まり、このまま博士との日常が綴られて欲しかった。でも、博士が亡くなり、アイリスがひたすら不幸のドン底に堕ちていくのが読んでいて辛い。 辛いけどその中で他のロボットと知り合い、ささやかな楽しみを見つけ、必死に生きていく姿が少しホッとする。 終わり方は、ちょっと都合が...

幸せな冒頭から始まり、このまま博士との日常が綴られて欲しかった。でも、博士が亡くなり、アイリスがひたすら不幸のドン底に堕ちていくのが読んでいて辛い。 辛いけどその中で他のロボットと知り合い、ささやかな楽しみを見つけ、必死に生きていく姿が少しホッとする。 終わり方は、ちょっと都合が良すぎる気もしたが、こうでなければ納得がいかないから、まあ良しかな。 女神の像の下で終わっていても良かったかもしれないが、それだと非常に後味の悪い話になっていただろう。

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