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こうふくあかの の商品レビュー

3.3

67件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

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2024/09/17

ダヴィンチで新日の語りを読んでいて好きなのは知っている。目に浮かぶ描写に解説に本当に好きなんだな、あと同時進行でみどりを描いてることも、両方がより引き立つ結果になったんだなぁと思った。アムンゼンが誰かは最初で予想しようとしたが結果ラストまで分からず、声が出たから、国子の子供かい、...

ダヴィンチで新日の語りを読んでいて好きなのは知っている。目に浮かぶ描写に解説に本当に好きなんだな、あと同時進行でみどりを描いてることも、両方がより引き立つ結果になったんだなぁと思った。アムンゼンが誰かは最初で予想しようとしたが結果ラストまで分からず、声が出たから、国子の子供かい、途中で両親は離婚とあるのでそうなんだね、あの男は自分を演じた小心者の釜瓦なんだ。サラバも長編だが読み応えある

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2024/08/18

「かっこいいよ」がいいなと思った 強さとはなにか、かっこいい人生を考えさせられた こうふくみどりのを読んでからまた振り返りたい

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2024/04/22

『こうふくあかの』— 複雑な人生を紡ぐ、愛と再生の物語 西加奈子氏の『こうふくあかの』は、個々の感情と運命を細やかに綾なす作品であり、家族や自己認識のテーマを掘り下げています。本作は、中間管理職の男性と、プロレス界の無敵の王者アムンゼン・スコットという二つの異なるストーリーを交...

『こうふくあかの』— 複雑な人生を紡ぐ、愛と再生の物語 西加奈子氏の『こうふくあかの』は、個々の感情と運命を細やかに綾なす作品であり、家族や自己認識のテーマを掘り下げています。本作は、中間管理職の男性と、プロレス界の無敵の王者アムンゼン・スコットという二つの異なるストーリーを交互に描いており、それぞれの物語が読者に強烈な印象を与えます。 物語の一方では、39歳の調査会社の中間管理職が主人公で、彼の妻が別の男性の子を宿すという衝撃的な出来事から始まります。彼の内面の葛藤や逃避行が繊細に描かれており、読者に深い共感を呼びます。彼の成長と変化は、特に妻の出産とその後の家族との絆の再構築を通じて感動的に描かれています。 一方で、プロレス団体のチャンピオン、アムンゼン・スコットの物語は、彼の競争の世界での挑戦と対立を背景に、彼の強さと脆さを掘り下げています。彼の戦いは、文字通りと比喩的に、彼自身のアイデンティティと人生の目的についての深い自己探求を表しています。 西氏はこれらのキャラクターたちの心理的な複雑さを鮮やかに描き出し、彼らの苦悩や喜びをリアルに伝えています。特に、主人公の内面の変化と成長が、生きる希望と再生の美しいメッセージを提供しています。 『こうふくあかの』は、西加奈子氏の卓越した文才が光る作品で、人間関係の複雑さと生の多様性を見事に表現しています。この小説は、登場人物たちの心の動きを通じて、読者自身の感情や経験に深く訴えかける一冊です。生きることの困難と美しさを同時に描き出し、最後には読者に希望と癒しを提供します。

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2024/03/12

生き辛そうで不器用な姿が めちゃめちゃ共感できると共に まあそれでもいいやって思うし むしろ人間らしくて愛おしくなるような なんかそいうことを思った

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2023/06/10

みどりのに続いて読んでみた。 どちらにもアントニオ猪木が登場し、こちらではプロレスラーも出てくるのだが、こちらはさらに理解が難しい。 男と女の違いなのか、人生経験の少なさなのか。

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2023/05/29

生命力の強さが感じられた作品でした。 主人公の取り巻く世界とプロレスラーの話と境遇は違うけれど似通って並行していて楽しく読めた。

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2022/08/11

西加奈子さんの作品を立て続けに4冊読んだ。一人の作者に傾倒することはよくあるが、いつもとは違う惹かれ方と感じる。エロスやグロテスクな表現がオヴラートを介さずにストレートだからすんなり入ってくるのだろうか?こうふくのみどりのに続き2つの物語が交互に描かれているが違和感がなく、ラスト...

西加奈子さんの作品を立て続けに4冊読んだ。一人の作者に傾倒することはよくあるが、いつもとは違う惹かれ方と感じる。エロスやグロテスクな表現がオヴラートを介さずにストレートだからすんなり入ってくるのだろうか?こうふくのみどりのに続き2つの物語が交互に描かれているが違和感がなく、ラストの着地もgood!

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2022/07/09

『こうふく みどりの』を読んでからこちらを読んでほしい。 無敵のプロレスラー、アムンゼン・スコットの出自や下積み時代と、アムンゼンを倒す新人サミー・サムの数奇な人生の巡り合わせの設定が素晴らしい。 主人公の靖男の人生はどうなってしまうのだろうと途中心配したけれど、小説終盤では血の...

『こうふく みどりの』を読んでからこちらを読んでほしい。 無敵のプロレスラー、アムンゼン・スコットの出自や下積み時代と、アムンゼンを倒す新人サミー・サムの数奇な人生の巡り合わせの設定が素晴らしい。 主人公の靖男の人生はどうなってしまうのだろうと途中心配したけれど、小説終盤では血の繋がっていない息子を自分の息子として誇りにしていて、靖男も希望を得たようで安心した。

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2022/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分を 再構築する物語 自分が自分でなくなって それから もう一度 世界との境界を引き直す あと すこし なまなましい

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2021/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでいる最中は「普通かな」と思ったが、ラストと作者のあとがきがいい!2007年と2039年の二つのストーリーのつながりに感づくことができる人には全く違った景色が見えるのだろう。後先になるが、「こうふく みどり」も読もうと思う。

Posted byブクログ