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殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー

3.3

818件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    234

  3. 3つ

    294

  4. 2つ

    118

  5. 1つ

    22

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2023/03/04

フジコの心が闇に染まっていく様が興味深い。 この作品で真里幸子さんに興味を持ったほど。 ただし、好き嫌いがハッキリ分かれる作品。

Posted byブクログ

2023/02/27

読書メーターより。2019.6.21読了。 不幸の連鎖を繰り返すフジコを見ていて、こころがぐっと苦しくなる。 『これほど痛くて甘いときめきは、もしかしたらこれが最初で最期かもしれない。』一番好きなひと文。 好きで好きでどうしようもなくて不器用にしか立ち振る舞えなかったり、相手の...

読書メーターより。2019.6.21読了。 不幸の連鎖を繰り返すフジコを見ていて、こころがぐっと苦しくなる。 『これほど痛くて甘いときめきは、もしかしたらこれが最初で最期かもしれない。』一番好きなひと文。 好きで好きでどうしようもなくて不器用にしか立ち振る舞えなかったり、相手の顔色ばかり伺ってご機嫌取りをしてしまうことは、きっと誰でも経験があって、自分の中にもフジコになり得る要素はたくさんあると感じた。

Posted byブクログ

2023/02/13

グロイというだけの前知識で読み始めた。イジメの描写が酷く、その後、次々と人を殺めていく。淡々と進んでいくので、なんか先が読めるなぁ…これで終わっちゃうのって思ってたら、最後にそう来るかって感じでした。いつもミステリーだと色々詮索しながら読むけど、今回はサクサク読んでたので、それが...

グロイというだけの前知識で読み始めた。イジメの描写が酷く、その後、次々と人を殺めていく。淡々と進んでいくので、なんか先が読めるなぁ…これで終わっちゃうのって思ってたら、最後にそう来るかって感じでした。いつもミステリーだと色々詮索しながら読むけど、今回はサクサク読んでたので、それがかえって良かったのかも。

Posted byブクログ

2023/01/31

再読。 読んでいて、気分が悪くなるくらい怖くて生々しい。 あとがきまで含めての感じとか、おもしろいなと思った。

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2023/01/10

変だ、異常だと言われるけれども、何がおかしいのか分からない。 どうすればいいのか考えて、捻り出して、行動してるのに、なんでそんな目で見られるの? 昔、ゲームセンターで、よく覚えていないけれども、2択の問題を答えていって、多数派か少数派かをどれだけ答えるかっていうものがあったのを...

変だ、異常だと言われるけれども、何がおかしいのか分からない。 どうすればいいのか考えて、捻り出して、行動してるのに、なんでそんな目で見られるの? 昔、ゲームセンターで、よく覚えていないけれども、2択の問題を答えていって、多数派か少数派かをどれだけ答えるかっていうものがあったのを思い出した。 全ての問題を少数派の方に答えたのを、朧気に思い出した。 周りと違う事をしたら、奇異に見られ、それが続けば異常と見られるこの世の中。 異常なのは雁首揃えて同じ事をしてる者達かも知れないのに? 理性が圧倒的に支配する当たり前の脳みそが、本能に食い破られて表面に垂れ流れてきた時 誰だって赴くままに行動する。

Posted byブクログ

2022/12/30

最後の一行をずっと楽しみにしていたが、期待が大きすぎたせいで期待を上回らなかった。ただそれを除くと、やりきれない人間関係の中で正常と狂気の間を揺れ動く少女の生活ぶりに引き込まれ、とても面白く読めた。

Posted byブクログ

2022/12/13

う~ん、救いがないなぁ…最後ちょっとだけ救いある風に書いてるけどないなぁ。 あとがきまで気合が入ってるのがよき。 だいぶ前に尾野真千子さん主演で映画化されたのは知ってたけど、この役を熱演したなら自分の精神やられなかったのか心配。

Posted byブクログ

2022/12/10

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。人生は、薔薇色のお菓子のよう…。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペスト...

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。人生は、薔薇色のお菓子のよう…。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリー。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する! 給食費も与えられない理不尽な虐待を受ける家庭に育ち、「人生は薔薇色のお菓子のような物。苦い所は人に与えてしまえばいい」をモットーに邪魔者を次々に15人もの老若男女を殺した「殺人鬼フジコ」と呼ばれた女性の生涯をある人が記録小説にして、その記録小説を託された作家が「殺人鬼フジコ」の真相を暴くという二重構造のミステリーになっており、アクの強い登場人物やいじめや人間関係の中の力関係や殺人のエグい描写が人間のダークサイドを容赦なくえぐり出しています。最終章の真相のドンデン返しは、まさに衝撃的です。

Posted byブクログ

2022/12/07

怖すぎる本。小学生の時夢中になって読んでほんとに現実で起こったことなんじゃないかと疑ってしまうほど惹きつけられた。カルマって言葉がすごく嫌いになってすごく自分の人生に置き換えても考えさせられた。

Posted byブクログ

2022/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パッと鮮やかな表紙、タイトルに惹かれて購入。 プロローグとエピローグも合わせて一つの物語となっているのが新鮮でした。 小学生時代は少年らの残酷性がありありと描かれていて肝を冷やしました。 ただ、遺体の後始末が容易なこと、あまりに警察の捜査が杜撰であること(なぜ重要人物はノーマークなのか)、時系列が飛び飛びで後半の読み応えが少ない、そういうのも含めて登場人物のとある記録としているなら納得ですが、解剖と警察の点についてあまり現実的でないことが残念でした。 導入部分で、現実にあった事件のように書かれているため尚更。 違和感のあったところが重要な伏線だったことに満足したので、星4にします。

Posted byブクログ