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日本人の誇り の商品レビュー

3.8

150件のお客様レビュー

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2013/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の言うとおり、日本は太平洋戦争における朝鮮・中国に対する懺悔の呪縛に縛られて自国の誇りを失っている。その太平洋戦争の呪縛は実は大いなる間違いの上に成り立っているということがこの著書で語られている。あまりそのようなことを考えたことがなかったので、とても有意義であった。ただ、その「大いなる間違い」を説明するためのペリー来航から太平洋戦争終了までの説明が長すぎて、ちょっと中だるみしました。でも読んで損はない本だと思います。

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2013/06/14

私たちが学んできた歴史はなんだったのか。ここ最近韓国の歴史教科書の記述について「ありえん!」って話題にあがることがよくあったけど、日本は他国の事をとやかく言えませんね。 もっとも私は学生の頃テストが終わるとともに覚えた歴史は全て忘れてしまったので、今回全然知識が無い状態で読んだん...

私たちが学んできた歴史はなんだったのか。ここ最近韓国の歴史教科書の記述について「ありえん!」って話題にあがることがよくあったけど、日本は他国の事をとやかく言えませんね。 もっとも私は学生の頃テストが終わるとともに覚えた歴史は全て忘れてしまったので、今回全然知識が無い状態で読んだんですけれども。 歴史おもしろいな。人間は愚かで、きっとまた同じ行動を繰り返す。社会は暗記科目だと思い込んでいたけれど、本の虫で物語好きな私が、膨大な物語の集積である歴史に興味を持たなかったのは不思議な話だ。教科書は色々省きすぎて面白さを失っている。

Posted byブクログ

2013/06/06

日本人の誇りはどこへ行ってしまったのか。現在の日本人における自国を尊ぶ心の無さがどこに起因しているかを探った良書。 その原因を開国後100年の歴史中から見つけ出した日本近代史書とも言える。なぜ日本では近現代史を詳しくやらないのか、なぜ政治は混乱と腐敗を極めているのか、なぜ愛国心...

日本人の誇りはどこへ行ってしまったのか。現在の日本人における自国を尊ぶ心の無さがどこに起因しているかを探った良書。 その原因を開国後100年の歴史中から見つけ出した日本近代史書とも言える。なぜ日本では近現代史を詳しくやらないのか、なぜ政治は混乱と腐敗を極めているのか、なぜ愛国心を持てないのか… 著者の藤原正彦はお茶の水大学名誉教授。東京大学理学部数学科卒業、大学院修士課程修了。一時期人気を博した「国家の品格」の著者だ。 本書の第一の感想は、日本人は知らずに欧米のシナリオ通りの道を歩かされているという事だ。メディアを賑わす政策の幾つもが実はアメリカからの内政干渉であるが、メディアでは全く取り上げられないという所は目から鱗。「年次改革報告書」なんて知らなかった。 人類の歴史が、その民族性、宗教、生活感の延長であるのは確かに驚くに値しないが、考える事すらない事だった。 個人主義、成果主義を旨とし放牧民族であったアングロサクソン人の世界の支配と、輪をもって尊しとなす日本民族の大東亜共栄圏の発想はDNAに刻みこまれた民族性の帰結だったのだろうか。 この先100年後に日本は存在していないだろうなと思わせる一冊。

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2013/05/17

我々が受けた戦後の教育で「戦前の日本は、暗黒で間違っていた」と言う教育を受けてきたが、実際はこれはGHPや日教組の湾曲した歴史史観によるもので日本全体が自虐史観を持つに至ったということ。 そして、東京裁判、日本国憲法は妥当ではないことなどが書かれている。 この本を読んでいると、...

我々が受けた戦後の教育で「戦前の日本は、暗黒で間違っていた」と言う教育を受けてきたが、実際はこれはGHPや日教組の湾曲した歴史史観によるもので日本全体が自虐史観を持つに至ったということ。 そして、東京裁判、日本国憲法は妥当ではないことなどが書かれている。 この本を読んでいると、最近日本と周辺諸国の歴史認識は、確かに現在の理論や状況から考えると、許されない事。と感じるかもしれない。しかし当時は世界中が帝国主義だった。その当時の事件を現代の価値観で測っても意味はないのではないのだろうか?それにもかかわらず、歴史認識などといって譲歩や謝罪という形で内政干渉してくる国や、それに流されて弱腰の態度を示す政府に、もっと自国に誇りを持って政を行え!と言いたくなるような本。

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2013/04/14

戦中戦後の歴史解説が殆ど。歴史観は小林よしのりの「戦争論」と同様か更に右寄り。ゆえに書かれている内容に目新しさは無い。今後の展望に割いているページは僅かで、しかもありきたりで具体的方法論も無い。ネトウヨとは「覚悟なき右翼」のことだと捉えているが、どこで、どのような目的で血を流すべ...

戦中戦後の歴史解説が殆ど。歴史観は小林よしのりの「戦争論」と同様か更に右寄り。ゆえに書かれている内容に目新しさは無い。今後の展望に割いているページは僅かで、しかもありきたりで具体的方法論も無い。ネトウヨとは「覚悟なき右翼」のことだと捉えているが、どこで、どのような目的で血を流すべきかを明示するのが、覚悟を持った大人の義務と思う。自虐史観は個人的にも好きになれないが、フジテレビを匿名でこき下ろすだけで満足するのではない、具体的方法論を体した、覚悟を持った右翼でありたい。

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2013/01/31

 この手の本を読むと、著者の言う通り、どうしても右だの左だのという議論になってしまう。しかし、大切なことは、各人が、日本人としてのアイデンティティをしっかり認識することと、確かな歴史の事実を知ることだと思う。  本の中では、戦後いかに日本人が日本人としてのアイデンティティを奪われ...

 この手の本を読むと、著者の言う通り、どうしても右だの左だのという議論になってしまう。しかし、大切なことは、各人が、日本人としてのアイデンティティをしっかり認識することと、確かな歴史の事実を知ることだと思う。  本の中では、戦後いかに日本人が日本人としてのアイデンティティを奪われてきたか、またそれがなぜ現在に至るまで続いているのかを克明に描いている。その大本となるのが、東京裁判と日本国憲法である。GHQの巧みな戦術がなされた事実をどのくらいの人々が知っているのだろうか。教科書の歴史では決して触れられない事実が数多く記載されてある。  印象的だったのが、昭和史だけで戦争や軍国主義をとらえるのではなく、ペリー来航の1853年から、サンフランシスコ平和条約の1952年発効の約100年を国際的な立場から考えるという視点である。そうして捉えると、征韓論や大東亜共栄圏など日本のとってきた行動がいかなる意味を示すのかが見えてくる。  確かな事実をしっかりと見極め、自分の意見を持ち、和を大切にできる日本人に私はなりたい。そして、堂々と日本が好きだと言えるようになりたい。

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2013/01/27

 「国家の品格」の著者が日本という国、日本人という民族は、文明史上世界で誇ることのできるものであると語りかける。そして、なぜ現代の日本人がその自信を失ってしまったのかを、歴史を振り返りながら、分析する。文字通り国難の時代を生きる私たちに、日本人としての誇りを教え導いてくれる書。 ...

 「国家の品格」の著者が日本という国、日本人という民族は、文明史上世界で誇ることのできるものであると語りかける。そして、なぜ現代の日本人がその自信を失ってしまったのかを、歴史を振り返りながら、分析する。文字通り国難の時代を生きる私たちに、日本人としての誇りを教え導いてくれる書。  この本を読んで、改めて考えさせられたことがたくさんありました。  過去の出来事を、当時の視点ではなく、現代の視点で批判したり否定したりするのは無意味であること。  昭和史という歴史観で見るのではなく、ペリー来航の幕末から戦後までを通した百年近い期間で当時の世界情勢を分析すること。  戦後教育によって、それまでの日本を否定されてしまった部分がたくさんあるが、大きな視野で見れば、帝国主義、植民地主義、さらには人種差別というものに終止符を打つという重要な役割を果たしていたことに、目を向けるべきであること。  個人の尊厳や個性の尊重といった個人主義の欧米の考え方ではなく、今こそ日本人特有の「個より公、金より徳、競争より和」といった美感を普遍的価値として取り戻すべきであること。  この本を読んでたくさんのことを学びましたが、日本人であることに感謝したい気持ちになりました。  やはり、自分の住んでいる国や民族がいい意味で好きであることが、これからの国際社会でもますます大事なことなのではないかと思いました。  そして、戦争を終えるまでの歴史を全部否定するのではなく、しっかりと意味を見つけていくことこそ、日本のために命をかけて戦ってくれた人たちの死に応えることができるのだと信じたいです。

Posted byブクログ

2013/01/03

自虐史観を骨の髄までしみこまされている自分に気づかされる。日本人は戦争をすぐする民族と日本人が語る姿に嫌気がさしている中で、日本人の誇りに気づかせてくれる良書。第2次世界大戦に対する考察はかなりとんがっているが、日本人の誇り、祖国愛の現れと解釈。

Posted byブクログ

2012/12/13

戦勝国がスタンダードになり、敗戦国はそのリードにより、いつまでも自虐的な呪縛から逃れられない様を、知識人や歴史家ぐらいにしか理解していなかった事実を教えてくれている。 日本人として非常に悔しくて、腹立たしい内容でもあるが、事実を知ることによって、日本人としての誇りを胸に抱けた。だ...

戦勝国がスタンダードになり、敗戦国はそのリードにより、いつまでも自虐的な呪縛から逃れられない様を、知識人や歴史家ぐらいにしか理解していなかった事実を教えてくれている。 日本人として非常に悔しくて、腹立たしい内容でもあるが、事実を知ることによって、日本人としての誇りを胸に抱けた。だからといって、戦争自体を肯定する気概のものではなく、改めて、戦争と向き合ってみるきっかけになる作品。

Posted byブクログ

2012/12/10

もう少し精神論的なアプローチで誇りを取り戻そうというような内容かとおもいきや、戦争の肯定からアプローチするとは意外だった。ただ、一般的に言われている日本が間違っているという批判には同意できないので、本書の内容は非常に好意を持てた。

Posted byブクログ