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日本人の誇り 文春新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/04/20 |
JAN | 9784166608041 |
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日本人の誇り
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再読。数学者の藤原正彦さんが近現代史について自分自身の見方を書いた本。数学者であるのに歴史についての見識が広いことに驚かされた。日本人として祖国に誇りと自信を持つためには、歴史認識をもう一度確認することが大切であることを痛感した。 心に残った言葉 ・社会や国家に尽くすという美徳...
再読。数学者の藤原正彦さんが近現代史について自分自身の見方を書いた本。数学者であるのに歴史についての見識が広いことに驚かされた。日本人として祖国に誇りと自信を持つためには、歴史認識をもう一度確認することが大切であることを痛感した。 心に残った言葉 ・社会や国家に尽くすという美徳は、GHQが教育勅語を廃止し公より個を尊重する教育基本法を作成すると同時に消滅の運命を定められたと言ってよいでしょう。「公イコール国家イコール軍国主義」という連想を植えつけることで公へのアレルギーを持たせ、日本を弱体化しようとしたのです。公を否定し個を称揚することはGHQが産み、そしてそれを継承した日教組が育てたものですが、これを変えようとする者はGHQの方針になぜか未だに忠誠を尽くしているほぼ全てのマスコミにより、直ちに軍国主義者のレッテルを貼られます。P25 ・実はアメリカが日本に与えた致命傷は、新憲法でも皇室典範でも教育基本法でも神道指令でもあません。P65 占領後間もなく実施した、新聞、雑誌、放送などに対する厳しい言論統制でした。終戦のずっと前から練りに練っていたウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP=戦争についての罪の意識を日本人に植えつける宣伝計画)に基づいたものでした。この「罪意識扶植計画」は、自由と民主主義の旗手を自任さるアメリカが、戦争責任の一切を日本とりわけ軍部にかぶせるため、日本人の言論の自由を封殺するという挙に出たのです。P66 ・この「罪意識扶植計画」は、日本の歴史を否定することで日本人の魂の空洞化をも企図したものでした。ぽっかりと空いたその空き地に罪意識を詰めこまうとしたのです。そのためにまず、日本対アメリカの総力戦であった戦争を、邪悪な軍国主義者と罪のない国民との対立にすり替えました。三百万の国民が米軍によっり殺戮され、日本中の都市が廃墟とされ、現在の窮乏生活がもたらされたのは、軍人や軍国主義者が悪かったのであり米軍の責任ではない。なかんずく、世界史に永遠に残る戦争犯罪、すなわち二発の原爆投下による二十万市民の無差別大量虐殺を、アメリカは日本の軍国主義者の責任に転嫁することで、自らは免罪符を得ようとしたのです。P66 ・洗脳とは真に恐るべきもので、最初は生存のため仕方なく罪意識扶植計画に協力していたのが、次第にそれに疑いをはさまない姿勢こそが戦争への懺悔、良心と思い込むようになったのです。疑いをはさむ人は軍国主義者とか右翼というレッテルが貼られることになりました。そしてこの史観は、モスクワのコミンテルン(ソ連共産党支配下の国際組織)のものでもありましたから、その影響下にあった日教組がそのまま教育の場で実践しました。 そのためこの史観は今日に至るまで脈々と、多くの善良な日本人の精神の奥深くに、気づかぬうちに根を張っているのです。P82 ・日本の軍人達は、戦場で涙ながらに老いた父母を思い、自分の死後に遺される新妻や赤子の幸せを祈り、恋人からの手紙を胸に秘め、学問への断ち難い情熱を断ち、祖国に平和の訪れることを願いつつ祖国防衛のために雄々しく戦いました。それが今、地獄さながらの戦闘で散華した者は犬死にと嘲られ、かろうじて生き残った者は人殺しのごとく難詰されるという、理解を絶する国となってしまったのです。祖国のために命を捧げた人に対し感謝の念をこめ手を合わせて拝むべきものであるのに、戦争の罪を一身に背負わせているのです。 このような状態で日本人としての誇りが生まれようもありません。P86 ・最も重要なことは現代の価値観で過去を判断してはいけないということです。人間も国家もその時の価値観で生きるしかないからです。P175 ・日本人は「敗戦国」をいまだに引きずり小さくなっています。WGIP(罪意識扶植計画)で植えつけられた罪悪感を払拭することです。そして作為的になされた「歴史の断絶」を回復することです。 すなわち、「誇り」を回復するための必然的第一歩は、戦勝国の復讐劇にすぎない東京裁判の断固たる否定でなければなりません。そして日本の百年戦争がもたらした、世界史に残る大殊勲をしっかり胸に刻むことです。 その上で第二は、アメリカに押しつけられた、日本弱体化のための憲法を廃棄し、新たに、日本人の、日本人による日本人のための憲法を作り上げることです。P246 ・次いで第三は、自らの国を自らで守ることを決意して実行することでさ。他国に守ってもらう、というのは属国の定義と言ってもよいものです。屈辱的状況にあっては誇りも何もないからです。P247
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2011年読了、タイトルの誇りとは関係ないように思う。戦争時の事柄や事件を挙げて主観的な日本人論で原因と理由を連ねているだけだと思いました。
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戦前戦後の歴史的記述が多く、なかなか読み進める事ができませんでした。自分の知識の無さに、もっと近現代史を勉強しなければと思いました。著者は、右寄りな感じで、共感できない部分も多少はありましたが、日本人が誇りとしてきた「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる精神性には多いに賛成...
戦前戦後の歴史的記述が多く、なかなか読み進める事ができませんでした。自分の知識の無さに、もっと近現代史を勉強しなければと思いました。著者は、右寄りな感じで、共感できない部分も多少はありましたが、日本人が誇りとしてきた「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる精神性には多いに賛成です。
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