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日本人の誇り の商品レビュー

3.8

149件のお客様レビュー

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2014/12/21

今までの歴史教育を受けた中で、間違った認識を受けていました。これからは日本人としての誇りをもっと持って生きていきたいと思います。

Posted byブクログ

2014/06/02

歴史の先生が言っていた。 「日本、アメリカになっちゃえばいいと思わない?アメリカ合衆国ジャパン州、どうよ?」 この発言の適不適はさておき、私含め生徒たちはなんだか背筋がぞわっとして、なに言ってんだこの人はと思った。 この本を読んでいて思い出したのはそんな昔のことで、あれはかの先...

歴史の先生が言っていた。 「日本、アメリカになっちゃえばいいと思わない?アメリカ合衆国ジャパン州、どうよ?」 この発言の適不適はさておき、私含め生徒たちはなんだか背筋がぞわっとして、なに言ってんだこの人はと思った。 この本を読んでいて思い出したのはそんな昔のことで、あれはかの先生なりの、戦後日本への問題提起だったのだと気づかされる。 『国家の品格』でもたしか書いてあった、ナショナリズムとパトリオティズムの違い。知ったときは本当に目から鱗だった。 祖国愛は持ちたいもの。というか持つべきもの。本当に心からそう思う。 それでも持っているだけではダメで、愛とともに、盲信ではない自信を持って進まなければならないのだと感じる。

Posted byブクログ

2013/11/06

久々に心に響くいい本を読んだ。 日本人としての誇り、自信、やる気が湧き上がってくる。 家族愛、故郷愛、祖国愛があってはじめて人間の根幹が形成され、人類愛に繋がる。自分は家族、故郷、祖国を心からちゃんと愛せているか、自分に問いなおしたいと思った。 惻隠、和の尊重。日本人が世界に...

久々に心に響くいい本を読んだ。 日本人としての誇り、自信、やる気が湧き上がってくる。 家族愛、故郷愛、祖国愛があってはじめて人間の根幹が形成され、人類愛に繋がる。自分は家族、故郷、祖国を心からちゃんと愛せているか、自分に問いなおしたいと思った。 惻隠、和の尊重。日本人が世界に誇れるこの精神は個人主義の欧米に染まってしまうのはもったいない。確かにビジネスの世界などではそういう思想に立たないと世界においていかれることはリスクだしグローバルスタンダードに乗り遅れないようにする必要はあるが、日本人はどこか欧米的なこと新しいことですごいこと、日本的なことは古くてダサいことと考えてしまう風潮がある。 今こそ日本人らしさを見つめ直し、その素晴らしい思想、精神を大切にしていくべきだと思った。 開国後に日本にきた西洋人がみんな一様に「日本は貧しい。ただ日本人は幸せそうだ。」と言ったこと。震災の混乱の中でも秩序を乱さずみんなで譲り合って助け合えたこと。どんぐりの背比べと言われるかもしれないが中流階級が国民の大半でほとんどの人が不自由なく生活出来てること。 日本は素晴らしい。 家族、親戚、近所付き合いを重んじるうちの実家についてどこか古臭いと感じ都会的なドライな生活が現代のスタイルだと心のどこかで思ってしまっていたことは思い直したいと思う。 うちの実家のある故郷は、平均所得は決して高くないが、共働き率1位で幸福度1位であることが自分の考えの浅はかさを物語っている気がした。

Posted byブクログ

2013/11/06

『国家の品格』でおなじみの藤原正彦氏による、戦中戦後史を通じていかに日本人が祖国への誇りを解体されて来たかを検証する良書。 現代日本の抱える漠然とした閉塞感が「誇り」を基軸として言語化されている点に強く共感し、問題意識はありながら具体的方策が見出せていなかった自身の思考の整理に...

『国家の品格』でおなじみの藤原正彦氏による、戦中戦後史を通じていかに日本人が祖国への誇りを解体されて来たかを検証する良書。 現代日本の抱える漠然とした閉塞感が「誇り」を基軸として言語化されている点に強く共感し、問題意識はありながら具体的方策が見出せていなかった自身の思考の整理にも非常に役立った。 本書内で「自国の国益の為なら他国はどうでも良いナショナリズム」と「郷土愛としてのパトリオティズム」は明確に区別して主張されており、本書を「軍国主義的」「右翼的」と断じて排してしまうことは余りに惜しい。 現在の苦境を日本が乗り越えて行く為にも、ぜひ読んで欲しい一冊。

Posted byブクログ

2013/09/07

数学者による日本の歴史の振り返り。決して自虐することなく強く尊い日本人の精神を呼び覚ますことが目的なのでしょう。歴史学者が書くと論議を呼びそうなこの内容を、不世出の天才である数学者が著すとこうなるのだな、と。絶賛している人のラインナップを見ると右寄りなのかとか思ったけど、そこはや...

数学者による日本の歴史の振り返り。決して自虐することなく強く尊い日本人の精神を呼び覚ますことが目的なのでしょう。歴史学者が書くと論議を呼びそうなこの内容を、不世出の天才である数学者が著すとこうなるのだな、と。絶賛している人のラインナップを見ると右寄りなのかとか思ったけど、そこはやはり中立に書いているから共感を呼ぶのでしょう。教科書にはこういう内容を載せてほしいなと思う次第。

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2013/09/04

久しぶりの藤原正彦氏の一冊。今停滞している日本が昔の良き日本に戻るためには、明治からの100年戦争を経てGHQと日教組に骨抜きにされた現状を打破できない。そのためには、真の独立国家になり、愛する自国を取り戻すしかない。個の重要視の限界⇒和を持って尊しとなす。憲法改正。自国による防...

久しぶりの藤原正彦氏の一冊。今停滞している日本が昔の良き日本に戻るためには、明治からの100年戦争を経てGHQと日教組に骨抜きにされた現状を打破できない。そのためには、真の独立国家になり、愛する自国を取り戻すしかない。個の重要視の限界⇒和を持って尊しとなす。憲法改正。自国による防衛。誇れる日本。

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2013/07/16

 日本人が自らの国と歴史に誇りをもてずにいるのは、ねつ造された歴史を真実だと刷り込まれているからであり、日本の近代史を検証し、真実を明らかにすることで、日本人の誇りを取り戻すという趣旨の本。  著者は第二次世界大戦は基本的には自衛のための戦争であったとし、欧米が力をつけてきた日本...

 日本人が自らの国と歴史に誇りをもてずにいるのは、ねつ造された歴史を真実だと刷り込まれているからであり、日本の近代史を検証し、真実を明らかにすることで、日本人の誇りを取り戻すという趣旨の本。  著者は第二次世界大戦は基本的には自衛のための戦争であったとし、欧米が力をつけてきた日本を破滅させる目的があったとする。南京大虐殺などは信ぴょう性が疑われており、日韓併合も当時の感覚からすれば、決して批判されるものではなかった。現在の歴史教育はGHQと日教組によってねつ造されたものだという。  いちばん印象に残ったのは、「日本は白人のアジア進出を止めるどころか、帝国主義、植民地主義、さらには人種差別というものに終止符を打つという、スペクタキュラーな偉業を成し遂げたのです。」(P233)という部分。教科書で習った歴史とはずい分ちがう。  この本に書いてあることが真実だとはかぎらない。今まで学校で習ってきた歴史が真実だともかぎらない。「情報の取捨選択」というものの重要性を考えさせられる。  

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2013/07/15

多くの日本人が失ってしまった誇り どうして日本人であるということを誇りとしなくなってしまったのか? その原因を追求していく本 同時に、教科書では出ないような歴史を紐解いていく

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2013/07/13

改めて歴史というものは戦勝国が作るということを意識させられました。 出版・放送・教育・法律を徹底的にコントロールしプロバガンダを浸透させていく。怖いやり方です。 ただし、あくまでもこの本も一つの考え方。大事なことは与えられた情報を自分の中で咀嚼し、自分なりの理解をすること。 ...

改めて歴史というものは戦勝国が作るということを意識させられました。 出版・放送・教育・法律を徹底的にコントロールしプロバガンダを浸透させていく。怖いやり方です。 ただし、あくまでもこの本も一つの考え方。大事なことは与えられた情報を自分の中で咀嚼し、自分なりの理解をすること。 いやー面白かった。

Posted byブクログ

2013/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

真、善、美は同じ一つのものの三つの側面に過ぎない。根本的解決こそが美しい。 学者が世界の文明を分類するとき、初めは日本文明を中華文明に組み入れようとする。しかし、日本という孤島で独自の発達をとげた文明として独立したものという結論に至る。日本文明とは「新しい進んだ文明に触れた時劣等感を抱き、それを見習い取り入れる。そして独自のものを作りあげていく」というもの。 理系は独創が命であるが、文系は博識は尊ぶもののさほど独創を尊ばない。故に灰色という自己防衛本能を有すことになる。 主権国家は戦争で降伏し賠償金を払っても、謝罪という心情表明はしないもの。日本は謝罪と譲歩で応える唯一の国。 航空隊が壊滅状態で空からの援護がないことを知りつつも、出撃することに怖じ気づくことはなかったこと、敵の猛攻により沈没が決定的となっても、散りぎわでは一秒でも長く浮いていようと全員必死だったこと。そんな父を戦争を知らない子供は高圧的に非難した。 日本の軍人は、戦場で涙ながらに老いた父母を思い、自分の死後に遺される新妻や赤子の幸せを祈り、恋人からの手紙を胸に秘め、学問への断ち難い情熱を断ち、祖国に平和の訪れることを願いつつ戦った。それを犬死にと嘲るのはどうか。 日本の犯した過ちは、「人種差別撤廃を否決された禍根や、日本を孤立化させようとするアメリカの陰謀を見抜けず日英同盟を破棄したこと」、「南京事件で蒋介石軍が国際法違反をしたにも関わらず、日支有効を優先し、英米と共同行動をとらなかったこと」、「リットン調査団の妥当な結論に不服を唱え、国際連盟を脱退したこと」、「海軍の猛反対にも関わらず、日独伊三国同盟を結び、米英と完全な敵対関係に入ったこと」である。 過去の出来事を、当時の視点ではなく、現時の視点で批判したり否定したりするのは無意味なこと。人間はその時代のルールで精一杯頑張って生きるしかなく、未来のルールで生きる訳にはいかない。 日本文明の特徴とは、秩序とか和の精神を個人や自由よりも上位におくこと。 万人が自由に、自分の利益が最大になるように死にもの狂いに競争し、どんな規制も加えないで全てを市場にまかす。どんなに格差が生まれ社会が不平等になろうと、それは個人の能力に差があるから当然のことだ、というのは日本の考え方ではありません。日本は民族の特性にまったくなじまないイデオロギーに翻弄され続けてきてた。 個より公、金より德、競争より和、主張するよりも察する、惻隠や「もののあわれ」などを美しいと感ずる我が文明は、「貧しくともみな幸せそう」という、古今未曾有の社会を作った。

Posted byブクログ