旅する力 の商品レビュー
単なる「深夜特急」の裏話だけではなくて、旅論としても優れていると思う。ただ一つ以外に思ったのは、沢木耕太郎はこの旅を始めた時に既に若手有望ライターだったこと。無名の単なる一人の若者ではなかったことが以外だった。
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沢木耕太郎さんにとっての旅の総まとめといった本である。 自分も旅をする身として多く共感できるポイントがあった。 本書のいたる所に旅人ならではの思考がありとても面白い。
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ものごとが、美しいとか、ロマンチックだとか、印象的とかに見えるのは、自分自身の中に、美しさや、ロマンスや、感激があるときにかぎるのだ。目で見ているのは、じつは自分の頭の中を見ているのだ。
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人より、どう目立つか。 を考えている人。 旅は、途中を楽しむこと。 人生も、旅。 過程をどう楽しめるか。 実現してしまったら、つまらないものがたくさんある。 過程を楽しむ工夫を。 素直に聞くことのできる力もまた必要。
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産經新聞で「深夜特急」の連載が開始されたのが1984年。その後「第一便」「第二便」と続き「第三便」が1992年に出て、深夜特急の旅は完結した。その後16年を経て出されたのが「裏・深夜特急」ともいえるこの本。深夜特急が書かれた理由から旅に出た時の計画、実際の出来事、そして世に本が...
産經新聞で「深夜特急」の連載が開始されたのが1984年。その後「第一便」「第二便」と続き「第三便」が1992年に出て、深夜特急の旅は完結した。その後16年を経て出されたのが「裏・深夜特急」ともいえるこの本。深夜特急が書かれた理由から旅に出た時の計画、実際の出来事、そして世に本が出てからの反応など、一時代を風靡した深夜特急のサイドストーリーが満載されている。 ここでは「どうやって旅の資金を作ったか」から、ルートを決めた理由までが作者の口から語られる。こうした話ができるようになるには、やはり10数年という歳月が必要だったのだろう。それくらい「深夜特急」のインパクトはすごかったし、この本に心酔した人も多かった。 深夜特急はいまさら説明するまでもなく、沢木の実体験を元に書かれた小説である。小説といってもフィクションを交えているということではなく、紀行文のレベルではない、ひとつのテーマを持った小説として読める作品であるということだ。 しかし小説では語れなかったことが、この本に書かれている。それが「旅する力」だ。旅を続けるにはパワーが要る。沢木がどうやって旅する力を得たのか。とても興味深いテーマだ。
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サッカーの試合をハイライトだけみてる感覚。おもしろいのはそれぞれの内容の前後や流れなんじゃなかろうか。深夜特急読み返したほうが、これ一冊読むより全然いいと思う。 ・・・と中盤くらいまで思っていたけれど、終わりのほうで変わっていった。 「アクションからリアクションへ。 大事なのは...
サッカーの試合をハイライトだけみてる感覚。おもしろいのはそれぞれの内容の前後や流れなんじゃなかろうか。深夜特急読み返したほうが、これ一冊読むより全然いいと思う。 ・・・と中盤くらいまで思っていたけれど、終わりのほうで変わっていった。 「アクションからリアクションへ。 大事なのは、移動によって巻き起こる風。」
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すべては、沢木耕太郎の深夜特急から始まったんだよな。 旅には適齢期がある。がむしゃらに旅して、見るものすべて新鮮に感じたあの頃には戻れない。
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未経験は負の要素だが旅においては大きな財産。 異国には旅が向こうから迫ってくる土地とこちらから向かって行かなくてはいけない土地とがある。例えば前者はインドで後者はヨーロッパ。 深夜特急の背景や裏話。旅とは何か… 17 Aug, 2011
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海外旅行をする場所について考えていた時、何かヒントはないかと買ってみた本。深夜特急ノートというサブタイトルの通り、深夜特急を読んだ後で読む副読本。僕は深夜特急を読んだことはないが、それでも中々楽しめた。 一番面白かった部分は筆者が旅に持っていく道具を選ぶところ。旅行に持っていく...
海外旅行をする場所について考えていた時、何かヒントはないかと買ってみた本。深夜特急ノートというサブタイトルの通り、深夜特急を読んだ後で読む副読本。僕は深夜特急を読んだことはないが、それでも中々楽しめた。 一番面白かった部分は筆者が旅に持っていく道具を選ぶところ。旅行に持っていく物は厳選する必要がある。どれを持っていくか選択しなくてはならない。選択には個人個人のセンスが反映されて大変面白い。自分だったら何を持っていくだろうか。考えるとワクワクする。 「旅とは何か」という問いに対する一つのヒントになった。『深夜特急』もいずれ読んでみよう。
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深夜特急に感化され一人日本を出国しようと決意できた。日本を出て16日目、まさに旅の「途中」である。旅中だから臨場感もあり、旅をする中で指針となるような内容が多く盛り込まれていた。誰もが気になる深夜特急後の旅にも触れられていて満足できた。私もこの本にあるように、この旅を通して自分と...
深夜特急に感化され一人日本を出国しようと決意できた。日本を出て16日目、まさに旅の「途中」である。旅中だから臨場感もあり、旅をする中で指針となるような内容が多く盛り込まれていた。誰もが気になる深夜特急後の旅にも触れられていて満足できた。私もこの本にあるように、この旅を通して自分と対話することで飾らない本当の自分が露わになるのか、その土地その土地の知見が広がるのか。期待感と恍惚感を味わいつつ自分なりの旅する力を模索し続けたい。
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