超訳百人一首 うた恋い。(2) の商品レビュー
ひとつひとつの和歌に、詠んだ人の深い人生の味わいを感じる。画中、小野小町が、人生の選択を間違えたのだろうか、あの時もしも違う選択をしていたら、私はもっと違った幸せな人生を今ごろ送ってきたかもしれないと回想するシーンがある。小町は、今の自分には何もない、恋人もいない、子どももいない...
ひとつひとつの和歌に、詠んだ人の深い人生の味わいを感じる。画中、小野小町が、人生の選択を間違えたのだろうか、あの時もしも違う選択をしていたら、私はもっと違った幸せな人生を今ごろ送ってきたかもしれないと回想するシーンがある。小町は、今の自分には何もない、恋人もいない、子どももいない、と嘆く。それに対して、在原業平が、いまのあなただからこそ、そんなステキな和歌が詠めるのですよ、と声をかける。 その人にしか詠めない歌こそが、人の心を動かすのだろう。
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大好きな小野小町の歌が収録されているのが2巻。六歌仙でまとまってるのもわかりやすくてよかった。相変わらずこんなんありか?とこれもありだな……を行ったり来たりしている気もするが、読んでいて面白いし百人一首をただの暗記で終わらせずその背景まで考えさせるキッカケになるので良い!
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漫画は基本ブクログに記録しないけどこれは解説書的な部分もあるから記録。古今和歌集で紹介された六歌仙の中の在原業平、小野小町、文屋康秀の3人に特に目を向けた内容。文屋康秀の「ふくからに 秋の草木のしをるれば むべ山風を あらしといふらむ」(風めっちゃ強くて草木なぎ倒されてるやん!だ...
漫画は基本ブクログに記録しないけどこれは解説書的な部分もあるから記録。古今和歌集で紹介された六歌仙の中の在原業平、小野小町、文屋康秀の3人に特に目を向けた内容。文屋康秀の「ふくからに 秋の草木のしをるれば むべ山風を あらしといふらむ」(風めっちゃ強くて草木なぎ倒されてるやん!だから山に風で嵐(荒らし)って言うんちゃう?)って和歌、頓知が効いてて好き。和歌って雅なものってイメージあるけど結構自由だったんだろうな。小野小町の「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせし間に」(綺麗な花も咲いたままではいられない。思い悩んでたら私もあっという間におばさんになっちゃった)って和歌はどの時代も思うことは一緒だなってなった。身分が違う3人が仲良しだったと言われてるのはなんだか微笑ましいしこのシリーズの漫画は何回読んでも面白い。
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百人一首大会に燃えていた中学生のとき読みたかった。 男キャラのタッチが好き。普通の漫画も描いてほしい
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マンガだけど マンガさくさく読める 小野小町と在原業平と文屋康秀の友情にかんぱい 六歌仙のはなし 小町いいなぁ
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百人一首の撰者である藤原定家を語り手に展開する百人一首マンガ・第2巻。 六歌仙である在原業平・小野小町・文屋康秀の幼馴染3人を中心とした歌つれづれ。 孤高の美女で謎に包まれた小町の印象が良い意味で変わった。和歌に精通し評判の高い彼女は夢のために恋を諦めるが、帝の寵愛を受けながら...
百人一首の撰者である藤原定家を語り手に展開する百人一首マンガ・第2巻。 六歌仙である在原業平・小野小町・文屋康秀の幼馴染3人を中心とした歌つれづれ。 孤高の美女で謎に包まれた小町の印象が良い意味で変わった。和歌に精通し評判の高い彼女は夢のために恋を諦めるが、帝の寵愛を受けながらも子供には恵まれなかった。そして晩年「花の色は…」を歌う。恋に夢に人生に悩む人の姿は今も昔も変わらないと思い、その万人が共感できる歌だからこそ、千年の時を経て人々に愛されてきたんだなと。 超訳ならではの3人の掛け合いが絶妙。
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小野小町が帝との間に子を授かっていればまた違ったのだろうなぁ… 紫の上も源氏に一番愛されながら、生涯子を授かれなかった設定だし、当時は子を産めないと晩年寂しいのね… あまつ風 雲のかよひ路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ(僧正遍昭) この歌、出家しているのに若い女の...
小野小町が帝との間に子を授かっていればまた違ったのだろうなぁ… 紫の上も源氏に一番愛されながら、生涯子を授かれなかった設定だし、当時は子を産めないと晩年寂しいのね… あまつ風 雲のかよひ路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ(僧正遍昭) この歌、出家しているのに若い女の子に目を奪われた生臭坊主の歌だと思っていたけど、なかなか切なかったです。百夜通いの真相はどうだったのかな。 竹取物語の頃から美女は男性陣に無理難題を吹っかけてその愛を試す訳ですが、小町の最期はしゃれこうべになり後悔の念消えず…という小町物があるように、その高飛車さ故に晩年の虚しさを過大に強調した部分もあるのでしょう。 我が身の美しさを鼻にかけたと言うより、実際の彼女はとても慎重で恋に臆病な女性だったのではないかと思ってみたり。
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表紙のトリオがたまらないですよね。私の中ではあこがれの男女関係です。和歌という31文字と、その解釈を楽しむという価値観で繋がれるっていいなあ。 言語や情報や伝達手段がありふれた今だからこそ、日本語を大事にしたいなあ。正しさや美しさはもちろんだけど、気持ちを乗せて、言葉のやり取りを楽しめるような。 個人的な話ですがやっぱりお兄様が好きすぎてたまらないので2巻は一押しです。小町の気持ちは痛いほどよくわかる…ちょっとイタイのが逆に好感持てますね。結局人間の行動なんて勘違いから始まるってのを思い出しました。兄様の言っていることが正論だし、兄様に甘えておけばいいものを…って気持ちもありますが。それができない小町だからこそ、兄様は好きになったんだろうなー。いいなー。 だからでしょうか。カバーを開いたら鳥肌が立ちました。
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小町ちゃんが可愛かったです。夢を叶えるために恋を諦めた彼女も、それを理解した宗貞も、きっと苦しかったろうと思います。 文屋康秀のうたは秀逸。
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大好きなうた恋い。シリーズの2巻 小野小町がヒロインとして1冊通じて出てきます。 やっぱり美人は美人なりの苦労があるなと思ったり、 3巻のヒロイン、清少納言のことを考えるといろいろと思ってしまう。 僧正遍照の若いころ、宗貞様はすごいほんとにかっこいいのに、 ダメなんだね~。。。信じられない。 それぞれの話の内容と感想はこちらです。 http://monogatarigatari.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
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