超訳百人一首 うた恋い。(2) の商品レビュー
借りたもの。 百人一首成立以前……六歌仙の時代について。 喜撰法師&紀貫之 文屋康秀&在原業平 僧正遍照(良峯遍昭)&吉子(小野小町) 在原行平&弘子 小野小町 藤原定家、紀貫之がお上の横やりに忖度しつつ、歌を選定していったことが伝わってくる(笑) それを暗に示唆するような、...
借りたもの。 百人一首成立以前……六歌仙の時代について。 喜撰法師&紀貫之 文屋康秀&在原業平 僧正遍照(良峯遍昭)&吉子(小野小町) 在原行平&弘子 小野小町 藤原定家、紀貫之がお上の横やりに忖度しつつ、歌を選定していったことが伝わってくる(笑) それを暗に示唆するような、逸話では仙人になったとも言われる喜撰法師の、都で生きる貴族(官僚?)のリアルに向ける鋭い眼差し。 平安貴族と言っても、全員が、優雅な世界に生きていた訳では無い…… 小学生の頃に読んだ『百人一首 (くもんのまんがおもしろ大事典)』( https://booklog.jp/item/1/4875763905 )で、「むべ山風をあらしというらむ」という歌に、「平安貴族は駄洒落も風流なのか」と感心していたが、この漫画で文屋康秀が地方貴族(貴族の中でも身分が低い)、超絶技巧の駄洒落歌であることを理解すると、見方が変わったw 文屋康秀&在原業平&小野小町という、男女比2:1の組み合わせが、少女漫画的でいとをかし! 今回もコラムが充実していて面白い。 大友黒主を初めて知った……今でいうラノベ的な和歌を作った人…… 何か色々、扱いが不遇で勿体ない…… 名前がオオクニヌシみたいなのに。
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紀貫之が「古今和歌集」の序文であげた6人の歌人(六歌仙)が今回のテーマ? 業平と文屋康秀の確執と和解? 良宗宗貞(僧正遍昭)と幼馴染の百夜通 在原行平夫妻のしっとりした関係 業平、小野小町、康秀の不思議な関係 業平、小野小町、康秀と周囲の人々を歌を中心にして描く。業平の歪んだ性格とか、康秀の実直さとか、小町の心模様とか、今回もやや切ない彼彼女たちの心情に歌が寄り添ってる。 登場人物を絞って描いたからか、物語が繋がっている一冊、前作より読みごたえがある感じ。 百人一首の豆知識とか、細かい間話が、ちょっと邪魔な気もするけれど、前巻より好き。 とくに宗貞と吉子の話がいいなあ。 これを読んでたら、あまつかぜ、絶対、得意札になってた。
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★3.5 NOナンバーの2巻。 こういう解釈もあるのね、というスタンスで読んでいます。 深く読み込みたい方は、そういう書籍の方が満足感が高いと思います。 でも、初心者には取っつきやすくて良いと思う。 これをきっかけに色々調べてみるのも有りでしょう。
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ひとつひとつの和歌に、詠んだ人の深い人生の味わいを感じる。画中、小野小町が、人生の選択を間違えたのだろうか、あの時もしも違う選択をしていたら、私はもっと違った幸せな人生を今ごろ送ってきたかもしれないと回想するシーンがある。小町は、今の自分には何もない、恋人もいない、子どももいない...
ひとつひとつの和歌に、詠んだ人の深い人生の味わいを感じる。画中、小野小町が、人生の選択を間違えたのだろうか、あの時もしも違う選択をしていたら、私はもっと違った幸せな人生を今ごろ送ってきたかもしれないと回想するシーンがある。小町は、今の自分には何もない、恋人もいない、子どももいない、と嘆く。それに対して、在原業平が、いまのあなただからこそ、そんなステキな和歌が詠めるのですよ、と声をかける。 その人にしか詠めない歌こそが、人の心を動かすのだろう。
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大好きな小野小町の歌が収録されているのが2巻。六歌仙でまとまってるのもわかりやすくてよかった。相変わらずこんなんありか?とこれもありだな……を行ったり来たりしている気もするが、読んでいて面白いし百人一首をただの暗記で終わらせずその背景まで考えさせるキッカケになるので良い!
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漫画は基本ブクログに記録しないけどこれは解説書的な部分もあるから記録。古今和歌集で紹介された六歌仙の中の在原業平、小野小町、文屋康秀の3人に特に目を向けた内容。文屋康秀の「ふくからに 秋の草木のしをるれば むべ山風を あらしといふらむ」(風めっちゃ強くて草木なぎ倒されてるやん!だ...
漫画は基本ブクログに記録しないけどこれは解説書的な部分もあるから記録。古今和歌集で紹介された六歌仙の中の在原業平、小野小町、文屋康秀の3人に特に目を向けた内容。文屋康秀の「ふくからに 秋の草木のしをるれば むべ山風を あらしといふらむ」(風めっちゃ強くて草木なぎ倒されてるやん!だから山に風で嵐(荒らし)って言うんちゃう?)って和歌、頓知が効いてて好き。和歌って雅なものってイメージあるけど結構自由だったんだろうな。小野小町の「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせし間に」(綺麗な花も咲いたままではいられない。思い悩んでたら私もあっという間におばさんになっちゃった)って和歌はどの時代も思うことは一緒だなってなった。身分が違う3人が仲良しだったと言われてるのはなんだか微笑ましいしこのシリーズの漫画は何回読んでも面白い。
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百人一首大会に燃えていた中学生のとき読みたかった。 男キャラのタッチが好き。普通の漫画も描いてほしい
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マンガだけど マンガさくさく読める 小野小町と在原業平と文屋康秀の友情にかんぱい 六歌仙のはなし 小町いいなぁ
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百人一首の撰者である藤原定家を語り手に展開する百人一首マンガ・第2巻。 六歌仙である在原業平・小野小町・文屋康秀の幼馴染3人を中心とした歌つれづれ。 孤高の美女で謎に包まれた小町の印象が良い意味で変わった。和歌に精通し評判の高い彼女は夢のために恋を諦めるが、帝の寵愛を受けながら...
百人一首の撰者である藤原定家を語り手に展開する百人一首マンガ・第2巻。 六歌仙である在原業平・小野小町・文屋康秀の幼馴染3人を中心とした歌つれづれ。 孤高の美女で謎に包まれた小町の印象が良い意味で変わった。和歌に精通し評判の高い彼女は夢のために恋を諦めるが、帝の寵愛を受けながらも子供には恵まれなかった。そして晩年「花の色は…」を歌う。恋に夢に人生に悩む人の姿は今も昔も変わらないと思い、その万人が共感できる歌だからこそ、千年の時を経て人々に愛されてきたんだなと。 超訳ならではの3人の掛け合いが絶妙。
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小野小町が帝との間に子を授かっていればまた違ったのだろうなぁ… 紫の上も源氏に一番愛されながら、生涯子を授かれなかった設定だし、当時は子を産めないと晩年寂しいのね… あまつ風 雲のかよひ路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ(僧正遍昭) この歌、出家しているのに若い女の...
小野小町が帝との間に子を授かっていればまた違ったのだろうなぁ… 紫の上も源氏に一番愛されながら、生涯子を授かれなかった設定だし、当時は子を産めないと晩年寂しいのね… あまつ風 雲のかよひ路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ(僧正遍昭) この歌、出家しているのに若い女の子に目を奪われた生臭坊主の歌だと思っていたけど、なかなか切なかったです。百夜通いの真相はどうだったのかな。 竹取物語の頃から美女は男性陣に無理難題を吹っかけてその愛を試す訳ですが、小町の最期はしゃれこうべになり後悔の念消えず…という小町物があるように、その高飛車さ故に晩年の虚しさを過大に強調した部分もあるのでしょう。 我が身の美しさを鼻にかけたと言うより、実際の彼女はとても慎重で恋に臆病な女性だったのではないかと思ってみたり。
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