夜の写本師 の商品レビュー
魔術、生まれ変わり、運命、怨念、影・・・とファンタジー好きにはたまらない要素に「本」まで加わるなんて。 頭痛を堪えつつも先が気になり読んでしまった。 体調が悪いだけに戦いの描写がよりリアルに・・・。 ご飯時には読めない・・・。
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育ての親を殺した魔道師アンジストに復讐する為、カリュドウは夜の写本師としての修行を積むが・・・ ファンタジーだからか、文章がごちゃっとしているからか、とっつきが悪い。 でも、話自体は面白いし、特にラストの件は気が利いてる。
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「ゲド戦記」+萩尾望都の漫画(何度生まれ変わって出会っても、出会った瞬間にどちらかが死を迎えるというもの)、みたいな感じですね。 井辻朱美さんの解説もうれしい。
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美しい本。人間の、ありったけの醜さを書いているのに美しい。童話のような雰囲気ではあるけど、しっかりとした世界観をもったファンタジー。夜の、静かな時を過ごしながら読むと、今より少し、人間を愛せるような気がする。
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心の奥に紫水晶の欠片を持った悪魔に復讐する写本師 もう好物ばかりで面白く無いはずがないと思って読み始めましたが 期待以上
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本のファンタジーと魔法が好きなひとには面白いんじゃないかなー。 西洋っぽい話だけど、東洋の価値観がそこかしこに。 名前が若干紛らわしく、これは誰だっけ?な感じにはなりがちかな。 もうちょっと、生活感を感じられればいうことはないと思う。
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2012年4月21日読了 淡々としているけど、骨太な話だった。大人向けのファンタジー。 ただの復讐だけに留まらず、最後はアンジストが救われたような気がした。彼もまた犠牲者だったわけだ。 しかし、魔女から月と闇と海の力が奪われて残った抜けがらが男ってのはすごいなと思った。確かにその3つは女性の力だろうけど、力がなくなって転生したら男になるってのは目から鱗だった。ちなみに3人の娘たちの中ではルッカードが一番好き。彼女が一番カリュドウに近い性質を持っている気がする。 欲を言えば、もうちょっとカリュドウが喋って交流してくれればいいなと思ったんだけど…。それも彼の持ち味なのでいいか。最後には思ったよりも気さくな青年になっていた気がするし。
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設定や世界観はすごく好みで面白い。魔術師の魔術と写本による魔術(ではないのか)とか、巡っていく呪いとか、海外物みたいな正統派ファンタジー。写本ってとこが色んな意味でツボ。それだけになんか、惜しい。せっかく国産なのに翻訳文体みたいな文章がちょっとあわなかったのと、中身とページのバラ...
設定や世界観はすごく好みで面白い。魔術師の魔術と写本による魔術(ではないのか)とか、巡っていく呪いとか、海外物みたいな正統派ファンタジー。写本ってとこが色んな意味でツボ。それだけになんか、惜しい。せっかく国産なのに翻訳文体みたいな文章がちょっとあわなかったのと、中身とページのバランスか説明的で入り込みづらかった。いっそ何冊かにわけてじっくり登場人物たちの生活とかを書いてくれたらよかったのに。あと、どうせなら、カリュドウが男性な意味は説明されたにせよ、やっぱ女性として決着をつけて欲しかった気もする。
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とにかく面白かった!!洋画みたいなファンタジーで好き。装丁の雰囲気も良い。文章はちょっと淡々としてるかな。分厚い本ではないけれど、物語がぎっしり詰まってる。 しっかりと造り込まれた世界観や魔術の描写が素晴らしい。写本師ってのが本好きにはたまらない感じ。ヴェルネの「人を孤独にするのは~」と言う台詞が良かった。 「男性」対「女性」のテーマが面白い。「VS」じゃ無くて「ツイ」の方の「対」。 カリュドウが男性なのは「過去の三人とは異なる存在」と言うことに意味があるからだと思う。(月と闇と海の力全て奪われたからというのもあるのかも?) 「魔道師」でなかったから、アンジストに勝つ術を身に着けた。 「女」でなかったから、シルヴァイン、イルーシア、ルッカードと違う心でアンジストに向き合った。 3人の憎悪を背負いながらも飲み込まれることはなかったのも、アンジストの女性への憧れや、3人の憎悪の真意?に気付いたのも、彼女達と違うからこそ一歩引いた目線で見れたんじゃないか。 「二度もあいつの手にかかったのは自らの不明」とまで言っているし。エイリャとフィンのことが重く圧し掛かっていたというものあると思うけど。 女の力に憧れ、妬み、奪い続けてきたアンジストが最後は女性に転生する。カリュドウが男なのはここに繋がるからでもあると思う。お互いの性別が逆になるというのも面白い。 エマに話しかけるカリュドウがとても優しげで、彼は千年の間巡っていた闇のすべてと向き合ったんだと感じた。 「時はめぐり、やっと満ちた」というラストシーンが綺麗でした。 4月に出る「魔道師の月」はスピンオフ的なもの? 間をあけて読み返したい。
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復讐のファンタジー。自分の育ての親と妹のような存在を殺された主人公が写本師となり魔術師に復讐しようとするが、そこには更なる因縁があった。 復讐のストーリーだが、あまり暗い感じはしない。淡々と描かれているため、気がついたら主人公が強くなっていた感じ。ファンタジーにしては一緒に行動す...
復讐のファンタジー。自分の育ての親と妹のような存在を殺された主人公が写本師となり魔術師に復讐しようとするが、そこには更なる因縁があった。 復讐のストーリーだが、あまり暗い感じはしない。淡々と描かれているため、気がついたら主人公が強くなっていた感じ。ファンタジーにしては一緒に行動する様な仲間とかがいないため、よくなる友情物語はなくすっきりしていて良い。 感情移入はしにくいがストーリーは面白いので、ファンタジーを読まない人にもお勧め。
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