心はあなたのもとに の商品レビュー

村上龍【著】

2011/05/27

村上龍版せかちゅーみたいな、恋愛小説丸出しの作品。

気になる人からメールがこない時のイライラとか不安をものっすごい高次元で表現しましたって感じだった気がする

2011/05/23

だからなんなの？と思われるかもしれませんが
書きたいので書きます(*^ ^*)

主人公が言った台詞(もうすこし正確にかくと主人公が知り合いから聞いた話を相手に話している)に
ジム・ロジャーズが村上龍に言った台詞が出てきます。
確かこの本のあとがきにかいてあったはず。。。
http://www.amazon.co.jp/dp/4532192188

2011/05/23

二日で読了。
作家渾身の恋愛小説！とあるが、読み始め5頁で"なんや不倫の話か～"となり、あとはそのまま読み進める。
たまに良い表現もあるけど、読むのも書くのもつらい雰囲気の作品だと思いました。
龍の事が好きな若手作家が書いたような気さえする。連載だから仕方がないのか。
大事なのはマクロの視点だよ！という事を言いたかったのかな？
最後の10頁ぐらいで泣いたけど、ここまで引っ張れば当然のドラマツルギー。

2011/05/21

実際の知り合いから聞いた話、のようにリアリティを持って物語りは進んでいくのですが細部にこだわりすぎているのではないかな…なんて感じてしまいました
自分が不倫小説とかが苦手なだけかもしれませんが

2011/07/25

成功している投資ファンド経営者と風俗嬢(途中でやめるが)の恋愛物語。元風俗嬢は?型糖尿病を病んでいて最後には死んでしまう。出会いから死による別れまでを丹念に書いている。恋愛小説というのは、ほとんど読まない。これが村上龍の作品でなければ読んでいないだろう。とても面白い話であった、とは言えないけれども、大事な人をゆっくりと亡くしていく主人公の心の動き方がリアルであり、結局は一気に読んでしまった。

2011/05/17

筆者があとがきに触れられていますが、1型糖尿病を主人公の愛人にした物語。
大人になってから発症したサクラ（香奈子）と主人公は風俗で知り合い、深く付き合うことになりますが、最初主人公にとっては多くいる愛人の一人でしかなかったのです。
妻子がいて幸福な（？）家庭生活を築き、自身が起こした投資会社が成功しお金に余裕があり、キレイに遊ぶことのできる主人公。
離婚と同じくらいの時期に病気を発症し、風俗で働くことしかできなかった彼女は、生きることに積極的とは言えなかったが、主人公に後押しされ目標を持つことになるという、夢物語…

「糖尿病」と言うと、酒や煙草など不健康に過ごしてきた結果と思いがちでしたが、こういった病で闘っている人たちが実は多いってことに、気づかされます。

2011/05/14

結局、オトコっていうのは、カネと名誉とオンナがオトコの尺度なんだな。仕事も家庭もそして学費を負担できるような愛人も居て、全てが上手く回っている西崎には嫌悪感すら覚える。
村上龍は久々に読んだが、こんなだったっけ?
香奈子の「大好きな人とは一緒に居たい」というピュアな気持ちや、Ⅰ型糖尿病の大変さには、じんと来たから、尚更、嫌悪感を覚えた背景は余計だった。
まあ、嫉妬といえば、そうなのだろうけど。

でも、家族でもない好きな人を失うって、どんな気持ちなんだろう。

2011/05/06

私にとっては「テニスボーイの憂鬱」以来のいわゆる不倫の恋を扱った作品になる。
示唆めいた箇所も多いので、メモをとりながら再読した。バランスの取れた大人でなければ恋は難しいのか、、、いや恋はいつでも嬉しさと同時に苦しさも与えてくれるものなのか。

2011/05/10

投資組合を経営する西崎と、病を抱えた風俗嬢・香奈子の物語。
不倫って時点で全く感情移入できないし、ヒモとかで無くて、風俗の仕事に対してここまで寛容な男性っているのかしら、と思いつつ読んだ。
結果、こういうのもあっても良いのかな・・・位には思えた。
この人の作品、十数年ぶりに読んだけれど、やっぱり好きかも。

2011/05/05

心がギューっとなった。不安だったり、幸福だったり、それは誰にも分からなくて自分でもコントロールが難しい。
心の奥にある物を覗かれたような気分になった。

何年後かにきっともう一度読むと思う。

(2011.5読了)