ジェノサイド の商品レビュー
長編なのでかなり読み応えある。 コンゴと日本で並行して物語が進んでいくので、はじめは接点がなさすぎてちょっと辛かった。
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ずっと読みたかった本。 ハリウッド映画のような壮大さ。 どっぷり満喫しました。 人間の醜い所が思う存分描かれていて、とても重いストーリーだけどページを捲る手が止まらなかって。 SFは興味もないし苦手だけど、この本は別格だった。
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13階段が非常に面白かったので、グレイヴディッガーを読んだが、こちらは期待したほどではなかった。次に評価の良かったこちらの作品を読んだ。13階段が乱歩賞受賞作ということでミステリーのつもりで読み進めていたが、どちらかというとSF寄りのストーリー。またスケールの大きさにも圧倒された...
13階段が非常に面白かったので、グレイヴディッガーを読んだが、こちらは期待したほどではなかった。次に評価の良かったこちらの作品を読んだ。13階段が乱歩賞受賞作ということでミステリーのつもりで読み進めていたが、どちらかというとSF寄りのストーリー。またスケールの大きさにも圧倒された。中盤まで核心に迫らせず、かと言って飽きさせないスピード感のある展開。アメリカ、アフリカ、日本と数ページで舞台が切り替わるが、中盤以降次第にそれぞれが絡み合う流れになっていく。最近読んだ中ではダントツです!!
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映画を見ているようなハラハラ感で、長編だけどぐいぐい読んでしまった。 13階段がとても面白かったので、読んでみたけど今まで知らなかったのが悔しいくらいこの作者さんが好きだ!
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イラクの傭兵とか、薬学の大学院生が出てくるという導入で殺伐としてたり専門的だったりしそうだなと少し敬遠していたがそんな心配もする必要のないくらい引き込まれる内容と読みやすさで上巻の後半からは一気に読んでしまった。 超大作映画を4本くらい見た後の余韻が広がっている。めちゃくちゃ面白...
イラクの傭兵とか、薬学の大学院生が出てくるという導入で殺伐としてたり専門的だったりしそうだなと少し敬遠していたがそんな心配もする必要のないくらい引き込まれる内容と読みやすさで上巻の後半からは一気に読んでしまった。 超大作映画を4本くらい見た後の余韻が広がっている。めちゃくちゃ面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジェノサイド 著作者:高野和明 発行者:角川書店 (角川グループパブリッシング) タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecollabo.jimdofree.com/ 人類の在り方を問うサスペンス・ミステリー
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既に世界のどこかで起きているのではないかと思わせるほどリアリティーがあり、今住む地球について考えさせられる。正直今のアメリカやロシアであれば現実化していても違和感は覚えないぐらいである。 ストーリーの核心に迫る点は避けるが、人類は昔から殺し合いをしてきて、未だ続いている。日本に...
既に世界のどこかで起きているのではないかと思わせるほどリアリティーがあり、今住む地球について考えさせられる。正直今のアメリカやロシアであれば現実化していても違和感は覚えないぐらいである。 ストーリーの核心に迫る点は避けるが、人類は昔から殺し合いをしてきて、未だ続いている。日本に居ると実感が湧かないが、そういった点は事実。是非多くの人に改めて考えてもらえるきっかけになってほしいと思った。 全体の前半は合衆国組織や薬学の点で専門用語が多く難しいと感じるが、作者の細部までこだわった結果だったに違いない。 第一部ハイズマンレポートの前半で想定したストーリー展開とは異なる主軸がすすみ、そこが面白かった。 残虐なシーンもあり、読みながら苦しいと感じる箇所もあったが、これも現実か。自分達が知っている事だけがノンフィクションではなく、世界にはさまざまなノンフィクション、つまり受け入れがたい現実があるのだろう。 読んでいて常にドキドキハラハラするストーリー展開でどんどん読み進めることが出来ました。 素晴らしい作品に出会え、読んで良かったと思います。映像化したら面白い事間違いなし!
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これはおもしろかった!! アフリカ、日本、アメリカ、と、あちこち行ったりスケールも大っきかったり、初めはごちゃごちゃするかな?と思ったケド、それ以上のスリルと感動があった。色々考えさせられるトコも。 2023年初完読に相応しい1冊でした。
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「13階段」を読了し、高野先生の小説をもっと読んでみたいと思い手に取りました。 舞台が日本~アメリカ~アフリカと、スケールの大きな作品。アフリカという未開の地で生まれた、超人的な頭脳を持つ新人類といえる存在を排除しようとする人間と守ろうとする人間を描いた作品です。(それだけではな...
「13階段」を読了し、高野先生の小説をもっと読んでみたいと思い手に取りました。 舞台が日本~アメリカ~アフリカと、スケールの大きな作品。アフリカという未開の地で生まれた、超人的な頭脳を持つ新人類といえる存在を排除しようとする人間と守ろうとする人間を描いた作品です。(それだけではないですが壮大すぎて・・・実際読んでみてください)タイトルになっているように、民族同士の争いから生まれる大量虐殺(ジェノサイド)が大きなテーマなのでしょうか・・・? 文系脳なので日本のシーンは難しかったですが、傭兵たちと人類学者、新人類が合衆国の魔の手『ネメシス作戦』から逃れるシーンは緊迫感がありました。これは少し以前に書かれた作品ですが、ロシアウクライナ戦争の真っ只中であり 日本も中国ロシアの脅威に晒されている現状で読む、高野先生の手によって書かれた妙にリアリティのある戦争の描写には少なからず恐怖感をかき立てられました。特に平和に暮らしていた少年が拉致されて少年兵にさせられたシーンは・・・言葉にできません。これはフィクションですが、世界のどこかには本当にこういうことが起こっているかもしれない。改めて日本という平和な国に生まれたことを感謝しました。 とてもたくさんのことを考えさせられた作品ですが、気になったことが大きくふたつあります。まず作者の思想がかなり左に偏っているのでは?ということ、あとは結局新人類を生かしてよかったのかということ。新人類が主人公サイドなので逃亡を応援しましたが、間違いなく世界の均衡を乱す行為ですよね。それは本当に正しい行為なのでしょうか・・・。
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とある登場人物や主人公の設定や、何のために出てきたのか分からない人物やらゴチャゴチャしているが、なんだかんだで600ページ読んでしまった。 読んでいて色んな意味で清々しい気分にはなれないが、話のスケールは大きい。題材も人目を引くものであった。
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