1,800円以上の注文で送料無料

ジェノサイド の商品レビュー

4.3

1481件のお客様レビュー

  1. 5つ

    711

  2. 4つ

    462

  3. 3つ

    156

  4. 2つ

    32

  5. 1つ

    14

レビューを投稿

2024/07/01

SFだと思って読み始めたら、あまりにも現実に近く、本当に怖かった。 特に虐殺のシーンなど、あまりに生々しく恐怖で夜眠れなくなった。何度も読むのをやめようかと思ったが、何とか読み切った。 専門的な用語が出てくるのはいいが、あまり必要ない情報も多く、長く感じた。

Posted byブクログ

2024/06/22

13階段があまりにも面白かったのでこちらも読みましたが…素晴らしすぎるw はじめは難しい専門用語が多く読み進めるスピードが上がらなかったが後半になるにつれて『もうヤバすぎ』ました! 現在の人間の醜さなどを目の当たりにしながらも純粋に人の命を救いたいとおもう青年の姿に声援を送っ...

13階段があまりにも面白かったのでこちらも読みましたが…素晴らしすぎるw はじめは難しい専門用語が多く読み進めるスピードが上がらなかったが後半になるにつれて『もうヤバすぎ』ました! 現在の人間の醜さなどを目の当たりにしながらも純粋に人の命を救いたいとおもう青年の姿に声援を送ったり、緊張感のあるストーリー展開の中で色々な事を考えさせられる作品でした。 文句なしの面白さです♪

Posted byブクログ

2024/06/10

無実なのに犯罪者として追われながら新薬を作らなきゃいけなくなった大学生の話と戦争中に赤子の新人類を守りながら移動しなきゃいけない話でかなりこわかったけど、新人類対アメリカの頭脳戦にウオーッてなった 映像化したらかなり見応えがありそう 雑談の中の韓国の「縁」の話がすごく印象に残っ...

無実なのに犯罪者として追われながら新薬を作らなきゃいけなくなった大学生の話と戦争中に赤子の新人類を守りながら移動しなきゃいけない話でかなりこわかったけど、新人類対アメリカの頭脳戦にウオーッてなった 映像化したらかなり見応えがありそう 雑談の中の韓国の「縁」の話がすごく印象に残った 源氏物語に出てきた「業」とか「袖振り合うも多生の縁」みたいな感じなのかな 1ページの中の情報の密度がすごくて少しずつしか読めなくて読むのにかなり時間かかってしまった

Posted byブクログ

2024/05/26

すごくしっかりしたストーリーでドキドキしました。 今まで考えたこともない我々はまだ人類史の途中なのだという当たり前のこと。 全ては手のひらの上でおこっていることなのだろう。 そしてその事実にとうの昔に気づいた人達もいたのだ。

Posted byブクログ

2024/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった!誰にも言うなって話を息子がどんどん周りに相談しちゃうからハラハラした。誰が味方で敵なのかも分からなくてヒヤヒヤしちゃう。 お父さんの不倫ってそういうことなの!?って衝撃だった。 息子や任務中のチームや政治家たち、それぞれの正義や葛藤があって飽きることなく読み進められた。いい結末に落ち着いて良かった。

Posted byブクログ

2024/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新人類の誕生、そして殺戮を繰り返す現人類の愚かさ。長い人類の歴史を紐解き、そして自分達を俯瞰で見下ろす新たな上位存在にどう対峙してゆくのか。そんな哲学的命題を目撃した気がした。 エンタメとしても、展開がスピーディー且つ謎が点と点で繋がってゆく様が爽快で、壮大なSF映画を見た様な読了感だった。

Posted byブクログ

2024/03/22

すごい話を読んでしまった・・・ 読んでる間はハラハラドキドキしっぱなしで 帯に「徹夜本」とデカデカと記載されていましたが まさにその通り 読み終わった後は 壮大なスケールの3部作くらいの長編映画を見終わった後のような 清々しい満足感が得られて、今余韻に浸っています 本を読む醍醐味...

すごい話を読んでしまった・・・ 読んでる間はハラハラドキドキしっぱなしで 帯に「徹夜本」とデカデカと記載されていましたが まさにその通り 読み終わった後は 壮大なスケールの3部作くらいの長編映画を見終わった後のような 清々しい満足感が得られて、今余韻に浸っています 本を読む醍醐味が味わえました 本を読んでいると、自分の想像力が試されることがあるのですが この作品は勝手に映像が脳内再生されます ちなみに私の脳内ではこちらの俳優さんで脳内再生されていました イェーガーはブルースウィリス ギャレットはケビンベーコン マイヤーズは若い頃のオーランドブルーム ミックはケインコスギ ピアースはトムハンクス 研人は赤楚衛二 正勲は中村倫也 すごい豪華俳優陣だったので、読んでいて楽しかった 薬学の知識がゼロの私にも理解できるほど 新薬を作り出す過程がわかりやすく解説されており 新薬開発がいかに困難な道のりなのかを知ることができます 肺胞上皮細胞硬化症という病気は 実際には存在しないらしいです、よかった できることなら もう一度、記憶を消してハラハラドキドキ読みたい・・・ そのくらい楽しかったです

Posted byブクログ

2024/03/01

アフリカ・コンゴ、アメリカ、日本を舞台にしたアクション×サスペンス×エンタメ群像劇! これは人類の「新・出アフリカ」記か。 人類の脅威となりうる「何か」がコンゴで<生まれた>。それを火種に、米ホワイトハウスから物語が動き出す。「何か」に付けられた暗号名は...

アフリカ・コンゴ、アメリカ、日本を舞台にしたアクション×サスペンス×エンタメ群像劇! これは人類の「新・出アフリカ」記か。 人類の脅威となりうる「何か」がコンゴで<生まれた>。それを火種に、米ホワイトハウスから物語が動き出す。「何か」に付けられた暗号名は<ヌース>。そして作戦名<ネメシス作戦>。 アメリカ政府機関、アフリカ紛争の内実、世界情勢、理系基礎研究、軍事、諜報、人類学などの緻密な描写が説得力と重厚さを生み、物語のスケールを支える。 約500万年前にアフリカで生まれた人類。約20万年前に現生人類が「出アフリカ」し、何万年もかけて地球上に広がった。 ここから、ふたたび人類が始まるのか。それとも、終わりの始まりか。 大統領以下の政府高官、科学者、傭兵、日本の大学院生まで、それぞれの信念と思惑が絡み合う。 デッドライン(文字通りの)があり「逃げながら闘う」2つのストーリー。 急流のような話の流れに、丹念に張られた伏線。それらが回収されたときのカタルシス。 人間の本質、戦争の非人道性などテーマは軽くはない。 しかし、活劇としての純粋な面白さと、知的好奇心への刺激を感じられる傑作だ。 あっという間の590ページでした。 作者の、意味不明(?)な日本人下げと たまに挿入される思想的スタンスはすこし引っかかるが・・・おいておこう。 あのラストを描いてくれたのだから。

Posted byブクログ

2024/02/17

まだ2024年2月ですが、今年ナンバーワンの面白さ。 10年前に刊行された本だけどめちゃくちゃ面白い。最後までドキドキさせられて終わりも良かった。 当時の創薬はまだまだ低分子化合物の合成がメジャーだったし、ちょっとボロアパートにトランスジェニックマウスとかいる辺りがウヘッ!!と...

まだ2024年2月ですが、今年ナンバーワンの面白さ。 10年前に刊行された本だけどめちゃくちゃ面白い。最後までドキドキさせられて終わりも良かった。 当時の創薬はまだまだ低分子化合物の合成がメジャーだったし、ちょっとボロアパートにトランスジェニックマウスとかいる辺りがウヘッ!!とかなりましたがGIFTっていう創薬のためのソフトの完璧さにめっちゃワクワクして単純に高野さんコレは凄すぎるよ。 他方、内戦や傭兵といった章(日本のシーンとアフリカのシーンそしてペンタゴンのシーンが交互に挿入される)はこれがリアルなのか!?経験したことないからわからないけど臨場感ハンパなくて心拍あがりまくるー。 こんな面白い本あるんだー、はぁ。やっぱり本は止められない。

Posted byブクログ

2024/02/15

日本とアメリカとアフリカ 最初は繋がるはずがないと思っていた人物同士が深く関わり、現生人類の危機を救う。 俳優の岡田将生さんがこの作品を賞賛していたので、気になって読んでみた。読み応えがあった。 専門知識が理解できたらもっと面白かったかもしれない。 殺人は犯罪であって、異常な...

日本とアメリカとアフリカ 最初は繋がるはずがないと思っていた人物同士が深く関わり、現生人類の危機を救う。 俳優の岡田将生さんがこの作品を賞賛していたので、気になって読んでみた。読み応えがあった。 専門知識が理解できたらもっと面白かったかもしれない。 殺人は犯罪であって、異常なはずの行為であり、殺人を犯した者は人々から侮蔑され、忌避される。 にもかかわらず、戦争においては人を殺すことが正義であり、正常な行為になる。後世にどれだけ非難されようとも、敵を排除するという意義があるから、大虐殺が起きてしまう。 戦争、差別、虐殺。 現生人類の愚かさと弱さのあらわれなんだと気付かされる。

Posted byブクログ