ジェノサイド の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
評判に違わず、その圧倒的な世界観に驚愕した。フィクションとわかっていてもリアルにありそうな、テンポ良く読ませ、人間の知性と理性、また本能の奥深さを創薬と大量殺戮、個と国というスケールの違いを結びつけて展開する物語を読み終えた爽快感は計り知れない。
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ハードカバーで買って損はしないと思う。私はけっこう好き。 世界を巻き込む騒動に日本の大学院生が巻き込まれて頑張るとことか、わりと日本の皆さんの好きなパターンな気がする。 内容もシビア過ぎず、いい感じにご都合主義な感じがあったのが逆に、私が面白かったなーと思う理由かも。 やりすぎる...
ハードカバーで買って損はしないと思う。私はけっこう好き。 世界を巻き込む騒動に日本の大学院生が巻き込まれて頑張るとことか、わりと日本の皆さんの好きなパターンな気がする。 内容もシビア過ぎず、いい感じにご都合主義な感じがあったのが逆に、私が面白かったなーと思う理由かも。 やりすぎるとリアリティーなくなっちゃうけど。 例えばアルマゲドンとかハリウッドの映画を日本版にするとこういうテイストが入ってくるんだろうな、という… ヌース救出の攻防が、学生の彼のお陰でわりと身近な感じで読めるのかなぁ。アメリカとアフリカでの話だけじゃあんまり面白くなかったと思うので。
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こんなに壮大で、精緻な話はないのでは?と思わずにはいられない。 アフリカでの傭兵の戦闘と、日本の院生の薬学との格闘が、交互に展開される話です。
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地球上で起きつづけている悲惨な殺し合い、虐殺を知り、こころが痛みました。この作品は、あのテロ事件の背景などをオマージュとしていたり、軍事だの諜報だのバミューダだの多くのモチーフをうまいこと一纏めにしながら、大興奮のSFエンターテイメントになってます。すこし残念なのは、未知の生き物...
地球上で起きつづけている悲惨な殺し合い、虐殺を知り、こころが痛みました。この作品は、あのテロ事件の背景などをオマージュとしていたり、軍事だの諜報だのバミューダだの多くのモチーフをうまいこと一纏めにしながら、大興奮のSFエンターテイメントになってます。すこし残念なのは、未知の生き物のインパクトが弱いかなぁ、、、まぁ、インパクトありすぎると破綻した物語に落ちちゃうんだけどね。この本は「帯」買いしてもいいでしょう。
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複線の張り方がうまいが,プロットの全貌が明らかになる後半からやや失速の感あり.創薬化学の描写が興味深い
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8月-11。4.5点。 父親を亡くしたばかりの、薬学大学院生と息子が難病の傭兵。 何の繋がりもないはずの、二人の人生。 傭兵に与えられたアフリカでの極秘任務と、父親の謎の遺言を 手にした学生、とんでもない国際的陰謀と・運命的な繋がりへ。 評判通り、すごい小説。面白かった。繋がる...
8月-11。4.5点。 父親を亡くしたばかりの、薬学大学院生と息子が難病の傭兵。 何の繋がりもないはずの、二人の人生。 傭兵に与えられたアフリカでの極秘任務と、父親の謎の遺言を 手にした学生、とんでもない国際的陰謀と・運命的な繋がりへ。 評判通り、すごい小説。面白かった。繋がるはずのない二人の繋がりが わかり始めると、ノンストップで一気読みとなった。 もう少し後日談が欲しかった気が。。余韻に浸りたかった。贅沢かな。
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急死した父から届いたメールに従い、研究を引き継ぐ薬学部学生研人。 難病の息子のために、特殊任務についたアメリカ傭兵イェーガー。 知らずに二人は、人類存亡の危機に立ち向かっていく。 直木賞候補が納得の壮大なスケールとスリリングな展開。 直木賞受賞を逃したのも納得の導入部の長さ。 ...
急死した父から届いたメールに従い、研究を引き継ぐ薬学部学生研人。 難病の息子のために、特殊任務についたアメリカ傭兵イェーガー。 知らずに二人は、人類存亡の危機に立ち向かっていく。 直木賞候補が納得の壮大なスケールとスリリングな展開。 直木賞受賞を逃したのも納得の導入部の長さ。 化学に弱いせいもあり、前半は読むのに時間を要した。 ミックの背景や菅井や正勲からの視線もあればなお良かった。 読み応えのある大作。 【図書館・初読・8/23読了】
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すごい。知能の限界を感じている自分のような一般人と天才と天才すら凡人に見えてしまう進化した人間。 面白い! ただ、こういった変化、進化を人為的に進める力はどうなるのかなぁと思ったりした。
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ダイナミックな発想に感心しました。 この手のジャンルはどちらかというと苦手だったのですが、 丹念な取材の結果、壮大なストーリーが、さほど現実味を損なうことなく展開できていると思います。 場面転換の妙も、読者を引き込む要因となっているのでしょうか。 読了後、著者が映像作品を手が...
ダイナミックな発想に感心しました。 この手のジャンルはどちらかというと苦手だったのですが、 丹念な取材の結果、壮大なストーリーが、さほど現実味を損なうことなく展開できていると思います。 場面転換の妙も、読者を引き込む要因となっているのでしょうか。 読了後、著者が映像作品を手がける方だと知り、納得。
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展開が予想外で面白かった。 売れている本なだけある。 ご都合主義や突っ込みたくなる所もあるが、展開の凄さ十分カバーできていると思う。 最近ストーリーが読める本が多かったが、これは想定外の内容だった。
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