ジェノサイド の商品レビュー
これ、すごい。本年度ベストファイブは固い。息をもつかせない斬新な展開だし、色々考えさせられちゃうし、結構な長さだけど一気に読んでしまうこと必至。ぜひ!
Posted by
最高に面白かったです。壮大なストーリーと展開になかなかのボリュームですが、一気に読破してしまいました。映画化に持ってこいの作品だと思います。
Posted by
日本の学生とコンゴの傭兵、アメリカ合衆国の威信と権謀うずまくホワイトハウス、知恵比べの果てに最後に勝つのは誰なのか? まさかの第四者の介入と追いつ追われつする展開に一気読み確実。 登場人物がやや類型的ではあるものの、よもやの展開が待ち受けています・・・。 まさか「チェイニー」が...
日本の学生とコンゴの傭兵、アメリカ合衆国の威信と権謀うずまくホワイトハウス、知恵比べの果てに最後に勝つのは誰なのか? まさかの第四者の介入と追いつ追われつする展開に一気読み確実。 登場人物がやや類型的ではあるものの、よもやの展開が待ち受けています・・・。 まさか「チェイニー」があんな事に。 いや、「チェイニー」じゃないですが。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジェノサイド(大量殺戮)というタイトルなので、誤解を与えそうで言いにくいですが、すごく面白かったです。人類が未だ進化の過程にあり、不完全で未成熟であることを痛感させられました。でも読み終わった後は、救いがあるとも感じました。人類は滅ぶべき存在なのか、、、人の善と悪。息を呑む展開と圧倒的な専門的描写による数人の視点で描かれる壮大なストーリーです。サスペンス、エンターテイメント、SF盛りだくさんです。ぜったいお勧めですッ!!2011年のベスト1ですッ!!!
Posted by
どうなるの・・・??最後までいっき読み!! おもしろかった!!って、すごく単純な一言だけど、でもそう言うのがやっと。 様々に厳しいエピソードが多く,読んでて辛くなる。 巻末の参考文献、数多の資料に基づく現実の一端だと思わざるをえない。 創薬のこと初めて知る。軍事のことも、驚くこと...
どうなるの・・・??最後までいっき読み!! おもしろかった!!って、すごく単純な一言だけど、でもそう言うのがやっと。 様々に厳しいエピソードが多く,読んでて辛くなる。 巻末の参考文献、数多の資料に基づく現実の一端だと思わざるをえない。 創薬のこと初めて知る。軍事のことも、驚くことばかり。 安穏と暮らす日々とは比べようもないけど、こんなことが今も世界では起きているのだと・・・様々にてんこ盛りの一冊!!
Posted by
書店で立ち読みではなく座り読み(最近書店には椅子がところどころ置かれているのですね・・・)している高校生がなんと1時間もずーっと集中して読み続けていました。どんな本を読んでいるのだろう?そんなに面白いのか?と横から書名をみて私もちょこっと立ち読み・・・「これは買ってけらなければ!...
書店で立ち読みではなく座り読み(最近書店には椅子がところどころ置かれているのですね・・・)している高校生がなんと1時間もずーっと集中して読み続けていました。どんな本を読んでいるのだろう?そんなに面白いのか?と横から書名をみて私もちょこっと立ち読み・・・「これは買ってけらなければ!」と購入,朝までかかって読んでしまいました。読み出すととまらない,心が痛くなる場面も組み込まれていて面白いだけでは終わらない小説でした。
Posted by
面白かった。 ストーリー展開がテンポ良く、イメージしやすい文章は、読んでいて飽きません。 スケールが大きく、映画にしたくなる小説です。映画化が決まっていてもおかしくないです。 読んだ方の評価が高いのにも納得のエンターテイメント性の高い作品でした。
Posted by
切迫感だとか新人類に対する脅威だとか最後綺麗に終わり過ぎていたりだとか、正直評判に対して期待外れ。普通に楽しめたとは思うけれど……。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
評判高い作品って、自然とハードルが上がってしまう・・・・。 決して、つまらないわけでもなく、話もよく練られていて、所々ドキドキ・ハラハラもさせれるけど、それ以上のめり込めない。
Posted by
超ド級のエンターテイメントという言葉に偽りなし! 日本とアフリカにまたがったそれぞれの物語が、初めは「これがどう結び付くんだ? 全然関係ないぞ?」って違和感から始まり、物語半ばを待たずに前半で密接になり、秘密が明かされる。その後次々に現れる危機も、日本側、アフリカ側、それぞれが“...
超ド級のエンターテイメントという言葉に偽りなし! 日本とアフリカにまたがったそれぞれの物語が、初めは「これがどう結び付くんだ? 全然関係ないぞ?」って違和感から始まり、物語半ばを待たずに前半で密接になり、秘密が明かされる。その後次々に現れる危機も、日本側、アフリカ側、それぞれが“特技”を発揮して避けつつ、たまに交錯しながら、畳みかけるように話が大きくなり、最後までノンストップで突き進む。 主人公たちに次から次へと訪れる焦りが完全にこちらに伝染して、昼夜も忘れて読みふけってしまいました。サバイバル技術から薬学まで、縦横無尽に専門的な話を散りばめて、それを結び付けていく作者の手法が見事すぎて、もし何か事実関係の齟齬があったとしても、そこはわりとどうでもいい気にさせられます。タイトルの“ジェノサイド”という言葉が、まんまの意味でも、真逆からの意味でも、そして未来の可能性としても使われていることに、読み終わって戦慄。 荒々しくは『パラサイト・イヴ』×『ブラッド・ダイヤモンド』と説明できるけれど、それ以上の衝撃が…コンゴという国で起こっている地獄、医療の限界、アメリカ世界支配陰謀説、原人たちの滅亡の歴史、地球の未来、潮流の力、などなど「違った分野での衝撃」が同時に、ジャブ連打のように襲ってきます。お話の最大の秘密は、わりと半ばで推測できるんですよ。むしろ作者が自ら、小さい伏線で明らかにしている。けど「伏線の回収を第一」として読ませない、人や地球の抱える問題への認識と、ドキドキハラハラ感と、爽快感を与えてくれる作者の筆力、参りました。 いやー。凄い本です。全590ページ、映画も漫画も超えています。映画化は不可能でしょう(少なくともアメリカ人が読んだら激怒するからハリウッドでは無理)。それこそ文中にある以下の言葉の通り、小説でしか楽しめない知的興奮でした。 「中国文字には利点もあるんです。視覚情報として脳の中に入ると、表音文字よりも少ないステップで意味に結びつきます。つまり可読性に優れているんです。本を早く読めるし、映画の字幕も気になりません」 それにしても。程度の差はあれ、「進化する動物」としての人間にも、いつか必ず訪れる未来なんだよな、あれ…。
Posted by