ワーカーズ・ダイジェスト の商品レビュー
『嫌なやつ』がリアル過ぎてちょっと気分悪くなるけど、そいつらへのむかつき含めてやはり共感しすぎてしまう。佐藤浩市がでる車のCMへのつっこみというか、「なんなんあれ?」っていう感覚を、的確に表現してると思う。
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同じ名字、同じ誕生日の男女二人の日常が淡々と綴られている感じ。 特に何って訳でもない。 そこがいいのかな?
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なんとなく面白そうやな~と思って借りた本。 特に面白くなかった… 何事もない日常が淡々と描かれてる感じやけど、ほんまに何もなさすぎて楽しくも悲しくもなかった。
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大阪の女性はうまいなあと津村さんや川上未映子さんのを読むと感心します。人の欠点を描くのに嫌味がないのよね。そこは漫才王国の土地柄なのでしょうか。ぷっと笑わせてしまう手際よさです。 この際、他の津村作品も読破してしまおうと思える作品でした。同時収録のなんとかさんの不在っての...
大阪の女性はうまいなあと津村さんや川上未映子さんのを読むと感心します。人の欠点を描くのに嫌味がないのよね。そこは漫才王国の土地柄なのでしょうか。ぷっと笑わせてしまう手際よさです。 この際、他の津村作品も読破してしまおうと思える作品でした。同時収録のなんとかさんの不在ってのも、ほんとに仕事をきちんとしていた人だから書けるのだなと感心させられます。じめじめしていないけど、熱過ぎもしない、中年の心意気が描かれています。もう少し若かったら、もっともっとうんうんとうなづいていることでしょう。 とにかく、お仕事ご苦労様、と言いたくなる本でした。
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同い年、同じ名字、同じ誕生日の2人の淡々とした日常が綴られている。特別大きな出来事が起こるわけでもなく、本当に淡々と毎日を過ごしている。少しの不安や憂鬱を抱えながら。 同時収録の「オノウエさんの不在」もそう。日常の一こまを切り取って小説にしている感じがとてもリアル。 突拍子もな...
同い年、同じ名字、同じ誕生日の2人の淡々とした日常が綴られている。特別大きな出来事が起こるわけでもなく、本当に淡々と毎日を過ごしている。少しの不安や憂鬱を抱えながら。 同時収録の「オノウエさんの不在」もそう。日常の一こまを切り取って小説にしている感じがとてもリアル。 突拍子もない事が起こったり、喜怒哀楽のはっきりしたものだけが小説ではない。こんなに日常がリアルに存在する(しかもどちらかと言うと明るくはない。)読み物もたまには良い。 【32歳は、欲望も希望も薄れていく年だった。けれど、きっと悪いことばかりじゃない。重信:東京の建設会社に勤める。奈加子:大阪のデザイン事務所に勤め、副業でライターの仕事をこなす。偶然出会った2人は、年齢も、苗字も、誕生日まで同じ。肉体的にも精神的にもさまざまな災難がふりかかる32歳の1年間、ふたりは別々に、けれどどこかで繋がりを感じながら生きていく―。頑張るあなたに贈る、遠距離“共感”物語。 】
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関西弁に慣れていないからなのかわかりませんが、どの人物が話しているのかわからなくなることが多かったです。その一方で、ものすごい生活臭と人間関係のリアリティにはぐいぐい引き込まれました。終わり方もほどほどにまとまっていて「無理してない」感を受けました。仕事が忙しい人や就活中の人にお...
関西弁に慣れていないからなのかわかりませんが、どの人物が話しているのかわからなくなることが多かったです。その一方で、ものすごい生活臭と人間関係のリアリティにはぐいぐい引き込まれました。終わり方もほどほどにまとまっていて「無理してない」感を受けました。仕事が忙しい人や就活中の人におすすめです。
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まぁまぁだったと思う。 こういう働いている心理の本を書かせたら奥田英朗さんの右にでるものは・・・と感じてしまった。 でも読んだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館にて。 表題作と「オノウエさんの不在」という作品の2編。 どちらも正社員で必死に働いていたころを思い出した。きつい毎日だったけど、決して仕事上派手なことをするわけじゃなく淡々と毎日は進んで行ったりするけど、地味なりに日々いろんなことがあって日々悩んでいたりする。ラストに起きるちょっとしたいいこと、予想はできたけどでも心温まる。
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<お仕事小説>の最高峰!と帯紹介(裏)にはありますが・・・ そういったジャンルがあるですね。彼女の本はこれで二冊目。小説らしい小説と云ったら何のことかと思われるかもしれませんが、僕にとって彼女はこれからも安心してお付き合いできる著者の一人になったという意味で、核心を衝いた作品。 ...
<お仕事小説>の最高峰!と帯紹介(裏)にはありますが・・・ そういったジャンルがあるですね。彼女の本はこれで二冊目。小説らしい小説と云ったら何のことかと思われるかもしれませんが、僕にとって彼女はこれからも安心してお付き合いできる著者の一人になったという意味で、核心を衝いた作品。 すれ違いや触れあい、反発、衝突、受容、挫折、あきらめといった様々な磁場の交錯する職場での心の綾とか濃淡を著者は巧みに彩っています。そういったものに深く浸りながら甘心するのが小説を読む醍醐味なんですよ。 一人暮らしの女性(奈加子)の部屋を描いた装画(山城えりか)も妙にリアルで楽しめます。これが重信(独身男)のそれだったら見たくないけど。 もうひとつの短編「オノウエさんの不在」もいいですね。著者の描く登場人物の音楽や映画の趣味が自分と共通するという贔屓目もありますが。
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誕生日が同じ男女の1年間(恋愛モノではないと思う)。 年上の男性クライアントが敬意を欲していたとか、 昔の同級生がクレームつけてきたとか、女性のシミの具合は10〜20代に浴びた紫外線量によって決まるとか ところどころで苦笑いしちゃいます。
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