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ウェブ×ソーシャル×アメリカ の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

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2011/08/21

今のウェブ環境を創り出してきたのがビジョンとプラグマチズムを融合させる、元来的なアメリカのプログラムにある、との指摘に納得。遊戯性と可塑性といかにして生み出すか、というクリエイティブ論として読みました。

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2011/07/24

AppleやFacebookといった企業が、何故アメリカで生まれるのか。その精神的な土壌を、アメリカのフロンティア時代にまで遡って分析している。歴史的事実の網羅性は高く、学習効果は高い。が、全体的に予断が多く、そんなこと言い切っちゃって良いんですか、と思う記述も多い。しかしWeb...

AppleやFacebookといった企業が、何故アメリカで生まれるのか。その精神的な土壌を、アメリカのフロンティア時代にまで遡って分析している。歴史的事実の網羅性は高く、学習効果は高い。が、全体的に予断が多く、そんなこと言い切っちゃって良いんですか、と思う記述も多い。しかしWebサービスの上っ面をいじり倒して軽薄なノウハウを開帳する数多の本より、ずっと良い。

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2011/07/13

情報社会論(だと思う)。 ウェブの世界がこれまでどう推移してきたかと、Facebookに関心が高まり、現に存在感を示している現在のウェブの世界がどう位置づけられるか(理解すればいいか)が、丁寧に書かれている。さらに、ウェブの世界を今後動かしていく力が「構想力」であるとし、この点は...

情報社会論(だと思う)。 ウェブの世界がこれまでどう推移してきたかと、Facebookに関心が高まり、現に存在感を示している現在のウェブの世界がどう位置づけられるか(理解すればいいか)が、丁寧に書かれている。さらに、ウェブの世界を今後動かしていく力が「構想力」であるとし、この点は厚みのある記述がされている。 「Web2.0」、「フリー」、「ネットワーク中立性」等の新しめのキーワードについて、一連の文脈・背景を持たせた説明をしている。こうした説明により、これらの言葉や考え方が持つ意味を、改めて一つの話のなかで理解できた気がした。 難しいところもあり、まだ全体を一度しか読めていないが、繰り返し読みたい。著者の、広範囲かつ深みのある知識に基づく記述・説明には好感が持てる。

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2011/07/14
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ウェブやパソコンに関して知識・興味がある人は面白いはず。ただ、ジョブスがアップルの偉い人レベルでしか認識してない僕には、第一章はウェブの歴史をつらつら述べてるだけなのであまりとっつきにくい。しかもアメリカの社会(ヒッピーとか)を知らないと理解しにくい。

Posted byブクログ

2011/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中盤、ダラダラとした内容が続いて読み飛ばしそうになるも読了。 よかったなぁと思っているのは1点、最近疑問に思っていた件が解消。 マネタイズ ... × サービスで儲けを出す方法・ビジネスモデル ○ サービスで既に多数のユーザから支持が得られたものをどう金銭的価値に実現していくか。 「既に多数のユーザから支持が得られたサービス」という前提があるのね。だから、「マネ」・「タイズ」なのかとスッキリ。

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2011/07/09

変化が激しい分野なので、2011年3月発行にひかれて読んでみた。 久々にビジネス本ではない本を読んだので、読み応えあり。 個人的には興味のある分野の歴史的・思想的背景がわかっておもしろかったし、登場人物も最近本でよく出てくる人が多く身近な話題にも感じる。 ただ、ちょっと冗長な感じ...

変化が激しい分野なので、2011年3月発行にひかれて読んでみた。 久々にビジネス本ではない本を読んだので、読み応えあり。 個人的には興味のある分野の歴史的・思想的背景がわかっておもしろかったし、登場人物も最近本でよく出てくる人が多く身近な話題にも感じる。 ただ、ちょっと冗長な感じ、ってほかのな方のコメントには同感。

Posted byブクログ

2011/06/27

帯にあるようにFacebookやTwitterなどがアメリカで生まれた背景、それらを生み出した発想の根底に流れるものを知る意味では参考になるのでは。

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2011/06/25

コメントが難しい一冊。なぜアメリカでインターネット関連産業が隆盛したのかという問いを立て、仮設として60年代のヒッピームーブメントを上げる。そこから本書では、アメリカ建国の歴史から東海岸と西海岸文化の違い、現在のGoogle、Facebook、Appleの根本の発想の違いまで縦横...

コメントが難しい一冊。なぜアメリカでインターネット関連産業が隆盛したのかという問いを立て、仮設として60年代のヒッピームーブメントを上げる。そこから本書では、アメリカ建国の歴史から東海岸と西海岸文化の違い、現在のGoogle、Facebook、Appleの根本の発想の違いまで縦横無尽に描く。そして結論は、宇宙開発。アメリカのフロンティアスピリットことその根源というところまで至る。 個人的には、アンダーソンのウェブは死んだというコメントが印象的。確かに、スマートホンとアプリの一般化によって、ブラウザによるオープンなネット環境は転機を迎えている。 技術をベースに社会学、歴史、心理学、哲学までを駆使して語るには新書は器が小さすぎるかもしれない。同じテーマでもっと分厚い一冊の執筆をぜひ期待します。

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2015/09/15

Koichiro Eto tumblr - 『ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力』書評「壮大な奥行きの文化史」/江渡浩一郎 http://etocom.tumblr.com/post/4925186941 2012-05-23 再読。不勉強会#3。 アメリカで...

Koichiro Eto tumblr - 『ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力』書評「壮大な奥行きの文化史」/江渡浩一郎 http://etocom.tumblr.com/post/4925186941 2012-05-23 再読。不勉強会#3。 アメリカでは「進化evolution」という言葉には負荷があるのでビジネスでそういうメカニズムを指し示すときにinnovationという言葉が受け入れられたという指摘にはなるほどと思った。『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』 「すべては宇宙開発から始まったのだ」はいいけど、なんでぼくがそれに従わないといけないの? と反感。ぼくはぼくの構想を打ち立てたい。従属的に宇宙開発=全球の構想力を後追いするのではなく。 それは「全体」を想定しないから「否定神学的」にもならない「郵便空間」的な世界観で「動物的」な生を肯定する思想になるかもしれない。「カウンターカルチャー」でも「アエネーイス」(無限の拡張)でもなく、「禁止を破るエロティシズム」による「目的のない行為そのものの快楽」を価値としてつねに安住しない開発を志向したい。みたいなことを考えてる。まだよくわからんけど。

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2011/06/19

アメリカ建国までさかのぼって、東海岸とシリコンバレー、AppleとGoogle, FacebookとTwitter等現在のシリコンバレーでおこっていることを深く考察している。 新書ながら読み応えがある。

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