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日本語教室 の商品レビュー

3.9

74件のお客様レビュー

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2011/07/07

日本語を語るに当たって、舞台の脚本を手掛けた著者ならではの 視点が見られ、おもしろい。日本語学校に関する仰天エピソードも こっそり語られている。

Posted byブクログ

2011/06/16

井上ひさしの言葉はすっと入ってくる。 難しい話をしているはずなのに、簡単に理解できる。 言葉の使い方にとことん注意を払っているからだ。 日本語とは何か、日本の文法とは何かが驚くほどユーモラスにわかる。何年も前に読んでおくべきだった!

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2011/06/13

日本および日本語を見直す、いい機会を与えてくれた本である。 ベストセラーになっているのも然りである。 分かりやすく解説してくれる。 成程とうなづかせられる。

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2015/01/03

さすが!!とても面白かった!!! 2001年から上智大学で行われた講義の内容を記録した本です。井上ひさしさん、お目にかかることはできなかったけれど、こういう講義なら、一度受けてみたかった。。。 「日本語教室」という題ではあるけれど、ここに詰まっているのは、「日本語」というひとつの...

さすが!!とても面白かった!!! 2001年から上智大学で行われた講義の内容を記録した本です。井上ひさしさん、お目にかかることはできなかったけれど、こういう講義なら、一度受けてみたかった。。。 「日本語教室」という題ではあるけれど、ここに詰まっているのは、「日本語」というひとつの言語を通じて見る世界像であったり、文化人類学のような考察であったりします。 また、言語学の視点からの母音の話やアクセントの話、聞き取りやすい語、発音しづらい音についての話などは、そのまま日常生活にも生かせる知識ばかり。下手なハウツー本の何百倍もためになります。 帯に「やさしい。ふかい。おもしろい。」とキャッチコピーがありますが、まさにその通り。 思わず、他の同系色の著作もまとめ買いをしてしまいました。

Posted byブクログ

2011/06/03

電子書籍版の大野晋さんの「日本語練習帳」と同時に読んでいました。 外国語を覚える前に日本語(母語)の表現力を増すなど『そうだよね』と思う部分の多く内容も楽しく電車内でニヤニヤしている自分がいました。

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2011/05/29

第一講は、思いつくままに語っているように見せて、実は雑談から、世界の言語についての考察へと内容が深まっていく。さすが 「日本語の達人」井上ひさし。 第二講は、ことばがいかに現実世界を規定していくかを基調として、本当に美しい日本語や、世界平和について考えていく。 前回の講演(第一講...

第一講は、思いつくままに語っているように見せて、実は雑談から、世界の言語についての考察へと内容が深まっていく。さすが 「日本語の達人」井上ひさし。 第二講は、ことばがいかに現実世界を規定していくかを基調として、本当に美しい日本語や、世界平和について考えていく。 前回の講演(第一講)と主張がいきなり変わっているのもいい。そのことを悪びれる様子もなくさらっと表明している。広範な知識と考え続ける姿勢ゆえの変化だと思う。偏狭なものの見方で、ガチガチの真理に執着する人間には見習ってもらいたい。 第三講は、日本語の特徴を丁寧に説明しながら、それを踏まえて自分の作品ではどのような工夫をしているかなどと内容が広がってゆく。非常に緻密。 日本語は開音節の言語であること、同じ母音の連続が多いことなどがわかりやすく綴られている。 そういえば、昔アメリカ人の友人に「空手ということばはアメリカでは『クリテ』という発音に近くなっている。これはアメリカ人がaの母音の連続を避ける傾向にあるため、変化したのだと思う」と 言われたことを思い出した。やはりアメリカと日本は根本のところが違う。そこのところを認識した上でアメリカとつきあわないとマズイよなあ。 音節やアクセントについての記述では、短歌や俳句は日本語でしか作れないし、逆に日本語ではソネットはできないということを改めて感じさせられた。 第四講。日本語で日本語自身を考えることの難しさ、自分で自分のことを考えることの難しさを実感いたしました。

Posted byブクログ

2011/05/19

井上ひさしが、謙虚かつ冷静ながらも、きわめて自分勝手に日本語を論じている。 学者の理論をざっくり教えてくれるのがありがたい。「が」と「は」の使い分けの説明になるほど。既知の旧情報には「は」を、未知の新情報を受ける場合は「が」を使う。大野晋説。

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2011/05/11

氏による日本語のあり方を記した一冊。 日本語の乱れとは、主語や述語、れる・られるなどの崩壊ではなく、外来語に代表されるカタカナ言葉の多用であると論じているのが印象的。言葉とは移ろい行くものであるから、変化は当然であると筆者は述べている。その乱れを時代の流れだとして、その言葉を注意...

氏による日本語のあり方を記した一冊。 日本語の乱れとは、主語や述語、れる・られるなどの崩壊ではなく、外来語に代表されるカタカナ言葉の多用であると論じているのが印象的。言葉とは移ろい行くものであるから、変化は当然であると筆者は述べている。その乱れを時代の流れだとして、その言葉を注意深く観測しどう変化してきたかという展開をわかりやすく解説している。

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2011/05/03

世界を見て、日本のことを評価してるところがすごい。 小学校での英語教育に賛成してる人に読んでほしい。

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2011/04/28

とにかく読み易い。『漢字倒れ』も『カタカナ倒れ』もしていないことばを使うことの大切さを、身をもってしめしてくれる一冊。 ただ、内容的には、少し物足りない印象を受けた。4回の講義だから、仕方ないけど。

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