私たちが星座を盗んだ理由 の商品レビュー
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マジでやられたミステリリスト作品「アリス・ミラー」以外にも何作か読了済み そんな北山猛邦を読む 「恋煩い」 最後の1行に思わず「こわっ」 直近で読んだ最後の一枚系ミステリ、道⚪︎秀介の「い⚪︎ない」が好みではなかったのが効いている。やっぱり文字だね 新書版の最終ページ、かすかな希望を感じる1行目からのこのオチはすごい 「妖精の学校」 ラスト1行が意味不明 考察サイトで沖ノ鳥島の座標と知る しっくりこないなあ。涙の形はピンときたけどなんだかなあ 結局、影はなんやねんという疑問も残る ミステリーではなくファンタジー? 「嘘つき紳士」 好きなタイプの物語ではあるが、予想できる結末 オーディションに受かって人生が逆転、からのパターンも読みたいと思った 「終の童話」 結末を読み手に委ねるのは好みではないが、自分なりの解釈 「強く抱きしめた、雪のように冷たかった」 →この時点では破壊も小瓶の使用も否定。ハンマーを使用していたら石像はバラバラになりハンマー付きの杖?剣?を持ったまま「強く抱きしめた」の描写に違和感がある。いっぽう小瓶を使用していたら瞬間的にでも「ダメージを負った人間」に戻るため全くリアクションが無いのは、出血や苦痛を伴った「過去の例」と辻褄が合わない。片腕が取れ、顔の凹凸が無くなってしまう致命傷だとしても体温は感じ取れるのではないか 結論 小瓶を持ち、使う前に石像を抱きしめたが当然「人の温もりなどなく」、小瓶を使わずに石像の保存という3番目の選択をする未来 「私たちが星座を盗んだ理由」 表題作で期待したが、心許ないページ残量という本の欠点を手に感じつつ 星座の消失トリックと首飾りはよくできていると思ったが、これも予想できる展開で後半は流し読み。最後の一行よりも、夕にとってそんなに大事なことではないのかもしれない、の一行が刺さった
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捻りの効いた苦い結末5編。 「妖精の学校」絶海孤島の子供の楽園,最後の座標で暗転,現実に引戻す。記憶のない子供達の島に隠された秘密と不都合な真実。残酷な物語。
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▶五編の短編集。さまざまなシチュエーションのお話とどこか虚脱感のあるオチ。▶この著者は初めて読むと思ってましたが随分前に『千年図書館』を著者名を意識しないまま読んでました。 ■簡単なメモ 「恋煩い」アキは好きになった名も知らない先輩とお近づきになりたいと、自分に届いた恋愛成就...
▶五編の短編集。さまざまなシチュエーションのお話とどこか虚脱感のあるオチ。▶この著者は初めて読むと思ってましたが随分前に『千年図書館』を著者名を意識しないまま読んでました。 ■簡単なメモ 「恋煩い」アキは好きになった名も知らない先輩とお近づきになりたいと、自分に届いた恋愛成就のおまじない(都市伝説)を次々試してみる。 「妖精の学校」目覚めたヒバリは記憶の大半を喪い妖精養成施設にいた。なんとなくアニメ「灰羽連盟」をイメージしました。風景は映画「カオス・シチリア物語」の海岸かな。最後の「北緯20度25分30秒 東経136度04分11秒」の場所は・・・なぜそこなのかは不明。 「嘘つき紳士」他者を騙す話が原則的には苦手なので(内容によって大丈夫なこともありますが)これは楽しめませんでした。 「終の童話」石喰いにより石像に変えられたエリナが元に戻る希望を抱き続けるウィミィ。石化を解ける男が現れたが石像は次々破壊されてゆく。ウィミィは最後、どちらを選ぶのか? たぶん・・・ 「私たちが星座を盗んだ理由」二十年前、夕兄ちゃんが星座を盗んだ方法は?
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表題作を含む5つの短編集。殆どを子供らが主人公の淡い恋心を秘めたミステリーっぽいもの。中でも孤独な男性を主人公にした「嘘つき紳士」は普通に面白かった。前作が読み難くて酷い印象しかなかったのでリベンジで読んだ。
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短編のミステリー5本。カバー裏にあった作者の言葉、主人公たちの物語は余白に続く、のとおりとても余韻に浸れるお話ばかりだった。(スッキリしないというわけでなく)
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イヤミスは苦手だけど、これはイヤミス感薄め、かつ多彩な5編ということで満足感高かったです。苦手な段組み(^_^; でもそこそこいいペースで読みきれた。 友人のオススメで初読みの作家さんでしたが、他作品にも期待が膨らむ一冊でした。
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短編集。それぞれのラストでひっくりかえる。 読みやすくて面白かった。 以下メモがてらのネタバレ 恋煩い 最後の死ねが怖いー。。おそるべし、プロバビリティの犯罪。。蓋然性という言葉を覚えた。 妖精の学校 約束のネバーランドみたい。最後の数字がよくわからなかったけど、調べたら緯度と経度による座標をしめしてて沖ノ鳥島なのね。 嘘つき紳士 犯罪の証拠を無くすためだったとは驚愕。。 終の童話 ウィミィかわいそうに。。エリナ姉ちゃんを長い年月待ったけど、その夢かなわず。。 私たちが星座を盗んだ理由 星座は88あることを知った。夕兄ちゃんへの恋が叶わずに残念。。 2021年4月18日
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短編集。 現実をもとにしたミステリーから不思議で悲しいファンタジーのような話まで。 どれも物悲しく、そうして後味が微妙に悪くてよかったです。少し前に流行ったイヤミスの下手な本よりずっと後味がよろしくない。それが魅力のひとつだとおもいます。 特に妖精の学校、終の童話のファンタジー調...
短編集。 現実をもとにしたミステリーから不思議で悲しいファンタジーのような話まで。 どれも物悲しく、そうして後味が微妙に悪くてよかったです。少し前に流行ったイヤミスの下手な本よりずっと後味がよろしくない。それが魅力のひとつだとおもいます。 特に妖精の学校、終の童話のファンタジー調の話が好きでした。 妖精の学校の隠された事実を想像すると何とも言えない気持ちになるし、終の童話の結末を、彼は選択をどうしたのか考えると切なくもあり怖くもあります。
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北山さんの静謐で残酷な作風を味わえる短編集。北山猛邦作品入門として個人的にオススメしたい。 どんでん返し、というよりは読了後の余韻として残る切なさが魅力。作者の言葉にある「主人公たちの物語は余白に続く」を噛み締めたくなる終わり方。 中でも好きなのは「終の童話」 かすかな救いが...
北山さんの静謐で残酷な作風を味わえる短編集。北山猛邦作品入門として個人的にオススメしたい。 どんでん返し、というよりは読了後の余韻として残る切なさが魅力。作者の言葉にある「主人公たちの物語は余白に続く」を噛み締めたくなる終わり方。 中でも好きなのは「終の童話」 かすかな救いが見えたと思ったところに残酷な真相と結末が突きつけられ、ただただ幸せだった頃を思うウィミィに切なさが募る。
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最後に驚かされる短編集。 なかなか面白かったです。 特に好きなのは「妖精の学校」 最初はあのラストの意味が分からなかったんだけど、ネットで調べてその知識を得てから改めて読むと・・・ いやぁ、ゾクッとしますね。
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