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私たちが星座を盗んだ理由 の商品レビュー

3.8

67件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2012/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

●「恋煩い」恋のおまじないに囚われた女子高生を巡るプロバビリティの犯罪 ●「妖精の学校」絶海の孤島(北緯20度25分30秒、東経136度04分11秒の沖ノ鳥島)にある子供たちの楽園 ●「嘘つき紳士」騙しているつもりが騙されていた、孤独な小悪党のケータイを巡る物語 ●「終の童話」怪物に石にされた幼なじみを愛し続ける少年。石像を壊すべきか維持すべきか。 ●「私たちが星座を盗んだ理由」七夕の夜空から「首飾り座」(実は南の冠座)を一つ消した男の子に心を奪われたままの女の子。

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2012/01/25

ラストで全てが覆るという割には、大体予想できてしまう作品群。まずミステリーではない。2話目のラスト一行、調べないとわからないという点でう~ん… 読者に依存しすぎ。調べない人もいるだろうし、どうしても調べなくてはと思わせるほどではない。3話目も突っ込みどころ満載の不自然さ。惹句に期...

ラストで全てが覆るという割には、大体予想できてしまう作品群。まずミステリーではない。2話目のラスト一行、調べないとわからないという点でう~ん… 読者に依存しすぎ。調べない人もいるだろうし、どうしても調べなくてはと思わせるほどではない。3話目も突っ込みどころ満載の不自然さ。惹句に期待しすぎたかな。

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2011/12/30

全体的に後味はよろしくないです。 舞台は様々で、見せ方も面白いですが、楽しいと言うより悲しい話ばかりでした。 ただ、ラストで覆る感じは興味深かったです。度合いで言うと、米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』よりも覆っていたような。 明るい話も読んでみたいですね。

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2011/12/14

この作品集は「ミステリ」というくくりで囲ってしまうには勿体ないレベルの「素敵な物語」でした。 これは非ミステリ読者にこそ読んで頂きたい作品です。 作者コメントで「主人公たちの物語は余白に続く」とありますが、まさにこの一言に尽きます。読後の余韻が心に響く作品集。素晴らしい。 イラ...

この作品集は「ミステリ」というくくりで囲ってしまうには勿体ないレベルの「素敵な物語」でした。 これは非ミステリ読者にこそ読んで頂きたい作品です。 作者コメントで「主人公たちの物語は余白に続く」とありますが、まさにこの一言に尽きます。読後の余韻が心に響く作品集。素晴らしい。 イラストレーターの片山若子さんと笹井一個さんが出された絵本同人誌『おはなしごほん』に北山先生が寄稿されてた作品も、この系統ですね。

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2011/11/17

帯や煽りでフィニッシングストロークものだと思いこんでました、すいません。前読んでて「妖精の学校」に???ってなってたのを思い出した。一番ヒッとなるのは「恋煩い」ですが、壁に頭を打ち付けたくなるのは表題作でした。しぬ。

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2011/08/30

北山 猛邦 講談社 (2011/3/8) (講談社ノベルス) 表紙は片山若子さんのとてもすてきなファンタジックなイラスト でもちょっとイメージが違うような・・・ かなりブラックではあります ハッピーエンドの好きなおばちゃんには 後味がどうも・・・ 5編とも 読んでる時は...

北山 猛邦 講談社 (2011/3/8) (講談社ノベルス) 表紙は片山若子さんのとてもすてきなファンタジックなイラスト でもちょっとイメージが違うような・・・ かなりブラックではあります ハッピーエンドの好きなおばちゃんには 後味がどうも・・・ 5編とも 読んでる時はすっごいおもしろいのですが 「妖精の学校」ラストの謎がやっとわかり オー!と ≪ 残酷で 切ない恋の 終焉は ≫

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2011/07/20

短編集です。「妖精の学校」の世界観が好みでした。 北山さんの作品、まだ読んでいないのが多々あり。 片山さんの表紙のしか読んでへなんだ。 「城」シリーズも読もうっと。

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2011/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どれも文句なく面白い。 北山先生、こんなのも書くんだ。 最後の1行にぞくっとくる。 石にする話はな~設定は面白いけど、オチのつけかたは定石になっちゃった。仕方なし。

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2011/07/03

 表紙は可愛らしく、あらすじを見る限りどうやら日常の謎もので、かつ表題作からはリリカルな雰囲気が漂っている。美味しそうな匂いに釣られて買った私は、ある意味では予想を裏切られ、しかし、その想像に違わぬ面白さにページを閉じるころには何とも言えぬ満足感に満たされていた。以下、各話ごとの...

 表紙は可愛らしく、あらすじを見る限りどうやら日常の謎もので、かつ表題作からはリリカルな雰囲気が漂っている。美味しそうな匂いに釣られて買った私は、ある意味では予想を裏切られ、しかし、その想像に違わぬ面白さにページを閉じるころには何とも言えぬ満足感に満たされていた。以下、各話ごとの感想。 『恋煩い』……本短編集の白眉かもしれない。恋する女子高生が友人らの噂する様々なおまじないを試し、一喜一憂する話なのだけれど、中盤から見えてくる構図にドキドキし、ラスト一行にはガツンと頭を殴られたような衝撃を受けた。インパクトという意味ではやはり本短編集で一番。 『妖精の学校』……こういう世界観は嫌いじゃないし、読後、ちょっと調べ物をしてから思わずニヤリとしてしまった。色々と想像を膨らませる事が出来る設定で、それ自体は嫌いじゃないのだけれど出来ればGoogle無しでもオチが分かるようにしてくれればと思った。 『終の童話』……ミステリとしてはこの短編集で一番好き。必要がないように思われる破壊活動はなぜ行われたのか、一体誰がという部分が伏線と解決で綺麗に繋がっている。ラストはどちらともとれるけど、自分だったら杖かなと思う。 『私たちが星座を盗んだ理由』……これもラストでニヤリとしてしまうお話。病弱で美しい姉に嫉妬と一種の罪悪感を持った妹。姉の死後、その夢を継いで看護師になった以前、姉に贈られた「星の首飾り」について贈り主の男性から話を聞き、心の整理を付けたところで……というこの終わり方はやっぱり印象に残りました。

Posted byブクログ

2011/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短篇集。 「恋煩い」の一撃はなかなか強い。 「終の童話」が一番好み。 「妖精の学校」は調べないと解決(納得?)しないパターン。

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