評価経済社会 の商品レビュー
あぁ、実用的かなと思う「スマートノート」から読み始めましたが、この人の本は、こういうでっかいことを話す本の方がおもしろいですね。 ……「スマートノート」は、もうスマートではなくなっていますが、まぁ、ノートとるのは続けています。 わたしの中では、きちがいノートと呼んでいますが、最...
あぁ、実用的かなと思う「スマートノート」から読み始めましたが、この人の本は、こういうでっかいことを話す本の方がおもしろいですね。 ……「スマートノート」は、もうスマートではなくなっていますが、まぁ、ノートとるのは続けています。 わたしの中では、きちがいノートと呼んでいますが、最近は、ちょっと狂気がたけないです。 すごいはちゃけたことを考えるというのも、けっこう大変だということがわかりました。 というか、最近は、ダイエット手帳みたいになっています……どこまでいっても、岡田 斗司夫から逃れられんのか、最近のわたしは。 まあ、読んでわかることは、社会の価値観が変わっても、僕たちは相変わらず、ホンの少しの勝ち組と、大多数の負け組に分かれて、ウダウダやってるんだろうなということですね。 これの元が、十数年前に書かれてたというのは、スゴい。 この人、何者だ~と思うよね。 元本の「ぼくたちの洗脳社会」も、読んでみたいです。 あぁ、でも、すごいおもしろい岡田 斗司夫ですが、最近ウォッチしていて弱点を1つ見つけた気がします。 それは、けっこう見積もりが甘いかも……。 でも、多分、基本的にいい人です。
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パラダイムシフトとしての評価経済社会。視点としては示唆に富む。◆今向かっている社会が「評価経済社会」なのかは、まだちょっと疑問だが、科学や報道というものが、次第に世間の信頼(というか、希望)を失っていく過程が分かったような気がする。
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豊かなものをたくさん使うのがかっこよく、不足したものを大切にすることが美しい。堺屋太一の「知価革命」 科学ではひとつの正解を導け無い事がわかった。 自分の中江、似た価値観が多く、典型的な人間だとわかった。 自分の好きなグループにだけ属し、血縁などは気にしないという段階までには至っていない。
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前半はとても面白かった。 古代から中世への流れを「ものがあり、時間不足」から「物不足、時間あまり」への移行と見る話など、いろいろ引用がある。 科学、合理主義が衰退してみんなが「じぶん気持ち」を大事にするようになったうんたらの話はきっと昔からいっぱい議論があるんだろうが、とてもわか...
前半はとても面白かった。 古代から中世への流れを「ものがあり、時間不足」から「物不足、時間あまり」への移行と見る話など、いろいろ引用がある。 科学、合理主義が衰退してみんなが「じぶん気持ち」を大事にするようになったうんたらの話はきっと昔からいっぱい議論があるんだろうが、とてもわかりやすくストーリーだてられていてよかった。 パラダイムシフトの話もやっと自分の中で意味のある概念になった気がする。 こういうのは、きっちり地道に論を積み重ねるより、いろんな文献をつまみ食いしてアイディアを盛り込んでうまくストーリーだてられている方が面白いし、結局出てくるものも大差ないんじゃないかと思ってしまう。流石にそれは言いすぎか。でも入り口には良い。なにごとも、「まずは先入観を持つ」ことができないと、そもそもその分野に入り込むことができない。 後半にいくにつれだんだんふにゃふにゃしてくる。 「近代的自我」と「キャラ」の違いは、なんとなく違和感。たんに説明が適当なだけの気もする。ここまでの流れでいくと、定義の差というよりは、「それに対するみんなの態度が違う」部分が大きい気がする。 「トータルコーディネート」から「カジュアル」へというのはちょっと変。 古代のひとからみて(本文では中世となっていたが多分誤植)、農業発達以降の分業された社会の人たちは自分ではなんにもできないひとに見えるように、近代人からみれば現代人は自分の意見がなく未熟に見える、というのは良いんだけど、分業によって生まれた効率化の代わりになるものは何かな? 余暇?でもみんな時間が余っているようには見えない。自分の意見を放棄して生まれるもの……あ、「共有してる」っていう感覚かな? 所属すること、価値観を他人と共有できること。これは中世とかぶるしすんなり行きそう。 現代のひとが幸せになるには、所属欲求の充足が欠かせない。 最後の20ページくらいはまた面白かった。 おもうに、価値観を「選べる」というのがもうすでに近代的であって、「何時の間にか自分の居場所がある」というのが新時代のキモなんじゃないかな。そういう意味ではまだまだ途上だと思う。
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カネを媒介としない新しい経済ー21世紀の評価経済論 http://d.hatena.ne.jp/elm200/20120222/1329878220
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お金=貨幣が必ずしも絶対的な尺度ではない、というのが今の時代の流れを的確に表現していると思う。 これからの時代は、 ・情報が氾濫しているので、それを整理する存在が重要になる ・貨幣獲得目的が主ではなく、やりがい・自分の価値観とのマッチングが仕事選びのポイントになる ・人の価値...
お金=貨幣が必ずしも絶対的な尺度ではない、というのが今の時代の流れを的確に表現していると思う。 これからの時代は、 ・情報が氾濫しているので、それを整理する存在が重要になる ・貨幣獲得目的が主ではなく、やりがい・自分の価値観とのマッチングが仕事選びのポイントになる ・人の価値観の琴線に触れる、すなわち影響力を与えるアイテムが価値の高いアイテムになる といったところか。
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今世の中に起こっている変化の試金石となる本だと思います。 価値観がどのように変わっていくのかを、歴史や理由から考察している、非常に『理屈』の通った本です。
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オタク評論家が、オタクが陽の目を見る時代が到来したことを宣言することを目的としているようにも読み取れるが、そうではない。評価経済社会とは?クラウド・アイデンティティとは?人類史上3度目のパラダイムシフトを体現している我ら。若者の行動や気持ちを理解することで、未来は見えてくるという...
オタク評論家が、オタクが陽の目を見る時代が到来したことを宣言することを目的としているようにも読み取れるが、そうではない。評価経済社会とは?クラウド・アイデンティティとは?人類史上3度目のパラダイムシフトを体現している我ら。若者の行動や気持ちを理解することで、未来は見えてくるという真理は、パラダイムシフトが起きても変わらないのかもしれない。
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久々に最後まで読んだのにすぐ二回目読んでる本。あんまりこういう本読まないから、理解しながら読むのが難しかったけど、そっかー!!!って事ばかりの本。 Twitterのフォロワーの数はお金では買えない。だけど、この数が社会に影響を与えたり、それが評価になったりする社会。 ウォー...
久々に最後まで読んだのにすぐ二回目読んでる本。あんまりこういう本読まないから、理解しながら読むのが難しかったけど、そっかー!!!って事ばかりの本。 Twitterのフォロワーの数はお金では買えない。だけど、この数が社会に影響を与えたり、それが評価になったりする社会。 ウォークマンを発売し世界のSONYまでなったのに、Appleに負ける事になった理由。貨幣経済社会の価値観で売ったSONYと、イメージ戦略にお金をかけ評価経済社会の価値観を使ったApple。 1968年に公開したSF映画「2001年」が描いた2001年。技術の面ではその通りになった部分もあるけど、価値観が変化しないままのていで書いてるから何か違和感。 私達は大きな変化の上にいるらしい。 今の若い人の幸せを書いてた所は、確かに私はそう思ってるって事だったけど、バブルを経験した人やそれを憧れに育った人とは全然違う考えらしい。 大きな変化の上で現役で働けるのって大変だろうけど、面白いね。後になって、あの転換期の時代はだなんて、例に取り上げられるのかな? そう思うと、とりあえずこの今を楽しんどこ。ただ過ぎるんじゃなくてわちゃんと過ごそうと思いました!
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パラダイムシフトなう まず、岡田斗司夫氏いわく貨幣よりも評価が重視される社会が来るらしいのですが、ちょっと考えただけのジャーナリストが言っているのと違い、過去の歴史からくる根拠が丁寧に説明されているので説得力があります。 世界の価値観が変わってきている現代で、私たちはどうやって...
パラダイムシフトなう まず、岡田斗司夫氏いわく貨幣よりも評価が重視される社会が来るらしいのですが、ちょっと考えただけのジャーナリストが言っているのと違い、過去の歴史からくる根拠が丁寧に説明されているので説得力があります。 世界の価値観が変わってきている現代で、私たちはどうやって生きていくのかを考えなければならないようです。 まず自分のスキルを磨いて、それをインターネットなどで知ってもらって評価を貰うのが正攻法になるんじゃないかと感じました。 少なくともこの本を読んだ人と読んでない人とでは、これから変わっていく社会に対する準備ができるかどうかの差が出そうです。
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