評価経済社会 の商品レビュー
ツイッターとかやってると、もっと納得出来るのかしら。 「科学を使って私たちが幸福になること」が限界まで来た。 誰も「働く理由」や「働く意味」を見いだせなくなってしまいました。>とにかく最小労力で最大利益をあげること 古代都市「シバーム」イエメン セピア色>セピア婦人 一...
ツイッターとかやってると、もっと納得出来るのかしら。 「科学を使って私たちが幸福になること」が限界まで来た。 誰も「働く理由」や「働く意味」を見いだせなくなってしまいました。>とにかく最小労力で最大利益をあげること 古代都市「シバーム」イエメン セピア色>セピア婦人 一番の問題は、教育の目的を誰も胸を張って言えなくなった メディアの本質>意図の強制>コミュニケーションも同様 これから重宝されるのは情報の「整理屋」です。>「情報+解釈」
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ここ最近で一番影響を受けたといっても過言ではない本に、「僕たちの洗脳社会」というものがあります。 本書はその「僕たちの洗脳社会」の内容をベースにした新版といったような立ち位置の作品です。 ただ、新版と言っても正直中身はそこまで変わってはいないかなという印象でした。 用語が統...
ここ最近で一番影響を受けたといっても過言ではない本に、「僕たちの洗脳社会」というものがあります。 本書はその「僕たちの洗脳社会」の内容をベースにした新版といったような立ち位置の作品です。 ただ、新版と言っても正直中身はそこまで変わってはいないかなという印象でした。 用語が統一されて新たなたとえ話や小話が追加されているぐらいで、主張したいことは基本的に同じです。 本書が1500円、「僕たちの洗脳社会」が無料(筆者のHPにてPDFが公開されている)と考えるともう少し内容を濃くしてもらいたかったです。 まぁでも内容自体は非常に面白いので、ぜひとも色んな人に読んでもらいたい本だと思いました。
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著者の本を最初に読んだのは、大学生のときに読んだ「ぼくたちの洗脳社会」で、衝撃を受けたのを覚えている。そして、その後の自分の人生に少なくない影響を与えることになった。 十数年たって、この本で予言されたことが加速度的に進んでいることに改めて衝撃をうけた。そして新版への付録として書...
著者の本を最初に読んだのは、大学生のときに読んだ「ぼくたちの洗脳社会」で、衝撃を受けたのを覚えている。そして、その後の自分の人生に少なくない影響を与えることになった。 十数年たって、この本で予言されたことが加速度的に進んでいることに改めて衝撃をうけた。そして新版への付録として書かれている「クラウド・アイデンティティー問題」も、今まさに、自分が興味を持っていることである。 「自分のアーカイブ」や「リアルの関係」が自我がクラウドに溶けていってしまうことから守ってくれる、というくだりは、最近読んでいる本ともつながる部分で、再び大いにヒントになった。
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これからは基準が‘評価’に変わるということを説いた本です。 著者のやや決め付け的表現はありますが、そうかもしれないと思えることも多々あり非常に参考になります。 確かに今の若い人を見ると、お金至上主義は薄れているように感じます。お金よりの自分が楽しいと思えることをする。お金は第一...
これからは基準が‘評価’に変わるということを説いた本です。 著者のやや決め付け的表現はありますが、そうかもしれないと思えることも多々あり非常に参考になります。 確かに今の若い人を見ると、お金至上主義は薄れているように感じます。お金よりの自分が楽しいと思えることをする。お金は第一基準ではなく、マイナーなことでお金にならないことでも自分が楽しければいい。それが第一基準になってきているように感じます。 そう考えると一昔前の若者(団塊の世代)はガツガツして、お金至上主義を貫いてきたように見えます。一律の基準で、落ちこぼれないようにがんばっていたように思います。 団塊の世代という多数を占める世代が引退をしようとしているときですから、時代の流れが変わっても当たり前だと思います。 新しい時代が幕を開けることをわたしはうれしく感じます。団塊の世代の人から言わせれば、何もない状態からここまで創り上げたのはわれわれであると言いたいでしょう。確かにおっしゃるとおりです。しかし、ガツガツした声の大きな世代がいつまでも居座われても困るのです。潔く引退していただかないと、次の世代がのびのびと活躍できないのです。 時代は変わりつつあります。金融システムが限界を迎えつつある今、「お金」より「評価」に基準が変わっていくことはまちがいないようです。(←団塊の世代にうらみでもあるんか?←いえいえ、ないです。うらやましく思っているだけです。)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「今歴史の変わり目に立ちあっている」ここは同意です。 岡田氏の「オタク学入門」で衝撃を受けたことを思い出しながら読みました。 これからの社会、目標となるのはおカネではなく、他人から評価してもらうこと、と分析します。古いパラダイムに基づいた考え方にとらわれぬように注意しないといけません。自戒。
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C0030 アルビン・トフラーを下敷きにして、現代は第3の波に来ている。というところまでは同じで、実際はこうなる、という本だと思います。
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近代的自我の成立は、高度情報社会の到来により事実上、達成不可能になった。これから重宝されるのは「整理屋」。(『キュレーターの時代』に繋がりますね。) 頑固なオッサンたちは「自分の考えを持たなくちゃ」という頑固な思い込みが捨てられません。ですから、オッサンたちは、価値観が多様化して...
近代的自我の成立は、高度情報社会の到来により事実上、達成不可能になった。これから重宝されるのは「整理屋」。(『キュレーターの時代』に繋がりますね。) 頑固なオッサンたちは「自分の考えを持たなくちゃ」という頑固な思い込みが捨てられません。ですから、オッサンたちは、価値観が多様化してきている現代に馴染めず、眉をひそめます。そして、会社に行こうが遊びに行こうが犬の散歩に行こうが、お構い無しに自分の意見を述べて浮いてしまいます。「自分の意見・自分らしさ」というたった一つの色しか持っていないからです。 評価経済社会で幸せに生きていくためには、軽やかに色を変える能力が一番大切になっていきます。様々な価値観が溢れる中で、自分の気分や状況、立場、好み等によって、いくつかの価値観を選択するこも。そして、同じ価値観のグループに参加すること。そうすることで、自分の中に新しい人格を作って楽しむこと。多重人格こそ評価経済社会の醍醐味。こうやって近代的自我を葬ったからには「自分独自の意見・見解」は持てなくなってしまいます。 これからの評価経済社会では「自分の気持ち」、つまりワガママが大切です。いかにして社会の中で平和にワガママを通すかが勝負とも言えます。 「生涯の伴侶」という漠然とした人間関係で、人生の半分以上を特定の人と一緒に暮らす、ということは評価経済社会では無理があります。従って、結婚の制度が無実化します。そういった安定した継続的な人間関係は、永久に失われてしまいます。家族の解体・希薄化は現実に起きつつあります。 「モノ不足・情報余りの時代」一千年に一度のパラダイムシフト。終了するまで、様々な不協和音を体験することになる。「評価経済社会」と「貨幣経済社会」の対立。 「クラウドアイデンティティ」自分そのものがネットのクラウドに溶けていってしまう。自分の考えは、誰かが自負より上手く発言してくれている。 物事の中心はない、全ての関係性はベクトル、つまり力と方向でしかない。自分の存在根拠は内面にあるという壮大な勘違いではないか。 (抜粋おわり) 最近ツイッターをしていて、考えたこと、そういった高度情報化に対する不満に「頭固いなぁ」と思ったこと。全てこの本に書いてあった。 現在の脱原発依存への日本の不協和音もこうしたパラダイムシフトのマクロな事象と、非常に腑に落ちた今日この頃である。2011/7/30
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近代と現代から来るべき未来を示唆しており、すごく感銘を受けた。 作者は、お金で物事を測る貨幣経済は終わり、今後は周りの評価で物事が決まる評価経済が来る、と述べる。 食事をするときに食べログの評価を気にすることから、ツイッターでフォロワーが多い人は下手な週刊誌よりも発信能力があるこ...
近代と現代から来るべき未来を示唆しており、すごく感銘を受けた。 作者は、お金で物事を測る貨幣経済は終わり、今後は周りの評価で物事が決まる評価経済が来る、と述べる。 食事をするときに食べログの評価を気にすることから、ツイッターでフォロワーが多い人は下手な週刊誌よりも発信能力があることまで、評価を軸にするのはとても有用だと思う。 評価がある人なら、食うに事欠いた時でも家を貸して飯ぐらい恵んでくれる人はいくらでもいるだろうけど、ただの金持ちならお金が無くなったら餓死するしかない。 携帯電話なんて無機質だ!メールでは手書きの手紙には敵わない!と騒がれたのは10~15年前くらいだったでしょうか、今ではそんなこと言う人がいれば失笑ものになってしまいました。今の世間で99%正しい意見と思われることでも、数年スパンで180度変わるのが普通になってしまいました。 私も早いこと新しい考え方に慣れて、「2011年ごろはこんな考えが主流だったけど今では考えられない」って状況に持っていきたいものです。 ハイパーインフレがいまだにある国がある現状、ちょっと日本文化に偏りすぎかな?って思うのが気になりますが。 数年後にこの本を再読して、どれだけ達成できているのかが楽しみ。
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ガイナックスの設立時の代表取締役で、オタキングという名前で知られている(方らしい。最後にプロフィールを見るまでは知りませんでした)岡田斗司夫さんの本。 インターネットの出現により、知価のフリー化が進行した事を「前提」に、これまでの貨幣経済社会に代わって「評価経済社会」が到来する...
ガイナックスの設立時の代表取締役で、オタキングという名前で知られている(方らしい。最後にプロフィールを見るまでは知りませんでした)岡田斗司夫さんの本。 インターネットの出現により、知価のフリー化が進行した事を「前提」に、これまでの貨幣経済社会に代わって「評価経済社会」が到来するという趣旨。 現在はパラダイムシフトの中にいるのだから、その事を自覚して楽しめとしている。最も大事なものは「今の自分自身の気持ち」になる。なぜなら、豊かになる事の幸福が信じられないから。科学や経済への信頼の喪失がこの価値観をもたらしてる。 エコロジー問題が、本来の理系的な問題を離れ「ひとりひとりの意識が大事」と言った文系的な問題になってしまったのは、複合的過ぎる問題への科学への諦めが背景。 経済も「一生懸命働く事がみんなの幸せにつながる」という価値観を含めなくなった。よく働く事が他の国を圧迫することが事に気づいている。 パラダイムシフトにより、物不足・情報余りの時代になってきており、結果労働や生産の重要度が下がり、どんどん「仕事」が減ってきている。 影響を与える為の貨幣が、影響への影響力が他者からの評価にスライドしつつあり、両者共に動的安定である事から経済活動の軸足が「評価」に変化しつつある。 新しい社会では「競争」は、「どれだけ有名になれるか」「どれだけ高評価を集められるか」になっていき、そのツールは個人の手にある。 といった部分が現状分析までのところで記載。後半以降の新しい評価の形の部分はちょっと納得出来なかった。 現状はパラダイムシフト期間で、現在の日本は貿易格差によるメリットを徐々に失いつつあるという内容は共感できるのだけど、それは評価経済社会への以降と共にあまり課題で無くなるのだろうか? 僕が途上国の国民であれば、評価の前に貨幣領域で豊かになりたいと思うのではないだろうか。 ただ、そのステージを現在の途上国が早期にほとんどクリアする事があれば、評価というパラダイムシフトは起こりうる可能性はあると思った。 が、その時に日本はどうなっているのだろうか?
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