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評価経済社会 の商品レビュー

4

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    22

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2013/02/26

本自体は非常におもしろいし、生活の中での様々なモヤモヤを解決してくれる要素も含んでいる。読み終わった後は、なんてすばらしい本なんだ!とテンション上がりまくりだったが、読後に文中で紹介されているFreeexやオタキングexについて調べると、なんだ、この程度か。。と落胆させられる。結...

本自体は非常におもしろいし、生活の中での様々なモヤモヤを解決してくれる要素も含んでいる。読み終わった後は、なんてすばらしい本なんだ!とテンション上がりまくりだったが、読後に文中で紹介されているFreeexやオタキングexについて調べると、なんだ、この程度か。。と落胆させられる。結局金集めシステムじゃないか。。。とまるで氷塊経済社会の感じもしない。本の価値が急落した。実際論理だてて時代の変わり目にありどのような社会に変わっていくかの説明に関しては納得する詩、そういうものなんだと思う。むしろ自分が作者で言うところの若者だから、作者の言っていることが当たっていることは自分の存在が証明している。ただ、底には論理があるだけで、具体的行動案も、コレから自分らがどうしていくべきなのかも書いてない。論文の形式をとって書かれているが、一番肝心な結論が書かれていない。その結論を著者がやっているFreeexに求めたが、それはさっき書いたとおり。結局この時代に生きている人間は面白くもなんとも無いただ辛いだけだ。職がないし、結局金がなければ自分の気持を大事にすることも出来ない。金を稼げば自分の気持ちを第一に人生を生きることもできない。したいことが分かっていてもそれを行動に移す土俵がこの時代にはない。ならば近代的な価値観で生きている人間のほうがいい。なぜなら現代はまだ近代だからだ。現代に生まれた若者に選択肢は無いじゃないか?ふざけんな。

Posted byブクログ

2013/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想は以下。 http://masterka.seesaa.net/article/323324907.html

Posted byブクログ

2013/01/27

「評価経済社会」は精神性を重んじ過度な労働を戒しめられた中世の人々が、ある時期を境に産業革命に邁進したのと同じように、合理性と科学信仰を柱とした近代の経済優先型社会が終焉を迎えつつあり、変わって双方向に影響力・評価をトレードする社会が始まるといったお話。 私が子供の時、来る21...

「評価経済社会」は精神性を重んじ過度な労働を戒しめられた中世の人々が、ある時期を境に産業革命に邁進したのと同じように、合理性と科学信仰を柱とした近代の経済優先型社会が終焉を迎えつつあり、変わって双方向に影響力・評価をトレードする社会が始まるといったお話。 私が子供の時、来る21世紀に胸を踊らせながら未来都市東京と、ネコ型ロボットの到来を夢見るSF野郎が沢山いた。科学技術が人を幸せにしてくれると誰もが考えていたのだ。 しかし。21世紀。 私の子供を含めて未来技術に胸トキメかせているものはほとんどいない。下手に未来技術を語ると怒られることすらある。あの頃(あ、私世代よりちょっと前か)未来の力の象徴だった原子力は今やあんな感じだし、希望でいっぱいだった未来は、案外不安いっぱい。国の経済成長なんかもどう考えてもマクロで豊かになるなんてことは、今後考えにくい。「モノと合理性を追求してもいいことないんじゃね?」と私たちはどこかで理解してしまっている。 昨年、一部の界隈でこれがバズワードになったのはパラダイムシフトというよりも、行き詰まりを感じた人々の新しい希望となったからかもしれない。

Posted byブクログ

2013/07/05

農業革命・産業革命に次ぐ、情報革命により1000年に一度のパラダイムシフトが起きており、どのように変わるのか、我々はどう生きていくべきかといったことが書かれています。 過去の革命から順を追って説明されており、文章も平易で非常に読みやすいです。 (自分の中で)理論的に話がつながらず...

農業革命・産業革命に次ぐ、情報革命により1000年に一度のパラダイムシフトが起きており、どのように変わるのか、我々はどう生きていくべきかといったことが書かれています。 過去の革命から順を追って説明されており、文章も平易で非常に読みやすいです。 (自分の中で)理論的に話がつながらず疑問に思う箇所もありましたが、大筋で同意できる範囲でした。 内容について一点だけピックアップすると、 貨幣経済社会から評価経済社会への移行にあたり、企業がイメージのために、寄付やボランティア活動などをするが、そんな表面上のものでは意味がないと、バレバレだと。「なぜ」その企業がそのような活動をする必要があるのか、企業の価値観, 世界観を明確に示す必要があると。 この話はすごく納得しました。 ただ、ちゃんと経営理念(=価値観)に沿って運営していれば企業としては、やらなければならないことはあまり変わらないのかもしれないですね。

Posted byブクログ

2012/12/30

狩猟・農作の時代から現代に至るまでの思想・価値観の変化の解説が秀逸。非常に単純化していてわかりやすく、本質をとらえていると思う。 評価経済社会は非常に面倒だと思うが、もう元に戻ることもないので どう付き合っていくかを真剣に考えないといけないと思わされる。 自分の価値観、考え方...

狩猟・農作の時代から現代に至るまでの思想・価値観の変化の解説が秀逸。非常に単純化していてわかりやすく、本質をとらえていると思う。 評価経済社会は非常に面倒だと思うが、もう元に戻ることもないので どう付き合っていくかを真剣に考えないといけないと思わされる。 自分の価値観、考え方、これからを見つめ直すにあたって とてもいい指針になる本。

Posted byブクログ

2012/10/22

わかるような、わからんような。。。 面白いような、末恐ろしいような。。。 一読しただけじゃ、しっかり内容を把握できませんな。 評価が、価値観が大事なのか・・・・・・・・・・ 頭ぐるぐるなる。 また間をあけて読みたいです。

Posted byブクログ

2022/12/05

確かに現代はモノが充足してカネも極端に不足していない状況の中で、最低限の収入とグッズがあれば生活ができる。このような「豊か」な時代に生まれた若者世代からするとバブル世代が持つ見栄っ張りな物質重視の価値観がダサく映る一方で、供給不足なのは精神的な充実である。その中には他者から評価さ...

確かに現代はモノが充足してカネも極端に不足していない状況の中で、最低限の収入とグッズがあれば生活ができる。このような「豊か」な時代に生まれた若者世代からするとバブル世代が持つ見栄っ張りな物質重視の価値観がダサく映る一方で、供給不足なのは精神的な充実である。その中には他者から評価されることによる満足も含まれ、昨今のSNSの隆盛などを見るにつけ非常にこの点を感じる。この評価されることによるモチベーションが創造性を掻き立てることで、従来の規格大量生産経済から多種多様なサービスコンテンツ社会へと変化する流れを加速させていくのだろうと感じる。

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2012/08/01

既存のパラダイムにどっぷり浸かっている自分には、筆者の言うこれからの未来がなかなかイメージしにくいが、 もしかしたら10年後、20年後はここに書かれているような未来が来るかもしれない。 そう予感させるほど、新しいパラダイムへシフトしつつある今の世界の潮流をわかりやすい言葉で説明し...

既存のパラダイムにどっぷり浸かっている自分には、筆者の言うこれからの未来がなかなかイメージしにくいが、 もしかしたら10年後、20年後はここに書かれているような未来が来るかもしれない。 そう予感させるほど、新しいパラダイムへシフトしつつある今の世界の潮流をわかりやすい言葉で説明している。 テーマはなかなか難しいけど、これをここまで読みやすく書ける筆者はスゴイ。

Posted byブクログ

2012/07/03

 オジさんが若者の視点でオジさんたちの価値観を否定し、それを若者の価値観の転換に結びつけている、という入り組んだ書き方で、正直、終わりまで強い共感を持つことができなかった。  著者は、今までの貨幣経済社会からあたらしい評価経済社会へとパラダイムシフトが行われていて、その中にいる...

 オジさんが若者の視点でオジさんたちの価値観を否定し、それを若者の価値観の転換に結びつけている、という入り組んだ書き方で、正直、終わりまで強い共感を持つことができなかった。  著者は、今までの貨幣経済社会からあたらしい評価経済社会へとパラダイムシフトが行われていて、その中にいる「ぼくたち」は今後どういう生き方をすべきなのかと若者に諭している。  著者の「好きなもの」がSF物のようで、すごく遠い目でずっと語っていて、あまり具体性を感じなかった。  巻末に著者が経営するフリックスなるものについて記述があったが、個人的にはここの話を具体的、応用的に書いてもらいたかった。  それにしても文中にずっと漂っていた狂気はなんなんだろう。「愚者は過去を語り、賢者は現在を語り、狂者は未来を語る」なんて言葉が浮かんできたのは失礼にあたるだろうか。  まあそれはたぶんきっと未来が決めることで、著者のいうところの「ぼくたち」が作り上げていくものなんでしょう。

Posted byブクログ

2012/06/08

困った、大事なところが何だか腹落ちしなかった。 ーーここのところ評価経済社会という言葉をそここで目にするので、原著に当たっておこうと手にとった。 前の半分が農業革命と産業革命のパラダイムシフトで起こったことの解釈。少しモデルを単純化しすぎているきらいがあったけれど、視点そのも...

困った、大事なところが何だか腹落ちしなかった。 ーーここのところ評価経済社会という言葉をそここで目にするので、原著に当たっておこうと手にとった。 前の半分が農業革命と産業革命のパラダイムシフトで起こったことの解釈。少しモデルを単純化しすぎているきらいがあったけれど、視点そのものは非常に面白くって、素晴らしいまとめだと思った。後ろの半分になってようやく本題の情報革命に入る。 情報を受け取った側は価値観も同時に受け取り影響を受ける。受け取側は出し手に評価のフィードバック行う。そうやって「評価」と「影響」を交換するのが「評価経済社会」だという趣旨はわかるし、実際にそれが以前よりも行われていることもわかる。だけど、社会全体の有り様にまで、自分自身の想像を展開するとどうもぼやけてしまう。 その点、本書は一番大事なところでまだ言葉が足りないんだとも思う。でも、ぼやけてしまう一番の理由は、私自身がまだ本書で言う従来の価値観を軸にしていて、且つ、そこが基準にならないことが怖いからなんだ、ということがわかった。私にはそれが一番の収穫。

Posted byブクログ