カササギたちの四季 の商品レビュー
変わった登場人物が出て来てコミカルな感じのお話。 男2+女1の登場人物構成だったからなのか、真備シリーズを思わせる作品。
Posted by
高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784334927431
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(103) 連作短編集。 ホームズや名探偵のようになりたいけど、推理センスの全くないカササギと、 お店に入り浸るナミちゃんの為にカササギをこっそりフォローし、 見当はずれな推理を推理し、導くヒグラシ君の1年を通した物語。 内容もキャラもライトで読みやすい作品。 途中までは、 道尾氏に求めているのはこんなじゃない。 もっと彼にしか描けない世界を見せてほしい。 などとぶつくさ悪態つきながら読んでいましたが、 やっぱり好きだからするりと読んじゃった。ユーモアがあってこれはこれでいかな。 各章のはじめが面白い。 思わず笑ってしまった。最後はそうきましたか!! 終章(橘の寺)のためだけにまるまる読む価値があるかも。
Posted by
道尾さんにしては軽快なお話だと思いました。 あたたかく人情味にあふれていてキャラクターもなかなか魅力的です。 幾重にも重なる謎解きも意外性があって、 それがお話に適度な厚みを出してくれているのかな。 『向日葵の咲かない夏』から道尾デビューした身としては ちょっぴし物足りない感じ...
道尾さんにしては軽快なお話だと思いました。 あたたかく人情味にあふれていてキャラクターもなかなか魅力的です。 幾重にも重なる謎解きも意外性があって、 それがお話に適度な厚みを出してくれているのかな。 『向日葵の咲かない夏』から道尾デビューした身としては ちょっぴし物足りない感じです (笑)
Posted by
#読了。連作短編集。日暮は友人の華沙々木(店長)に誘われ、2人で赤字続きのリサイクルショップ「カササギ」を営む。店に入り浸る中学生の南菜美を加え、カササギを舞台に起こる事件を1年を通じて描いた物語。推理ものというか人情ものというか。道尾作品ではかなり軽く読める仕上がり。
Posted by
かわいい推理探偵の話。普通なのになんかあたたくて、嫌いじゃない。少し児童小説を読んでる気分になった。
Posted by
直木賞受賞後最初の作品ということで、 ちょっと(いやかなり)期待をしていましたが、 何と今までの道尾作品と違う趣の作品なのでしょう。 殺人も虐待もなし。ミステリーではあるものの、どろどろしたものではなく、 ホームズよろしく探偵の真似事リサイクルショップオーナー&従業員の、 軽いタ...
直木賞受賞後最初の作品ということで、 ちょっと(いやかなり)期待をしていましたが、 何と今までの道尾作品と違う趣の作品なのでしょう。 殺人も虐待もなし。ミステリーではあるものの、どろどろしたものではなく、 ホームズよろしく探偵の真似事リサイクルショップオーナー&従業員の、 軽いタッチの日常ミステリー的なお話、4話連作の短編集です。 「リサイクルショップ・カササギ」の店長華沙々木(かささぎ)は、 自身が遭遇する事件を独自のひらめきで解き明かすわけですが、 (本人は気がついていませんが)実はことごとく間違った答えであって、 彼の元で働く副店長の日暮が、華沙々木の見えないところでフォローし、 こっそり謎を解決しちゃうって話。 今までの道尾作品ファンは間違いなくモノ足りなさを感じるはずですが、 適当でおおざっぱな華沙々木と、真面目で細かい日暮の、 二人のデコボコ(?)コンビの掛け合いが面白く、 テンポもいいのでサクサク読めてしまうところはさすが。 ヤクザ和尚にガラクタを高額で買わされる出だしとか、 華沙々木の決め台詞にマーフィーの法則が毎回登場したり、 ユニークな決まりごとも好評価です。 ちなみに。 ソーセージと水とゼラチンと焼き海苔で一体何が出来ると思いますか?! 仕事人・日暮に拍手(笑)
Posted by
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ ...
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ つまらない もしくは趣味が合わない 2012.10.5読了 面白いと思う。 ただ、もう面白いというか好きです。 この作家は、よく暗いとか哀しいとか評されていることがあるけれど、私はそうではなくて、ただ静かなんだと思う。 だから、絶望の話でも、爽やかな話でも、全体のトーンは変わらない。そして、気に入っていることは、どちらの話でも、人を見る目が温かい。とくに子ども、なかでも男の子を書かせたら、その見る目の温かさと相待って、バツグンです。 一方、女の子や女性の描き方は、他の作家と比べたら、ほんの少し落ちるかな。 もう、評価というよりは好きなので、OKです。 ただ、希望を言えば、暗くても、売れ線じゃなくてもいいから、人のもっと深いところに踏み込んだ様な、そんな小説を読ませてもらいたいです。
Posted by
リサイクルショップを経営する男二人と、とある事件から居着くようになった女子中学生が、関わる小さな4つの事件。 店長の華佐々木はとんでもな推理を自信満々に披露する残念な探偵役。語り手の日暮はその推理を本物にすべくこっそり奔走する。 すべては彼女を落胆させないために。 内容的には日...
リサイクルショップを経営する男二人と、とある事件から居着くようになった女子中学生が、関わる小さな4つの事件。 店長の華佐々木はとんでもな推理を自信満々に披露する残念な探偵役。語り手の日暮はその推理を本物にすべくこっそり奔走する。 すべては彼女を落胆させないために。 内容的には日常の謎で、派手さはないけどやりとりが面白いし、じんわりいい話なエピソードが多い。 けど、何かどんでん返しがくるんじゃないかと身構えていたので、何もなくあっさり終わってしまったのでやや肩透かしな印象。
Posted by
4つの話からなる連作短編集。 特にどんでん返しもなく、静かな雰囲気の話。 奇妙な3人だった。楽しめた。
Posted by