地下鉄は誰のものか の商品レビュー
地下鉄問題、本来これは都民始め利用者が声を大にしてアジェンダにさせないといけなかったはず。当たり前と受け入れすぎ、慣れすぎて問題を意識していなかったことを掘り下げることの重要さ。ビジネスにも通じる。
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猪瀬元都知事が地下鉄一元化の課題について語った一冊。東京メトロと都営地下鉄がなぜ分かれているのか、歴史的な経緯が詳しく書かれていてとても興味深く読めました。もう都心から少し離れた場所で生活しているのであまり普段使いで地下鉄を使うことは減ってしまったけど、一元化されたらメリットは大...
猪瀬元都知事が地下鉄一元化の課題について語った一冊。東京メトロと都営地下鉄がなぜ分かれているのか、歴史的な経緯が詳しく書かれていてとても興味深く読めました。もう都心から少し離れた場所で生活しているのであまり普段使いで地下鉄を使うことは減ってしまったけど、一元化されたらメリットは大きそうだなと思いました。ただ、こういう全体最適を考えることを「必要ない」と思ってる人にどう理解してもらうかというところは思案のしどころでしょうね。今後の経過も注目していきたいと思いました。
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作家としての猪瀬直樹は面白いらしいと聞いてとりあえず読んでみたが、目次だけで十分。 ミカドの肖像などは面白いのだろうか…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 東京の地下鉄利用者に長年にわたり不便を強いてきた二重の運賃体系や駅の壁―これらの問題を解消するには東京メトロと都営地下鉄を経営統合するしかない。 だが東京メトロは都営を置き去りにしたままでの完全民営化を狙い、国は利用者本位の交通政策よりもメトロ株式上場による売却益ばかりを考えている。 真の受益者たるべき利用者のため、東京都副知事が地下鉄改革に向けて立ち上がった。 地下鉄一元化に抵抗する東京メトロ・国土交通省との戦いを描く渾身のドキュメント。 [ 目次 ] 第1章 九段下駅ホームの壁 第2章 株主総会へ乗り込む 第3章 バリアフリーより不動産ビジネス 第4章 新橋駅「幻のホーム」 第5章 私鉄経営と地下鉄経営の違い 第6章 欲望による一元化の挫折 第7章 利用者のための公共性 終章 勝鬨橋の向こうへ [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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営団と都営地下鉄一元化の主張には賛同。ただしその論拠には今一つ深みが感じられなかった。 戦前の東京市内における電車、バスの拡張を巡る攻防は、初めて知る歴史的事実があった事は収穫。
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ノンフィクション作家にしては切り込みが浅すぎる。 都営と営団の話にしても鉄道マニアならみんな常識になっている内容だし、それ以上の深い切り込みも洞察もなく、結局自分が言いたいことを本を通じて伝えているだけですな。 行政の長を目指すなら地下鉄をこうすることによってこういうふうに年が変...
ノンフィクション作家にしては切り込みが浅すぎる。 都営と営団の話にしても鉄道マニアならみんな常識になっている内容だし、それ以上の深い切り込みも洞察もなく、結局自分が言いたいことを本を通じて伝えているだけですな。 行政の長を目指すなら地下鉄をこうすることによってこういうふうに年が変わる、というところまで描いてほしいものだがやっぱりそういう観点はなかったんだろうな。 バカの壁とかいうのもホームが広くなったことくらいしか効果を感じないし。
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タイトルがそのままテーマ。 歴史的背景や現状の種種の問題点、争点を提示した一冊。 ごくごく個人的にも一元化されるととても助かるなあ
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地下鉄の九段下駅のホーム間移動の問題が取り上げたのは猪瀬さん。 そして、携帯電話を入れられるようにしてくれているのも猪瀬さん。 東京メトロって、社員の給料高いらしい。運賃下げないから、増収増益。
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東京都副知事猪瀬氏の地下鉄事業者一元化への熱意が非常に感じられる書籍。 著者が一元化推進論じゃであるので多少割り引いて考える必要はあるが、 私個人的にも、鉄道は第一にその地域の経済・生活に寄与するものでなくてはならないと考える。 その点で鉄道事業は非常に公共性の高い事業であり、そ...
東京都副知事猪瀬氏の地下鉄事業者一元化への熱意が非常に感じられる書籍。 著者が一元化推進論じゃであるので多少割り引いて考える必要はあるが、 私個人的にも、鉄道は第一にその地域の経済・生活に寄与するものでなくてはならないと考える。 その点で鉄道事業は非常に公共性の高い事業であり、それゆえに法規制も厳しいものになっているのである。 一般的な企業のステークホルダーの主要な物としては、株主と従業員が挙げられる(特に日本の場合は後者が大きい)。ところが鉄道の場合はこの2者に加え、地域という要素が重要性を帯びて存在している。 その地域というステークホルダーに対して今後東京地下鉄がどのような動きを見せるか、期待と批判の目で観察していくべきである。
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東京メトロと都営地下鉄は合併するべきである、ということを主張している本。 東京メトロの会社説明会に参加した際には、エキナカ事業や不動産事業への展開も行なっているという話をされ、他の私鉄に負けないように努力している印象を受けた。 しかし、本書を読み、よく考えてみると、地下鉄事業は普...
東京メトロと都営地下鉄は合併するべきである、ということを主張している本。 東京メトロの会社説明会に参加した際には、エキナカ事業や不動産事業への展開も行なっているという話をされ、他の私鉄に負けないように努力している印象を受けた。 しかし、本書を読み、よく考えてみると、地下鉄事業は普通の鉄道事業とは比べ物にならないほどの資金が必要であり、なおかつ、公費も多く投入されているため、基本的には運輸事業に注力し、利用者の利便性向上を第一に考えることが当然であると感じた。 そのためには筆者の言うように都営地下鉄との合併もやむをえないと感じた。
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