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かかわり方のまなび方 の商品レビュー

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41件のお客様レビュー

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2011/12/25

著者の、ひととの「かかわり方」を模索した軌跡がつづられている。'be myself'の大切さ、それが私の後味。 概念的(アカデミック的)な内容だと未知のキーワードにいちいち引っかかって読みづらいイメージがあるが、わかりやすく噛み砕いて書かれ、キーワードにはペー...

著者の、ひととの「かかわり方」を模索した軌跡がつづられている。'be myself'の大切さ、それが私の後味。 概念的(アカデミック的)な内容だと未知のキーワードにいちいち引っかかって読みづらいイメージがあるが、わかりやすく噛み砕いて書かれ、キーワードにはページ下部のミニ解説が役立つ(あと何度かは読み返したいが)。また、私はインタビュー形式の書物は苦手意識があったが、この編集のされ方にインタビュー形式の効果的な面を感じた。

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2011/11/23

西村さんの本は、読んでいると気持ちがすーっとする。 自分自身でしごとをすることは、最近の私のテーマ。ファシリテーターは中立的な立場というけど、恣意的であってもいけない。仕事の立場を優先して、自分を殺しながら仕事をしているけど、ちがう仕事のしかたはないかな。

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2011/11/08

今まで出会ったファシリテーターと名乗る人やワークショップという名のものがすべて、開催者の満足の元に行われていたのではないかと思うほどイメージが変わってしまった。

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2011/10/27

最近の「学ぶ」とか「教える」とかの関連本の中でももっとも、ぐっときた本です。 実用にそくした本ではないかもしれませんが、なぜ人は学ぶのか?どのようにして人を学びへと導くのか?・・・ということについてたくさんのヒントを得られるはずです。 答えを想定したワークショップはレクチャーで...

最近の「学ぶ」とか「教える」とかの関連本の中でももっとも、ぐっときた本です。 実用にそくした本ではないかもしれませんが、なぜ人は学ぶのか?どのようにして人を学びへと導くのか?・・・ということについてたくさんのヒントを得られるはずです。 答えを想定したワークショップはレクチャーであって「ほんとうの」ワークショップではないのではないか?・・・など、自分にとってもたくさんの問題提起を与えてくれた本でした。 世阿弥の「風姿花伝」が、ふと読みたくなります。そして、なぜ秘本であったのか?・・・その理由を改めて再考したくなる本です。

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2011/10/23

ファシリテーションとワークショップの概念を通して、人とのかかわり方を探索していく本。難しかった。今の私には咀嚼出来ないこともあった。かかわり方はその人をちゃんと見ることから始まり、人を見るためには自分が自分をちゃんと見て自己一致していることが大事なのだ。弱い自分とか、出来ない自分...

ファシリテーションとワークショップの概念を通して、人とのかかわり方を探索していく本。難しかった。今の私には咀嚼出来ないこともあった。かかわり方はその人をちゃんと見ることから始まり、人を見るためには自分が自分をちゃんと見て自己一致していることが大事なのだ。弱い自分とか、出来ない自分とか、すごく嫌だから目を逸らしがち。完璧でありたいとか思って、自ら途方に暮れる。そんな負の連鎖を断ち切れるきっかけがこの本だったかも。 もっと深く読みたい本。

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2011/09/30

ワークショップやファシリテーターに興味はありませんでしたが、読んでいてほっと息をつける内容でした。この著者は「どうしてみんなこの問題に何も言わないんだろう」というところに触れてくれてるので、ありがたいです。

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2011/09/26

こちらもちょっとブームの波?が去って読了。 ファシリテーションやワークショップの世界を訪ね歩いた<かかわり方>の探索報告書、との帯があるが、そのとーりといった感じ。 ファシリテーションに関する本はこれまでもいくつか読んだし、自分もファシリテーターとして仕事をする場面も少なくない。...

こちらもちょっとブームの波?が去って読了。 ファシリテーションやワークショップの世界を訪ね歩いた<かかわり方>の探索報告書、との帯があるが、そのとーりといった感じ。 ファシリテーションに関する本はこれまでもいくつか読んだし、自分もファシリテーターとして仕事をする場面も少なくない。でもファシリテーションはこれだ!と断言できないし、自分もファシリテーターですというほど、自信を持って役割を全うできているわけでもなく。 そんなときに、この本に出合えたのはよかったと思う。 ファシリテーションってこれだってものじゃない、と再確認できた。 また悩んだときに、この本のページを再び開きたい。

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2011/09/18

10年来、ファシリテーターとして様々なワークショップを行ってきた著者の考えを、各方面のキーマンにインタビューして考えていく様子をまとめた本。著者が行っているワークショップ同様、答えが1つ、というわけではないので、ページ毎に私なりにいろいろ考えさせられ、読み終わるのに時間がかかりま...

10年来、ファシリテーターとして様々なワークショップを行ってきた著者の考えを、各方面のキーマンにインタビューして考えていく様子をまとめた本。著者が行っているワークショップ同様、答えが1つ、というわけではないので、ページ毎に私なりにいろいろ考えさせられ、読み終わるのに時間がかかりました。教育についての話題も多くいろいろと考えさせられざるをえない本。

Posted byブクログ

2011/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「フルバリュー・コントラスト」お互いの価値観や存在を最大限に尊重すること。このことを知って生きているのと、ただ生きていることは違うこと。 コミュニケーションスキルに関して、 ところで、技術や道具には危ない側面があると思う。その一つは手に入れると「使ってみたくなる」ことか 中略 子供がオモチャを振り回している感じに近いのかも。師から新しい力を学んだ直後の魔法使いの弟子。この喩えならまだ他愛のない感じもするが、「手術をしたがる外科医」のようなイメージになると、なかなか、怖いものがある。 一つハッキリしているのは、どうやら相手のことより道具のほうに気が行っていることだ。話しは途中からあまり耳に入っていなくて、「いつこれを持ち出そうか」と待ち構え、「こういう考え方があってね」とか「こうすればいいんだよ」と示す。で、そういう時、もうコミュニケーションは成り立っていない。 大村はま先生についての文章を抜粋 「同じ内容の授業はしません」教師が初々しさを失うことが生徒たちに与える影響を語っていて、僕は居ずまいを正される思いがした。 大村はま先生に学ぶ http://www.geocities.jp/tanbowaii/sougou-etc/s201.html どの程度の深さや自分事として、ここの学びや気づきが得られたのかは誰にもわからない。その時はただ純粋に体験を持ち帰ったけど、10年以上経った頃に突然「!」と思い立って行動が始まるかもしれない。その意欲をそっと支える、大事な体験になっているのかもしれない。 P109 Tシャツ交換による価値転換 固定的な自己イメージ、価値観を転換 P116 学ぶ「意味」について 外から与えられるものではありませんよね。意味はその人の中にあるんです。 なので僕らは「掘り起こし」という言葉をよく使います。 知的な好奇心を作り出すこと。その支援が大事です。 P170 20%=80%の法則(別名パレートの法則) スキーの習熟でのたとえ80%が壁と表現される P203 ワークショップの細分類 ・受講型、受身型 ・参加型 ・参加者主体型 ・参画型 P236 時間虫めがね P243 必然性に欠ける体験 そこかしこで開催されている子ども向けのワークショップの多く(全てではない)が過干渉的で、大人の望 みに彼らを付き合わせているようにいるように、自分達には見えているからだと思う。 P225 いのちの授業 鳥山敏子 P275 地球上の土はどこでも、表面から10~20cmほどのところに無数の植物の種が含まれていて、これを土壌シードバンクという。種は適度な水分や日照の予感と、掘り起こされた時に表面についた小さな傷や刺激をきっかけにして発芽する。環境の条件が揃うと一気に潜在的な可能性を実現し始めるわけだが、この話はまるでわたしたち人間のことのようだ。 どこまでが種の力なのか?つまり「どこまでが自分?」という問いも含めて。 発芽もその後の成長も、種と、太陽や土や水や風の、双方の関

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2011/08/08

本屋さんでふらふらと過ごしていて、たまたま出会った本。 目次に並んでいた「人の見え方」というフレーズに、なぜか、とても惹かれた。 筆者が、様々な分野で「場」を作る人たちとの関わり、話をした内容がなんとも絶妙な順序で並んでいて、人と関わるテクニックやマニュアルではなくて、1人1人...

本屋さんでふらふらと過ごしていて、たまたま出会った本。 目次に並んでいた「人の見え方」というフレーズに、なぜか、とても惹かれた。 筆者が、様々な分野で「場」を作る人たちとの関わり、話をした内容がなんとも絶妙な順序で並んでいて、人と関わるテクニックやマニュアルではなくて、1人1人の在り方をじっくりと味わえる。 自分の中にスッと入ってくる文章や言葉は、本の中の人が述べたそれではなくて、私が今までに出会った誰かの姿や言葉であったり、今までに自分が経験したことのある瞬間の感覚とリンクするものだったように思う。 私の「こんなふうにありたい」がいっぱい詰まった本。

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