武士道セブンティーン の商品レビュー
続きが読みたくて探したらセブンティーンあったので早速。エイティーンが見当たらない。。。卒業後の話も出ているらしいですね・・・
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※このレビューにはネタバレを含みます
高校2年生になった香織と早苗、早苗の家の 事情で離れ離れになった二人でしたが お互いに持っていないものに影響され 成長し「武士道」に邁進していく・・・ そもそもキャラ設定モリモリの登場人物に 加え香織の後輩や早苗の転校先の高校でも 一癖も二癖もある登場人物が盛り沢山でした。 冒頭は前作の「武士道シックスティーン」の 最後の方の話を掘り下げて描かれていて あぁ~あっちやこっちではそういうこと になってたのかと改めて納得。 前作同様、章ごとに語り手が変わり、 さらに内心で思っていることもかなり たっぷり描かれているので登場人物の 気持ちがよくわかって面白い。 剣道以外にもなかなかぶっ飛んだ エピソードもあって面白く読めました。
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「セブンティーン」もおもしろかった!自分が今までこの本を読んでこなかったことが悔やまれるほどでした。 自分が福岡出身なので、物語の半分は舞台が福岡で、博多弁が大量に登場するのも心地よかったです。
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4.3 武士道シリーズ第二弾 前作で、父・憲介や辰じいとの会話から、自分の目指す剣道がうっすら見えて来た香織だったが、初めて早苗と力を合わせて勝ち取った新人戦優勝の直後、突然父親の仕事の都合で香織の元を去っていった早苗。 見送りの空港で、剣道を辞めるかも.…と仄めかし、さら...
4.3 武士道シリーズ第二弾 前作で、父・憲介や辰じいとの会話から、自分の目指す剣道がうっすら見えて来た香織だったが、初めて早苗と力を合わせて勝ち取った新人戦優勝の直後、突然父親の仕事の都合で香織の元を去っていった早苗。 見送りの空港で、剣道を辞めるかも.…と仄めかし、さらに転校先も告げずに…。 以降、連絡も取れなくなっていた。 そして夏。 埼玉開催のインターハイ会場で再会を果たした二人だった。 今作の前半では、 空港での別れのシーンからインターハイの再会迄の二人の様子が描かれている。 九州の古豪、福岡南に転入した早苗が最初に友達になったのは、なんと香織の因縁の相手…全中で疑惑の敗戦を喫した黒岩レナだった。 そして、レナを筆頭に、武道ではなくあくまでも勝敗に拘ったスポーツとしての剣道を追求する、福岡南の剣道と自分の目指す剣道との違いや、顧問・吉野の訳の分からない嫌がらせに苦しむ。 一方香織は、 「武士道」という自分の進むべき目標を見つけ、人との関わりの大切さを知り、部長の河合を始め後輩や仲間達との良好な関係を築いて行く。 来年以降の選手層の薄さを危惧し準備を進めつつ、後輩美緒への指導を通して、育てる事の難しさ痛感する毎日。 そして、 日に日に東松への復学の思いが募る早苗は、とうとう香織に「戻りたい」と告げるが… 詰め込みすぎると理が育たない ◯田原美緒…東松学園中等部時代に早苗と香織が稽古をつけに行っていた後輩。 ◯清水ノリオ…香織の中学時代の男子剣道部員。こいつが不良に絡まれていた所を助けるが後日思わぬトラブルに…。 ◯吉野先生…早苗の班の担当顧問。何中酒臭い。早苗の姓をわざと河本と登録したり訳の分からない意地悪をする。 実は、喧嘩で病院送り三十人、他流試合四百戦無敗の伝説の剣士。 そうそう、シックスティーン共に、 紅白二本のスピンが洒落てました❣️
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前作シックスティーンのエンディング部分が詳しく説明されて行く感じから始まるセブンティーンです。 遠く離れた2つの場面が交互に展開され陰と陽と言うか悲と楽、的な感じ。新入生とのやり取りも面白かった。 残す所あと「エイティーン」と「ジェネレーション」の二冊だけになってしまった。(T_...
前作シックスティーンのエンディング部分が詳しく説明されて行く感じから始まるセブンティーンです。 遠く離れた2つの場面が交互に展開され陰と陽と言うか悲と楽、的な感じ。新入生とのやり取りも面白かった。 残す所あと「エイティーン」と「ジェネレーション」の二冊だけになってしまった。(T_T)
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※このレビューにはネタバレを含みます
東野圭吾「危険なビーナス」で「ページ数の最後の11%でやっと謎が明らかに!」と書いてからわずか1か月とちょっと、この作品では407ページ中の最後の5ページでまさかの結末にたどり着くので、こちらはなんと1.2%である(ミステリーやないから、意味がかなり違うけどね)。 前作のラストで、福岡と横浜、別々の高校で剣道を続けることになったシリーズの主人公、西荻改め甲本早苗と磯山香織。2人はそれぞれの土地で、黒岩伶那、田原美緒という新たな同級生/後輩を得て、そして自らを客観視することによってもまた強くなる。大まかに言うと、前作では助けられる役回りが香織なのに対し、今作では早苗なのだ。「武士道シリーズ」というだけあって、今作では結構「武士道」の何たるかが語られる。 さあ、その「最後5ページのドンデン返し」もあって、高校3年生になる2人の物語への期待は、いやでも深まるのだ。
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香織と早苗がそれぞれ別の場所で互いを思いながら困難に立ち向かっていく姿に感動した。武道とスポーツの違い。武士道とはなんなのか。 前作に続き、剣道の世界の深さを知れる作品。
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[過去記録]前作で完結という感じだったので、続編はそれなりに出来上がったんだなぁと言う感じ。「武士道」とはどんなものかというところはすごく納得して、印象に残りました。次作は盛りだくさんらしいので楽しみです。 2011/5/25読了
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前作読んだらもう読まずにはいられないでしょう。 二年生になった二人、早苗は家庭の事情により福岡へ引っ越し。その転校先の強豪福岡南の剣道部のスタイルに違和感を覚えます。 1作目の香織の剣道に対する違和感とはまた違った違和感、そしてそれに早苗は悩むわけです。 うん、こうして書いてみ...
前作読んだらもう読まずにはいられないでしょう。 二年生になった二人、早苗は家庭の事情により福岡へ引っ越し。その転校先の強豪福岡南の剣道部のスタイルに違和感を覚えます。 1作目の香織の剣道に対する違和感とはまた違った違和感、そしてそれに早苗は悩むわけです。 うん、こうして書いてみるとすごく稚拙な感じがするんだけど、実際はもっとこう…なんとももどかしくてちょっと読んでて辛くて、でも圧倒的に青春で、二人ともほんとに成長していて、もし私が将来娘や息子ができたら、こういう青春を思いっきりできるようなサポートはなんでもしてあげたい。別に剣道でもゲームでも何でもいい。 最後に早苗が東松に戻らなかったのもすごいジンと来た。 こう、理屈ではなくて、逃げというかなんというか、移っても別に間違いではない中で、意地と言ったらいいのかな、そういうものを信じて決断をしたのが心にすごく響いた。 青春が詰まった彼女なりの武士道がそこにはあった。 そう、理屈じゃないんだよな〰。 速攻でエイティーン読みます。
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武士道というものに目覚めた前のストーリー そしてこの巻では、その武士道の実体にふたりの主人公が気づき体得する。 武士道とは、争いを収めるためにある。 武道と勝負至上主義のスポーツの違い、武道と暴力の違い、それらを描き、武士道を浮き彫りにしていくストーリーに、心洗われる。
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