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Story Seller(3) の商品レビュー

3.5

192件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    78

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

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2012/04/05

心臓で倒れてから、というか禁煙してから集中力がなくなりなかなか読書できなかった。そろそろ復帰をと思って楽しみにしていた「3」を読む。  オープニングの「男派と女派 ポーカー・フェース(沢木耕太郎)」はさっぱり。いつもの自転車ストーリー「ゴールよりももっと遠く(近藤史恵)」はいつ...

心臓で倒れてから、というか禁煙してから集中力がなくなりなかなか読書できなかった。そろそろ復帰をと思って楽しみにしていた「3」を読む。  オープニングの「男派と女派 ポーカー・フェース(沢木耕太郎)」はさっぱり。いつもの自転車ストーリー「ゴールよりももっと遠く(近藤史恵)」はいつになく(?)さえている。エンディングがよい。 >一秒ごとにゼロに近づくがまだゼロではない  可能性を論じるラストの台詞。いいなぁ。これ。  期待の「楽園(湊かなえ)」は派手などんでん返しが驚きなんだが、少しばかり荒技っぽい。有名作家の「作家的一週間(有川浩)」にも期待したがさっぱりだった。  そして既読の「満願(米澤穂信)」。主人公の謎が解けるかと期待して読んだ「555のコッペン(佐藤友哉)」だが、あと一息って感じかな。かなり登場人物に感情移入してきているので、次も読むだろうなぁ。  ラストは異色の「片恋(さだまさし)」。かなりおもしろく読み進むことができる。ただ、謎解きが私には合わなかった。力のある作品だなぁと思う。ただ好みではないだけだ。

Posted byブクログ

2012/04/04

さまださしさんの小説は初めて読んだが、予想以上におもしろかった。こんな現代風な書き方をする人だとは思っていなかった。 実際にあった事件のことが書かれていたところは、胸がしめつけられるような思いがした。 「悪意の不在」考えさせられる。 それと鎌田警部がなんとなく好きだった。 もう...

さまださしさんの小説は初めて読んだが、予想以上におもしろかった。こんな現代風な書き方をする人だとは思っていなかった。 実際にあった事件のことが書かれていたところは、胸がしめつけられるような思いがした。 「悪意の不在」考えさせられる。 それと鎌田警部がなんとなく好きだった。 もうひとつ、米澤穂信さんのお話もよかった。 ギリギリまで主人公と同じように犯人を擁護していたので、最後の「たねあかし」に驚かされた。 おそろしくも、すっきりとした読後感だった。

Posted byブクログ

2012/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で発見。 湊かなえ、有川浩が入っているので試しに借りてみました。 結果、湊かなえの作品は私の中ではハズレでした。うーん。この人短編向いてないなぁ。 有川浩は、さすがって感じでおもしろかったです。ほんとこの人の書く文章はライトすぎて(苦笑)軽く読むのにぴったりだなー。手元に置いておきたいとは思わないけど一読はしたいかも。 で。それ以外の作家さんの中では米澤穂信の「満願」が妙にヒット。 さだまさしの「片恋」も、文章にまとまりはないけどラストでちょいと泣けました。 満願は太宰治の人間失格になんだか少しだけ雰囲気が出てて、のめりこむように読んでました。 うん。おもしろいなー。こういうサスペンス、好きです。 片恋は、無駄な部分がちょっと多くてダレたけど、後半一気におもしろくなったなぁ。 あと、沢木耕太郎の「男派と女派」もおもしろかった! 普段基本的に本といえば小説オンリーの私だけど、たまにはこういうエッセイもいいなぁ。 私はどっちなんだろう?? あ、二話目のアスリートネタは駄目でした。私、スポーツ小説苦手なんだよねー。 五話目の「555のコッペン」は、題材としてはすっごいおもしろいんだけど、もうちょいラスト綺麗に整理して欲しかったなーってのが本音。世界観がイマイチわかりづらい。SF、好きなんだけどなぁ。 まぁ、たまにはこういういろんな作家さんのお話をまとめて読めるのもいいかも。

Posted byブクログ

2012/03/18

私はスポーツ関連の小説は食わず嫌いでした。が、このアンソロジーで、近藤さんの文章が琴線に触れ、『サクリファイズ』も手に取りました。こういう出会いがあるから、アンソロジーもたまに読むと面白い。

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2012/03/15

1、2に比べるとやや盛り上がりに欠ける感はありましたが、やっぱり面白かったです。 佐藤友哉さんの「555のコッペン」とか好き。言葉とかすっごく好きでした。近藤史恵さんの話しも1、2、3と繋がっててすっごく良かったです。 一度、このスポーツ1本の小説を読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ

2012/03/09

図書館から借りてきたのはいいものの、時間が無かったので読めたのは有川浩の『作家的一週間』のみ。 今までの話に比べると、ちょっと物足りない。 でも本人が隙間産業って言ってたし、今回いつもの有川さんのような恋愛話はさだまさしさんが書いているようなので、これはこれでありかも(笑)

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2012/03/01

初めて、さだまさしさんの作品わ、読んだ。以外に軽快なテンポなのが、予想外で楽しかった。 他にも、初めて触れる作家さんの雰囲気も楽しめたシリーズ。 短編といいつつ、1~3で連作になってるのあるので、1から読むのがオススメ。

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2012/02/27

米澤穂信『満願』 佐藤友哉『555のコッペン』 さだまさし『方恋』 の3編が、個人的におすすめです。 読み応えもあって、各作者の作風もうまく出ていました。 有名な作家さんだから短編でも長編でも面白いっていうわけじゃないんだな、と このシリーズ読むといつも思う。

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2012/02/26

さだまさし「片恋」、グッときました。不器用だけど一途な思い、素敵ですね。 それから、Story Seller1,2,3で、佐藤友哉、近藤史恵両氏の作品はシリーズになっています。もう少し話を追加して短編集として売ってほしいなー。 キャラクターがとても魅力的なので、もっと読みたいです...

さだまさし「片恋」、グッときました。不器用だけど一途な思い、素敵ですね。 それから、Story Seller1,2,3で、佐藤友哉、近藤史恵両氏の作品はシリーズになっています。もう少し話を追加して短編集として売ってほしいなー。 キャラクターがとても魅力的なので、もっと読みたいです。

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2012/02/08

初めて、さだまさしの小説を読んだ。表面的にはイイ話だが、舞台となる現実世界は、まっとうな人間の感覚からは歪んでいる。主人公もその歪みを感じているが、どう受け止めるべきかが定まらず、モヤモヤしている。そのことが、個人個人で現実世界の歪みに対峙する限界を示しているようで、共感できた。...

初めて、さだまさしの小説を読んだ。表面的にはイイ話だが、舞台となる現実世界は、まっとうな人間の感覚からは歪んでいる。主人公もその歪みを感じているが、どう受け止めるべきかが定まらず、モヤモヤしている。そのことが、個人個人で現実世界の歪みに対峙する限界を示しているようで、共感できた。(自分もモヤモヤした、ということ。) しかしそんな世界でも、人の純粋な想いそのものは輝くのだ。

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