新世界より(上) の商品レビュー
現在の人類が滅びて1000年後の世界。とても平和な世界。 大人達は全員呪力を使用することができる。 だが実は一定の年齢に達しても呪力を身につけることができなかった子供は処分されていた。 また、呪力で人を攻撃する危険性のある子供も処分されていた。 平和な世界は大人による徹底した子供...
現在の人類が滅びて1000年後の世界。とても平和な世界。 大人達は全員呪力を使用することができる。 だが実は一定の年齢に達しても呪力を身につけることができなかった子供は処分されていた。 また、呪力で人を攻撃する危険性のある子供も処分されていた。 平和な世界は大人による徹底した子供の管理を実施することで保たれていたのだ。 そんな大人達の管理にもほころびが出始める。 主人公の渡辺 早季とその友人たちが町の秘密に触れてしまった。 それから、大人達が恐れていた事態が発生する。 上巻は世界観の説明が主。エピソードの一つ一つが世界観を表しているように感じた。
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貴志祐介さんはやはりどこか狂気じみた才能の持ち主だ。 千年後の世界より、さらに千年後の同胞に向けられた語り。 超能力を持つ人間ばかりの集落、その人間を神と畏れ労働力として使われているバケネズミ、ミノシロや風船犬、カヤノスヅクリ等得体の知れない生物たち…この不気味な世界で何が起こる...
貴志祐介さんはやはりどこか狂気じみた才能の持ち主だ。 千年後の世界より、さらに千年後の同胞に向けられた語り。 超能力を持つ人間ばかりの集落、その人間を神と畏れ労働力として使われているバケネズミ、ミノシロや風船犬、カヤノスヅクリ等得体の知れない生物たち…この不気味な世界で何が起こるのか。伏線がはりめぐらされている気がする上巻、読了。
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ひさびさに、この作家さんを読みました!やっぱり好きな作家さんだけあって、最後まで楽しく読めました♪なかなか、設定もよく出来ていて、上中下巻と長い話ですが、一気に読み通せました♪ トップレベルの作品と比べると、ちょっと光るもの(ドキドキ感とか、どんでん返し感とか)は、足りないかも...
ひさびさに、この作家さんを読みました!やっぱり好きな作家さんだけあって、最後まで楽しく読めました♪なかなか、設定もよく出来ていて、上中下巻と長い話ですが、一気に読み通せました♪ トップレベルの作品と比べると、ちょっと光るもの(ドキドキ感とか、どんでん返し感とか)は、足りないかもですが、良い作品だと思います。
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世界設定にぐぐっと引き込まれました。 謎の生き物や呪力などなど。 ファンタジーな要素がふんだんに含まれているのがよかったです。 上巻はまだまだ導入部分ですが早く続きを読みたいと 思わせてくれる作品です。
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貴志祐介というだけで読み始めました。 が、予備知識なしで読んだので結構苦手な分野だったことにがっくり。 前半は、無理矢理頑張って読んでました。 中盤からだんだん面白くなってきて、後半は一気に読みました。 次は中巻です。
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とてもよく練られた世界観に圧倒される。 展開が気になってどんどん読みました。 ただ、グロい。グロいよ。
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ほんとに新しい世界。未来の話なのに前近代的な環境なのがまたよい。細部までよく作り込みされてて電車で流し読みするには勿体ない。そのうち再読しようと思う。
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現在の人知を超えた能力を駆使する、未来の日本を描いたSF小説 第1編。 まるで古き良き時代の、目を閉じれば鬱蒼と生い茂った草が一面に広がる田園風景が見渡せるような描写の世界観です。そこに生きている、ごく普通の日本人。家庭、学校、友達同士の何気ない日常。 しかし、今、私たちが生き...
現在の人知を超えた能力を駆使する、未来の日本を描いたSF小説 第1編。 まるで古き良き時代の、目を閉じれば鬱蒼と生い茂った草が一面に広がる田園風景が見渡せるような描写の世界観です。そこに生きている、ごく普通の日本人。家庭、学校、友達同士の何気ない日常。 しかし、今、私たちが生きている世界とは、似て非なるものがあり、その一つが、オカルトチックな世界観が、この世界では日常であり、それが人生の中でも大きなウェイトを占めていること。私たちが生きている世界とあまりにもかけ離れている動物が闊歩していること。そして。個人差はあれ、そこに生きる人たちは超能力が使える、ということ。その能力は、子供の頃には抑圧的ともいえるくらいに管理され、また、生活圏内や、触れる対象、知ることが出来る対象も、同じくらい抑圧的に管理される。まるで、決して目に触れられてはいけないと言わんばかりに… しかし、この本を読み進めていくにつれて、私たちが生きる世界のパラレル・ワールドのようなSF世界なのかな、と思いきや、その描写の仕方がどうもしっくり来ない。自分の中に入ってこないし、イメージが掴めない。 現実世界との境界線が、ボヤーッとしたような世界観で物事が進むのかと思ったら、いきなり現実世界に戻されたようなくっきりした描写が登場したり、主要な子供たちの関係は分かるものの、それを取り巻く大人たちの関係性が全くと言っていいほど掴めない。まるで、大人たちの存在そのものが、隠されているような感じがして、靄のかかった状態で読み進まざるを得ない感覚になっています。 推理小説ではありませんが、世界観ミステリー、といった感じでしょうか? 曖昧な描写で終始進むのかと思ったら、いきなりくっきりとした輪郭が、しかもSFなだけに常軌を逸した想像力を駆使せざるを得ず、ちょっと読了感がすっきりしませんでした。 読み進めれば、そんな描写をした、という意図が分かるのでしょうか? とにかく、この小説の世界は、『真実を隠し、子供たちを穢れから守る』という意思が伝わってきますが、それを、オブラートに包み切れていない、というよりむしろ、隠し通す手法のわざとらしさが伝わってくるのです。 作品全体の面白さは、全て読み通すことで分かりますので何とも言えませんが、現状では、何とも評価しがたい状態になっています。
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文庫化待ってましたー( ´ω`) 二番目くらいに好きな作家さんの。 今、ちょうど月9で何作かがドラマになってるけど、あそこに入ってる話のイメージから読むとちょっとつらい…。 【天使の囀り】にあったようなグロさがパワーアップしてる感じ、かなりのw フィクションすぎて、自分の中のイメ...
文庫化待ってましたー( ´ω`) 二番目くらいに好きな作家さんの。 今、ちょうど月9で何作かがドラマになってるけど、あそこに入ってる話のイメージから読むとちょっとつらい…。 【天使の囀り】にあったようなグロさがパワーアップしてる感じ、かなりのw フィクションすぎて、自分の中のイメージをかなり固めながら読み進めないとつらいなこれは…( ´ω`)ということで続けて中巻も購入♪
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[BOOKデータベースより] 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力」を得るに至った人類が手にした平和。念動力の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えて...
[BOOKデータベースより] 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力」を得るに至った人類が手にした平和。念動力の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた…隠された先史文明の一端を知るまでは。
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