1,800円以上の注文で送料無料

新世界より(中) の商品レビュー

4.1

361件のお客様レビュー

  1. 5つ

    112

  2. 4つ

    149

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/06/30

物凄いスピードで読んでしまう。。通勤時間の寝る間も惜しんで…。 サイコホラーの様相も呈してきた中巻。恐らくテーマであろう、人間の裡より湧き出す恐怖が、そのまま読者に伝わる。

Posted byブクログ

2013/06/28

さてさて気になる 「新世界より」の中巻。 上巻でチームだった一班。 そのメンバーが 徐々にバラバラになっていく中巻 といったイメージですね。 特殊能力も様々な種類のものが登場し 個性が際立ってきました。 さて、締めの下巻はどうなることやら。

Posted byブクログ

2013/06/24

同じ時間を過ごし、いつまでも続くと思われた関係が、時と共にそれぞれの運命に導かれるように離れていく.... 恐れる大人と不穏な外界の中で懸命に前に進もうとする姿が、読む手を進めさせる。

Posted byブクログ

2013/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

※【以下ネタバレ注意】以降ネタバレ注意。 設定は1000年後の日本。様々な生物が進化する中で人間もまた進化し、念動力(超能力)を使えるようになった人類の話。物質文明は姿を潜め、しめ縄に囲まれた自然豊かな町の中ではのどかな生活が営まれていた。 人々は人間を畏れ敬う「バケネズミ」を使役し、「悪鬼」と「業魔」の教訓物語を語り継ぐことでしめ縄の外に出ることを禁忌としている。 物語は、そんな神栖66町に産まれた渡辺早季の手記という形をとって進んで行きます。 友達と幸せな時間を過ごす早季だったが、小学校の卒業と同時期に訪れる能力の目覚めと並行して、身近に起こるさりげない出来事が心に引っかかるようになっていく。 「もう子供をなくすのは嫌」という母の言葉。 1人足りない卒業生。 早季は仲間と冒険し、トラブルに遭遇しながら、違和感の影に隠れる真実に触れていく。 SFやサスペンスの要素に加え、グロテスクで生々しい描写やスリル溢れる展開に、グイグイと物語に引き込まれていきました。終盤で一気にすべての真実が明かされるというよりも、エピソードごとに少しずつ伏線が回収されつつ話は加速していくので、長編でも飽きがこず、走り抜けるように読みきってしまいました。 【以下ネタバレ注意】 本書は、大まかに4部で構成されています。 先史文明に触れ念動力を失う中で繰り広げられるバケネズミとの戦い 業魔の出現、瞬との別れ (後の章の序章でもある)真理亜、守との別れ 悪鬼、バケネズミとの戦い 物語の最初に触れられ、章立てにも大きくかかわってくるように、本書において「業魔」と「悪鬼」には大きな意味あいが込められているのでしょう。そしてそれは、人類にとって重要なテーマのようにも思います。業魔は、強大な力はコントロールを失い身を滅ぼす可能性を常に内包しているということを、悪鬼は、いかにコントロールしようとしても、人は攻撃欲動を制御しきれないということを、それぞれ象徴しているように思いました。 これらは、人類の存続という点からすると致命的で、それに対して人類がとってきた対策と結果が本書の示すところです。 この2つの部分的に重なり合うテーマは、ミノシロモドキの語る1000年の間に人類がたどってきた歴史の中にそのまま描かれていますが、もちろん、僕たちの生きる時代においても、科学技術が進歩するにつれて戦争や事故の被害の規模が大きくなっていくという事実や、歴史上、途切れることなく各地で起こっている争いや紛争の中に、これらのテーマは簡単に見出すことができます。 人類がこの課題を克服できる日はやってくるのだろうか。 そのとき人類は人類でいられるのだろうか。 そんな疑問がふと頭をよぎりました。 蛇足ですが、念動力の使用には集中力と想像力が関与しているようでしたが、バケネズミの頭を破裂させたり、竜巻を発生させることはたやすいものの、空中浮遊は誰もが出来るというわけではないように、力を使うために必要な条件は集中力と想像力のほかにもあるようでした。作り込まれた生物の進化や生態系の記述と比べると、そこの辺りの説明は不足しているように感じて、少しだけ頭にひっかかりました。

Posted byブクログ

2013/06/10

謎解きの様相を呈してきた中編。 久しぶりに先が気になって仕方ない小説に当たった気がする。 この巻ですごーく覚の株が上がってる。ちょっとくらい皮肉屋で粗野な感じの子の方が、頼りになる男性に成長したりとか、現実にもあるあるだなぁ。 というか、サトル、という読みの名前の男の子キャラに...

謎解きの様相を呈してきた中編。 久しぶりに先が気になって仕方ない小説に当たった気がする。 この巻ですごーく覚の株が上がってる。ちょっとくらい皮肉屋で粗野な感じの子の方が、頼りになる男性に成長したりとか、現実にもあるあるだなぁ。 というか、サトル、という読みの名前の男の子キャラに、昔から惹かれる傾向が(は

Posted byブクログ

2013/06/06

とても良いです。 世界観の完成度がとても素晴らしい。 上から中にうつっても、 まったく中だるみしない展開。 下巻もたのしみです。

Posted byブクログ

2013/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やがて訪れる哀しい別れ。5人はしだいにばらばらになっていく。明らかにされていく大人たちの秘密。管理された「新世界」は、果たして正しい世界なのでしょうか。

Posted byブクログ

2013/05/17

次々にいなくなってしまう仲間たちと、先の読めない展開に、とても続きが気になって仕方がありません。それにしても、何とも言えない壮大な世界観と作り込まれた設定に感心します。どのような新世界が待っているのか、早く知りたいような、とてもじゃないが幸せな結末が待っているとも到底思えず不安も...

次々にいなくなってしまう仲間たちと、先の読めない展開に、とても続きが気になって仕方がありません。それにしても、何とも言えない壮大な世界観と作り込まれた設定に感心します。どのような新世界が待っているのか、早く知りたいような、とてもじゃないが幸せな結末が待っているとも到底思えず不安も一杯です。早速、下巻へ。

Posted byブクログ

2013/05/13

全3冊の中間。ここでもネタバレにならないよう、本編にはあまり触れないことにする。ここでは大きな転換点を迎えることとなる。この事件がなければきっと下巻のような結末を迎えることはおそらくなかったんだろうな、という。 早希たちは成長し、それぞれ自分の得意技?を持つようになる。力も使いこ...

全3冊の中間。ここでもネタバレにならないよう、本編にはあまり触れないことにする。ここでは大きな転換点を迎えることとなる。この事件がなければきっと下巻のような結末を迎えることはおそらくなかったんだろうな、という。 早希たちは成長し、それぞれ自分の得意技?を持つようになる。力も使いこなせるようになるが、社会にはまだ上手くとけ込めていない。今ある社会に疑問を持ち始める。

Posted byブクログ

2013/04/19

残酷なお話でした。 主人公と幼なじみ達がとても好感を持てる、つい応援したくなるような純粋な子供達で、それだけに、どうしてこんなことになってしまうのか… 貴志さんの小説には、様々な残酷な物語がありましたが、一番残酷で、胸が苦しくなるようなお話です。 下巻はさらに辛くなりそうです...

残酷なお話でした。 主人公と幼なじみ達がとても好感を持てる、つい応援したくなるような純粋な子供達で、それだけに、どうしてこんなことになってしまうのか… 貴志さんの小説には、様々な残酷な物語がありましたが、一番残酷で、胸が苦しくなるようなお話です。 下巻はさらに辛くなりそうですが、それでも早く読みたい!と思うほど、新世界に引きずられてしまいました。

Posted byブクログ