本と図書館の歴史 の商品レビュー
これほんと読んでよかった!青少年向けの薄い本だから数時間で読めるのに内容は図書館の歴史の全体を把握するのに充分に情報量。 優れた児童書や絵本というのは大人の鑑賞にも充分耐えうるという実例を示す一冊。 アレクサンドリア図書館、失われた古代ギリシャの叡智がアラビア人の営みを経て、実...
これほんと読んでよかった!青少年向けの薄い本だから数時間で読めるのに内容は図書館の歴史の全体を把握するのに充分に情報量。 優れた児童書や絵本というのは大人の鑑賞にも充分耐えうるという実例を示す一冊。 アレクサンドリア図書館、失われた古代ギリシャの叡智がアラビア人の営みを経て、実に千年以上の時の経過に耐えながら再びヨーロッパにもたらされる、この人類の大スペクタクル、壮大なロマンを感じずにはいられない。
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電子図書館が入ってる!そうだよね、結構大きな話だからね。表紙のラクダがやたらと人間的な顔をしてたので読んでしまった。いや、そこじゃないだろうと言われそうだが。
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色んな時代、色んな国で書籍を大事にし、 皆んなに読書から知識を与えようとした取り組みについて書かれているのは興味深い。 最後にキッチリ著作権についても記載されているので、 良い本だと思う。 最後の方のページで 司書にたずねよう! との記載がある。 NHKの番組で斉藤幸平...
色んな時代、色んな国で書籍を大事にし、 皆んなに読書から知識を与えようとした取り組みについて書かれているのは興味深い。 最後にキッチリ著作権についても記載されているので、 良い本だと思う。 最後の方のページで 司書にたずねよう! との記載がある。 NHKの番組で斉藤幸平准教授が、 図書館司書のレベルが落ちていることを指摘していた。 確かにそういう輩も散見する。 実際、正職の人よりシフト勤務の人たちも多い。
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「新しくできたばかりの民主主義社会で、図書館がはたすべき重要な役割があるという考えが生まれたのはちょうどそのころです。「図書館が人々に規則正しくて道徳的な生活習慣を身につけ、知識を広めて、知的探求心を高め、科学技術を向上させてくれる」と人々は信じていたのです。また、農民や事務員な...
「新しくできたばかりの民主主義社会で、図書館がはたすべき重要な役割があるという考えが生まれたのはちょうどそのころです。「図書館が人々に規則正しくて道徳的な生活習慣を身につけ、知識を広めて、知的探求心を高め、科学技術を向上させてくれる」と人々は信じていたのです。また、農民や事務員など、正規の教育を受ける機会に恵まれない労働者には、新しい技術を習得して、より立派でより豊かな市民となるのに必要な情報を提供する場になると思ったのです。テレビもラジオも映画もなかった時代、図書館はギャンブルや酒などの気晴らしに比べれば、望ましい娯楽と見なされていたのです。」p.49 「図書館、博物館、美術館など、いわゆる公共施設の重要な役割を決して忘れてはならないということです。」p.51 「一般大衆の向上を図る最高手段として、私は無料の図書館を選ぶ。なぜなら図書館は……自ら助けるものを助けるのだから」アンドリュー・カーネギー 「図書館は向上心に燃える人に手を差し伸べ、世界最高の宝、つまり書物につまった宝への道を開いてくれる」アンドリュー・カーネギー 「文字の力を信じる人は、人々を本に親しませるために、できることは何でもするつもりでいます。世界各地で図書館員は本を読む人の権利を守り、フランクリンの言う「知恵の扉」をけっして閉ざすまいと努力を続けています。知識を求める熱い思い、それが多くの図書館員に、新しい技術を研究させ、次世代の人たちの学習の機会を生み出す努力を続けさせているのです。」p.55 「未来の図書館は今の図書館とは違うでしょうが、図書館には、果たすべき重要な役割があるに違いありません。図書館は「思想やアイデアの宝庫」です。これまでわたしたちが歩んできた歴史をたどり、未来へ向かって進むのに必要な情報や示唆を与えてくれます。未来に何が待ち受けていようと、図書館はこれまでと同じように今後も人と思想を結び付けていくことでしょう。」p.66 https://idp.bl.uk/ https://gutenberg.org/
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読書記録です。まだの人は参考になれば… 学校図書館で資格を持たずに働く主人公が、司書の資格を取ろうと決心してから参考にする本として紹介されてました。 ぜひ、手に取って欲しい本です。巻末の「インターネットで調べてみよう」は、英語ができなくても(ちょっと微妙な)日本語翻訳ができるので、行きたいページにたどり着くことは(たぶん)できると思います。その巻末の前にある「司書にたずねよう!」で「図書館の司書は情報スペシャリスト」と呼ばれ「ほとんどなんでも探し出すことができる」とのこと。しかも『図書館のピーナッツ』では、知っていてもヒントを出したり周辺の情報を伝えるだけにして、利用者に本に出会う楽しみのお手伝い、なんて高度なワザもある。これから勉強して資格を取ろうと考えている主人公にとっては、学ばなければいけないことが無限大に思えるよなぁ…それでもかえって闘志を持つことが出来るのは若さですね。もちろん私は読書は趣味として、仕事としてはできないなぁと思い知らされました。
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タイトル通り、紀元前から続く本と図書館の歴史をコンパクトにまとめた本。資料の分類方法や司書にについて、電子図書館やインターネットを使った利用者支援まで説明されていて、大人が読んでも参考になります。巻末には世界中の図書館のウェブサイトも紹介されていて、日本の図書館のサイトも掲載され...
タイトル通り、紀元前から続く本と図書館の歴史をコンパクトにまとめた本。資料の分類方法や司書にについて、電子図書館やインターネットを使った利用者支援まで説明されていて、大人が読んでも参考になります。巻末には世界中の図書館のウェブサイトも紹介されていて、日本の図書館のサイトも掲載されています。
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たいしたものでもない、そんなにも厳かでない、 堅苦しくも、格式ばってもない、 思っているよりも もっと単純な理由や行為の反復で の歴史は積み上げられてきたのかもしれない。 それが主であるかないかは別として。
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資料室蔵書 図書館の歴史について広く記述してある が、1つには読みにくい構成と、もう1つにはあまり根拠のない断定が気になった 簡単に書くなら簡単に、専門的に書くなら専門的に書いてほしかったな、と
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古代図書館の誕生、破壊と崩壊の暗黒時代、印刷機がもたらした黄金時代、新大陸へ、バック・トゥ・ザ・フューチャー。 挿絵たっぷりで薄く絵本風、しかも図書館の歴史の概要がわかりやすい。
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図書館という存在を古代から現代まで綴った本。アレクサンダー大王から電子書籍まで。世界の歴史は、書の歴史であると感じさせる一冊でした。 見た目は絵本ですから、すぐに読み終えることができますが、その内容の濃さはすごいです。古来の人々が知識を求め、どの様に図書館という存在を作り出して行...
図書館という存在を古代から現代まで綴った本。アレクサンダー大王から電子書籍まで。世界の歴史は、書の歴史であると感じさせる一冊でした。 見た目は絵本ですから、すぐに読み終えることができますが、その内容の濃さはすごいです。古来の人々が知識を求め、どの様に図書館という存在を作り出して行ったのか、よくわかりました。 本好き、図書館好きなら必読の一冊です。最新の世界での取り組みにも触れているところが嬉しいですね。 さぁ、そろそろ図書館にでかけよう。
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