オレンジ・アンド・タール の商品レビュー
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オードリーの若林がすすめていたので、読んでみた。 アメトーク効果で最後の一冊だった。 現実から逃げたくなってホームレスになったり、相手のことを憎く思って衝動で刺してしまったり、アウトローな高校生だからこそできる行動なのだと思う。でも、共感できる部分もあって読んでいて自分も同じようなことになりかねないと怖くなることが多かった。 若林の解説がすごく良い。
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青く、鋭く尖った小説です。 誰もが一度は感じる、大人になる瞬間の苛立ちや怖さを恐ろしく純粋に描いています。 また、最後のオードリーの若林の解説も良い。この話に対する愛が伝わってきました。
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2012.2.4読了。 根底の主題は良いと思うんだけど、文体が自分にはちょっと合わなかったかな。所々イライラしながら読んだ。 巻末のオードリー若林の解説が素晴らしい。 本編、解説を通して、若林を構成している成分のようなものをうっすら感じることができた。 そもそもそれが目的であ...
2012.2.4読了。 根底の主題は良いと思うんだけど、文体が自分にはちょっと合わなかったかな。所々イライラしながら読んだ。 巻末のオードリー若林の解説が素晴らしい。 本編、解説を通して、若林を構成している成分のようなものをうっすら感じることができた。 そもそもそれが目的であったので、とりあえず満足。
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今の時代にはリアリティーがないというか、すこし余裕ある時代の青春小説って感じだった…。わからなくもないけど、トモロウさんの悩みって贅沢って気もする。
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≪内容≫ スケートボードに熱中して毎日を過ごすカズキ。彼の心に影をおとしている友人の飛び降り事件。自分とはなにか、なぜ生きているのか―現代の少年たちの困惑を描いた青春小説。 ≪感想≫ 少年たちの不安定さや世界への蟠りが書かれた「オレンジ・アンド・タール」。そして同じ事件をもう一人の登場人物トモロウの視点から描いた「シルバー・ビーンズ」の2作が収録されている。 大学生のときに「なぜおまえはここにいるのか?」と正面から問われたことがある。消え入りたくなるような、どうしていいかわからなくなるような、その時に感じた萎縮とやり場のない怒りは、今もまだ拭いきれずに残っている。コミがトモロウを刺したときの気持ちも似たようなものだったのかもしれない。そしてそのすぐ後のアザミの挿話(p89)もまたとても悲しい。存在を否定される苦しさや間違いを婉曲的に非難される心苦しさがとてもリアルだった。 一方、トモロウの視点で描かれた「シルバー・ビーンズ」。社会との関わりの中で「未だ何者でもない自己」というのは脆く、不安定である。そこに綻びを感じ始める思春期の少年たちと、いまだ答えを探しつづけているトモロウの姿。未熟な者たちの身を切るような痛みに、読んでいて身を抉られるような気持ちになったのは、自分もまだ答えを見つけきれていないからなのかもしれない。 また、巻末の解説をオードリーの若林さんが書いており、そこで「『オレンジ・アンド・タール』は僕にとって単なる小説ではない」と語っている。本書が彼に少なからぬ影響を与えたことを切々と綴った文章は非常に強い力を持っていた。 「オレンジ・アンド・タール」「シルバー・ビーンズ」、(そしてそれらが与えた影響を書いた解説も)、どれも切迫した「キワキワ」の物語である。でもそこで書かれたものは自分にとっても過去ではなく、今まさに自分が直面しているものであり、苦しくとも向き合うべきリアリティが、この本にはあるように思う。
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時代にも、生き方にも、迷い、躓き、傷つく。生きることは戦いだ。生きることは苦しい。深刻さを感じさせず、勢いに任せて、キョウが落ちていく。カズキの葛藤に、シンクロする自分に、ちょっとほっとした。 でも、絶品だったのは、オードリー若林の解説だったかもしれない(^o^)。
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既に自分の立場を確立して生きている人にとっては 青いなー甘いなーと思われる本かもしれません。 私はトモロウさんに共感するところが多くて他人事じゃないような気がして この本を読んでホームレス気分を味わっていました(勿論本当はすごく厳しいだろうけど) 忙しく律動する社会を外から眺めてる。 皆死に急いでるんなら俺は死に遅れてやるか、 弁天橋の下でぼんやりしている。 そんな彼にシンクロして何故か心地よさを感じてるんです。 ちょっとヤバいんでない、と自覚はしてるつもりです。
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この本に出てくる少年(青年?)たちのように、感情をむき出しにできるのは健全なのでは。 無気力に見えても心や頭の中では、ものすごく考え、感じてる。 羨ましく感じました。 若林さんの解説もすばらしい。
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若林が解説を書いているという非常に不健全な理由で読了。 解説がよいのです。 かといって小説を読まないとその良さはわかりません。 本編は、おとこくさくて、いきがってて、共感するのは難しいと思った。 でも、この小説に書いてある「自問自答」には身に覚えがあった。 「自分って...
若林が解説を書いているという非常に不健全な理由で読了。 解説がよいのです。 かといって小説を読まないとその良さはわかりません。 本編は、おとこくさくて、いきがってて、共感するのは難しいと思った。 でも、この小説に書いてある「自問自答」には身に覚えがあった。 「自分ってなんだ?」「こんなはずじゃなかった」 スケボーと一緒に駆け抜けていく葛藤を読んでいたら、 若林の本質みたいなものがうっすら見えた。 ※純粋な藤沢周ファンに怒られそうなレビューでごめんなさい。
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なんだか『ぐるぐるしている』という印象を受けました。上手くは言えません。若林さんの解説も印象的でした。スケボーの知識は皆無なのちょっくら調べてからまた読み直してみよう。
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