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オレンジ・アンド・タール の商品レビュー

2.9

51件のお客様レビュー

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2012/04/05

アメトークにてオードリー若林のおすすめという事で購入。 少し癖のある文章だったため、読みづらいと感じる部分かあった。 十代の男子に若林の解説を含めて読んで欲しいなと思う一冊。

Posted byブクログ

2012/04/02

現代日本版『ライ麦畑でつかまえて』。 今現在の自分は、世間的に見ると“『田村』側”の人間なのだろうけれども、個人的には『田村』になることなく、つまり単純に世間と迎合することなく、大人としての“『田村』側”の人間として足場を固めていこうと日々、もがきながらも楽観的に生きている、そん...

現代日本版『ライ麦畑でつかまえて』。 今現在の自分は、世間的に見ると“『田村』側”の人間なのだろうけれども、個人的には『田村』になることなく、つまり単純に世間と迎合することなく、大人としての“『田村』側”の人間として足場を固めていこうと日々、もがきながらも楽観的に生きている、そんな状況だと思いながら日々を過ごしています。 そんな気持ちで読むと『カズキ』や『トモロウ』を青春時代の若さゆえの歪みとは断罪できませんし、『田村』や『根本栄吉』をインチキ呼ばわりできません。 だがそんな私の曖昧なポジショニングでの読書をこの小説ではよしとしないような迫力があります。その迫力をきちんと感受できたことが、今回の収穫であるように思います。 そしてやはり、オードリー若林氏の解説が本当に素晴らしいと感服しました。ふたつの短編『オレンジ・アンド・タール』と『シルバー・ビーンズ』のアナザーストーリーを読んでいるようでした。 青春はティーンエイジャーだけのものではありません。すべての生き続けていく人に。

Posted byブクログ

2012/03/26

私はモラトリアムが凄く怖いし、そういう人を見ると田村みたいに「ちゃんとしろよ…。」って言いたくなる。 だけど私も学生時代は、自分とは何かとか世間って何かとか難しく考えたなぁ。 だいたい皆順応していく。 それが人ですね。

Posted byブクログ

2012/03/24

読んでて男の子の青春だなぁと思いました。言葉の一つ一つがキレてて格好良さ半端ないです。若林さんは本当はこういうタイプに近いのかと思いました。

Posted byブクログ

2012/03/24

テンポが良く、一気読みです。 私には感覚がわからないところもありましたが、 最後のオードリー若林さんの解説に考えさせられました。

Posted byブクログ

2012/03/17

オードリーの若林さんの解説が詠みたくて、買って、読んだ。 後ろのほうの作品のほうが好きかな。 若いときに読みたかった。

Posted byブクログ

2012/03/12

新橋書店にてジャケのSK8を見てすぐに買った。 高校時代の思春期を強く思い出しました。人の視線を感じ、キワキワな感じを見せないように強がり、常に誰かのマネをしようと必死だった…。本作冒頭のMacの事だったり、SK8のウィールやベアリングのマニアックな知識が自分にとっては同じ目線で...

新橋書店にてジャケのSK8を見てすぐに買った。 高校時代の思春期を強く思い出しました。人の視線を感じ、キワキワな感じを見せないように強がり、常に誰かのマネをしようと必死だった…。本作冒頭のMacの事だったり、SK8のウィールやベアリングのマニアックな知識が自分にとっては同じ目線で読み始められ、作中に自然と入っていくことが出来ました。Sk8をしている時は、自分も「無」とまではいかないけれど、周りが停まっていて「無」の中をウィールの音だけが聞こえてくる感じがある。トモロウさんがいた弁天橋の下にSK8持って行ってみたくなりました。読了後、良い意味でも悪い意味でも「オトナになったんだな」と感じてしまった…。 「なんで落ちた?オレが手を外したから?重力があるから? そうだよ、それだけのことだ。当たり前のことが、当たり前に起きる。 オレたちの力ではどうにもならない。それを本当は、奇跡、って呼ぶんだ」 最後に、解説を書いたのがオードリー若林正恭氏と知って驚きました。 伝説のスケーター根本智郎さん、有難うございました。

Posted byブクログ

2012/03/04

雨トークで若林さんがお勧めしてたので読んでみました。 青春がテーマなんですが、とても考えてしまった一冊でした。 自分がもう青春時代じゃないので、どっちかといえば主人公たちへの共感も少しくらいしか出来なかったけどそれでも思う事が多々あり、同じページを読み返したりしててなかなか進まな...

雨トークで若林さんがお勧めしてたので読んでみました。 青春がテーマなんですが、とても考えてしまった一冊でした。 自分がもう青春時代じゃないので、どっちかといえば主人公たちへの共感も少しくらいしか出来なかったけどそれでも思う事が多々あり、同じページを読み返したりしててなかなか進まなかった(笑) 最後の若林さんの解説がすっごく良くて読めて良かったと思いました。

Posted byブクログ

2012/03/04

オードリーの若林さんが紹介していたのをきっかけに読んだ。 社会の中で生きていくには現実のルールやシステムにどうにか順応してかなくてはならなくて、夢や希望や根拠のない自信なんてものが強い若者はそんな世の中に呑み込まれるようにいつのまにやら変わっていっていて、けどそんな社会と上手く...

オードリーの若林さんが紹介していたのをきっかけに読んだ。 社会の中で生きていくには現実のルールやシステムにどうにか順応してかなくてはならなくて、夢や希望や根拠のない自信なんてものが強い若者はそんな世の中に呑み込まれるようにいつのまにやら変わっていっていて、けどそんな社会と上手く折り合いがつけれない葛藤みたいなものが描かれている。 この小説に100%共感できるわけじゃないんだけど、こういう風に思い悩むのは分かる。というか僕もそうだから。といっても僕はトモロウでもカズキでもなく、いつの間にやら世間に順応しちゃっている人なんだけど。そして若かった頃に思い描いた夢だとか思いだとかいつの間にか変わっちゃっている自分に対して不甲斐なさをときどき覚えたりしているのだ。 生きてるって大変だ。きっとこういう作品が描ける作者も大変だろう。

Posted byブクログ

2012/02/25

思春期の頃を思い出したな~ まぁ今もあまり変わりませんが、こんな気持ちは自分だけっていうような、周りに順応できてない自分を感じるような。。。 とにかく思春期のもやもやとして自分が見つからない感じ。 また時間が経ったら読み返したいと思った。

Posted byブクログ