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オレンジ・アンド・タール の商品レビュー

2.9

51件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    3

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2012/10/14

“今時の若者” って何だ。 “弱い” “自分に甘い” って何だ。 その 何だ をずっと叫び続けているような1冊。 結局誰の心も理解できなくて、 何が正しいのか分からなくて、 答えを出してあげたいのに答えが見つけられない。 自分で自分を見つめるしかないんだと思う。 ...

“今時の若者” って何だ。 “弱い” “自分に甘い” って何だ。 その 何だ をずっと叫び続けているような1冊。 結局誰の心も理解できなくて、 何が正しいのか分からなくて、 答えを出してあげたいのに答えが見つけられない。 自分で自分を見つめるしかないんだと思う。 作中の言葉もよく分からなくて、 江ノ島とか言われても浮かばないし、 付いていくことに必死だった。 解説でオードリー若林が言うように、 自分の感情にマッチしたら、それはそれは面白いんだろうと思う。 サイドストーリーの使い方も良くて、 何というか、 抜け目のない作品だな、と。 あぁ、何だ ただの人間か。 みんなただの人間なんだよ。 と思わせるサイドストーリー。 というわけで、 理解は頑張ってしたが、共感が全く出来なかったから★3。

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2012/09/14

☆2.8 なんか・・うーん・・・ まず、あらすじの「高校でアウトロー的存在のカズキは、スケボーに熱中して毎日を送る」ってなんだ。「アウトロー的存在」ってなんだ。なんかちょっと口に出すの恥ずかしいんだけど・・・なんだろうこの気持ち。

Posted byブクログ

2012/08/16

オードリーの若林さんが あとがきを書いてます。 「なんか意味ねえって感じ、ない?  なんか意味ねえんだよ。」 そう言っていた友人のキョウが、 目の前で 屋上から飛び降りた。 タールのような血と オレンジの脳みそ。 やり直せると思ってた、 どうにかなると...

オードリーの若林さんが あとがきを書いてます。 「なんか意味ねえって感じ、ない?  なんか意味ねえんだよ。」 そう言っていた友人のキョウが、 目の前で 屋上から飛び降りた。 タールのような血と オレンジの脳みそ。 やり直せると思ってた、 どうにかなると思ってた、 帰ってこれると思ってた、 それだけぢゃない。 一つは、 キョウの友人カズキの目線から。 二つ目は、 カズキの慕うトモロウの目線から 同じ時間を描いています。 自分の似たような年齢のせいか、 トモロウの内側にこもっている熱や憤怒のような 少しだけ感情移入してしまいました。 女の人には書けないと思う。 根拠はないし、 書けるかもしれないけど(苦笑 でも、 これは男の人特有の匂いがするとゆーか。 文体とか文章全体の雰囲気とか、 会話も。 「とにかく突き抜けなければダメだと思う。  想像だけでも克服できれば、少しは楽になる。」 あたしも きっとたまに キワキワの顔と 感覚に支配されてると思う。 それは、 やっぱり 私の宇宙の狭さの問題なんだろう。 ね、トモロウさん。

Posted byブクログ

2012/07/22

ブエノスアイレス午前零時が好きだったので、同じ作家の本をと思い購入。 「青春時代」の気持ちを理解するにはもう年をとりすぎたのかな、というのが正直な感想。 それよりも、オードリー若林の解説がお見事。意外な才能を発揮しています。

Posted byブクログ

2012/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思っていたほどではなかったですね。 中年のおじさんが読んでも、ああ若いなぁと思うだけ。 表題作ではない方の作品の方が読みやすかったです。

Posted byブクログ

2012/07/07

もっと自分が若い時に読めば良かった。共感するには、自分はもう若くないのかもしれないし、あるいはそもそも本の良さを自分が分かるだけの知識がないからなのかもしれないけれど。 スケボー用語はぜんぜん分からなくて、その技がどんだけすごいのかとかはぜんぜん分かりませんでした。

Posted byブクログ

2012/06/07

こういう小説が好きな人がいるのもわかる。 が、やっぱり好みじゃない。 自分が小説に求めているものと全然違う ので、この作家の本はもう読まないと思う。

Posted byブクログ

2012/05/31

アメトークで若林さんが紹介していましたね。厨二くさくてとても良いです。みんな自分がなんなのか考えたことあるでしょ?考えた結果なにもなかったことあるでしょ?代弁してくれてる。 なにより、若林さんの解説が素晴らしかった。読んだあとは、ただただ静かだった。

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2012/05/23

こんなに登場人物に感情移入できない小説は初めてだ。友人が自殺したことで、生きる意味をもっと追求していくのかなと思ったが、別にそんなことはなく、じゃあなんで友人が自殺なんて出来事を書いたんだって言いたくなった。 伝説のスケートボーダー、トモロウの言ってることも理解できない。この人...

こんなに登場人物に感情移入できない小説は初めてだ。友人が自殺したことで、生きる意味をもっと追求していくのかなと思ったが、別にそんなことはなく、じゃあなんで友人が自殺なんて出来事を書いたんだって言いたくなった。 伝説のスケートボーダー、トモロウの言ってることも理解できない。この人はホームレスをやってる23歳なのだが、スケボーをやってるカズキの師匠的存在(カズキがそう思ってるだけ)だ。人生の先輩として、色々と言うんだけど、僕にはよくわからなかった。まず、「伝説のスケートボーダー」っていうスペックは必要だったのか? とまあ、ここまで多少ツッこんできたけど、トモロウの生き方には少し共感できる。親父さんが県議会議員で、卒業後は間違いなく将来が保証されているのに、トモロウはその道を進まずホームレスになった。別に書いてないけど、決まりきった将来、ルール、制度が嫌なんじゃないか。いや、その枠組みに囚われる、従う自分自身が嫌なんじゃないか。他の人と同じことはしたくない。つまらないから。僕だってそう思うことがある。 この本は他の人に薦めることができない。「生きる意味」をテーマにした作品はもっと他にもあると思うから。それにしても残念だ。どこをどう変えればいいのかわからないけど、もっとおもしろくなりそうな作品なのに...。

Posted byブクログ

2012/05/06

うーん、藤沢周読むの2冊目だけど、以前読んだブエノスアイレス午前零時の方が好きかな。青春系の小説はもう共感しにくい年齢になっちゃったのかな自分が、とも思う。オードリー若林の解説はなかなかステキだった。

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