ゴールデンスランバー の商品レビュー
首相暗殺犯に仕立て上げられる様子が空恐ろしい。巨大な権力が用意周到に準備していた、もうのがれられないと緊迫感を増します。そんな中でも「習慣と信頼」を頼りに模索する姿は声援を送りたくなりました。
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青柳の人の良さが伝わり、なんとか逃げ切ってくれ!と必死に応援していた。 人を頼り、信じるって、かなり難しいけど、自分ももっと人を信じたいなと思う。
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すごく緻密で面白い物語だった。 有望な首相が殺害され、すぐさま事件の結末として青柳が犯人であり更には死ぬことを決定づける。その後、青柳とその周りの登場人物が逃亡する様と大学生の頃の思い出が延々と続く物語構成が「どう繋がっていくんだ?」という興味を惹く小説だった。 さらには大学...
すごく緻密で面白い物語だった。 有望な首相が殺害され、すぐさま事件の結末として青柳が犯人であり更には死ぬことを決定づける。その後、青柳とその周りの登場人物が逃亡する様と大学生の頃の思い出が延々と続く物語構成が「どう繋がっていくんだ?」という興味を惹く小説だった。 さらには大学時代のたわいもない話や習慣が現代に戻っても要所で生きてきており伏線として回収される様が面白い。 心に残るキーワードは「人間の最大の武器は習慣と信頼だ」と「勢いで行動するんじゃなくてさ、もっと、冷静に手順を踏むのが人間だよ」
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登場人物が多く、最初は読みにくさを感じたが、伏線を次々と回収して最後まで走り切るストーリーに感服した。 一度だけでは理解しきれないので、再読必須。
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「偉さ」からの逃亡。 ただ、マスコミとは、報道とはそういうものなのだ。 嘘はつかないが、流す情報の取捨選択はやる。 理由らしい理由はない。ただ、花火を眺める者同士が同じことを考えることがあるように、今この瞬間に、逃走中の青柳雅春がこの車のことを思い出すこともあるのではないか。...
「偉さ」からの逃亡。 ただ、マスコミとは、報道とはそういうものなのだ。 嘘はつかないが、流す情報の取捨選択はやる。 理由らしい理由はない。ただ、花火を眺める者同士が同じことを考えることがあるように、今この瞬間に、逃走中の青柳雅春がこの車のことを思い出すこともあるのではないか。 色んな人に、「頑張って逃げろ」って言われているうちに、使命感みたいなものが出てきた。 青柳父→自宅へ押しかけたマスコミ いいか、これがおまえたちの仕事だということは認める。仕事というのはそういうものだ。ただな、自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれないんだったら、覚悟はいるんだよ。バスの運転手も、ビルの設計士も、料理人もみな、みんな最善の注意を払ってやってるんだよ。なぜなら、他人の人生を背負っているから。覚悟を持てよ 人間の最大の武器は、習慣と信頼だ。 どんな時でも信頼できる人をたくさん作ろう。誰かにとっての信頼できる人になろう。
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どういう生き方をしたら、こんなにも周りから助けを得られるのでしょうか。 もし、私が濡れ衣を着せられてたら、間違いなく最初の車で眠らされてお終いです。 個人的には、若者と会話するシーンが好きだなぁ。 「どうせやってねぇんだろ?」の一言が読んでてほっこりしました。 終始ハラハラな物...
どういう生き方をしたら、こんなにも周りから助けを得られるのでしょうか。 もし、私が濡れ衣を着せられてたら、間違いなく最初の車で眠らされてお終いです。 個人的には、若者と会話するシーンが好きだなぁ。 「どうせやってねぇんだろ?」の一言が読んでてほっこりしました。 終始ハラハラな物語ですが、所々でこういうシーンで救われる感覚を覚えます。
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臨場感溢れる表現でどんどん惹きこまれる!ストーリーにスピード感があるにも関わらず一語一句も読もらしたくないっ!という想いにさせられながらあっという間にエンディング… そんなぁ、、せつないっ涙、、
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初期伊坂の傑作じゃないでしょうか。サスペンシブに動くストーリーを無意識に追って気付いたら午前3時とかまで集中して読んでいた記憶。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バカみたいに面白かった。ページが止まらない。事件の概要を序盤で伝えて、残りは青柳と樋口目線での事件の詳細。時系列もあっちいったりこっちいったりで複雑だけど、複線回収していくことで推進力になってる気がした。事件の真相が気になるのもそうだけど、何よりも青春ドラマ要素もまた良くて胸熱。最後の事件から3ヶ月後がいい余韻を残してくれた。
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