錨を上げよ(上) の商品レビュー
上巻は、これは自伝だと「思い込んで」読む方が、破天荒でダメ男(に見える)主人公、作田又三に感情移入できる。 これは自伝かと尋ねられた著者は、いやー今読むと恥ずかしくなりますと、どうとでも受け取れる返答で韜晦していた。 「というのも」とか「その頃のぼくときたら」とか、簡単な挿...
上巻は、これは自伝だと「思い込んで」読む方が、破天荒でダメ男(に見える)主人公、作田又三に感情移入できる。 これは自伝かと尋ねられた著者は、いやー今読むと恥ずかしくなりますと、どうとでも受け取れる返答で韜晦していた。 「というのも」とか「その頃のぼくときたら」とか、簡単な挿入説明にダッシュ(−)が多用されている文体。わざと青臭い翻訳調を狙ったのだろうか。その本意は分からないが、その「青臭い」文体が、青春小説として実に効果的なのである。 これは事実上の処女作で、手書きの原稿は25年間放置されていたのだとか。 上巻だけでも多数の女性が彩りを添える。てか、女に突き動かされている人生と読めないこともない。 上巻に一週間かかってしまったが、多分下巻は一気に読めるのだろう。「海賊と呼ばれた男」も上巻では手間取ったけど下巻は一気に読み終えた。
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これは、ちょっと。百田尚樹は駄作と傑作が極端だが、駄作と言えるのでは?同じパターンの話しが何度も何度も繰り返されて何が言いたいのか、全く分からない!
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分厚い本なので通勤だけで読んでたら物凄く重たくて1ヶ月もかかった!やっと上巻読了。 少々共感出来るところがあり、作者の実話なのか、創作なのか、色々勘ぐりたくなる物語です。 百田さんがテレビの構成作家をやりながら40だか50になった時、一気に書き上げた初めての小説とのこと。 出...
分厚い本なので通勤だけで読んでたら物凄く重たくて1ヶ月もかかった!やっと上巻読了。 少々共感出来るところがあり、作者の実話なのか、創作なのか、色々勘ぐりたくなる物語です。 百田さんがテレビの構成作家をやりながら40だか50になった時、一気に書き上げた初めての小説とのこと。 出版にあたり誤字脱字は最低限直したけど、文章はほとんど手を入れず、当時書いたそのままだそうです。 永遠の0、海賊とよばれた男、とは違いますが、お話に引き込む魅力はこちらの作品にも感じました。
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いや~、長い。 読んでも読んでも終わらない。 そしてつまらん。 勉強が苦手で、ケンカが強くて、群れるのが嫌いで、こらえ性がない。 そんな主人公の幼少期から大学生までが、この上巻。 自分語り。 ほぼ成長なし。 親に迷惑や心配をかけても、学校で問題を起こしても、失恋しても暴力事件を起こしても全然成長しない。 何度も同じことを繰り返す。 読みながら眉間のしわは深くなり、頭の上のハテナが増えていくのを感じていました。 苦痛。 勉強が苦手といいながら比喩や引用の多い文章は、どうもキャラクターに合っていないし、そもそも話が進まなくて困る。 下巻になったら少しは変わるかしら。
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う~ん、ナント書いたらよいか、下巻があるので上巻だけで感想を入れるのもちょっと気が引けるが。少なくとも上巻だけの感想を言えば読みづらい。やたら長い上に結果があまり気持ちの良いものではなかった。個人的には面白みが判らない。結果星3個。下巻に期待して・・・だけど読むかどうか未定。
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なんの小説かわからないまま読み進めてる 内容は破天荒な又三が興味深くて飽きずに読めるけどメッセージがわからない 時代背景が自分の母親世代(?)でこんな時代だったんだなぁって思いながら読んでた 又三が色んな人に賢いと言われるのがいまいちピンとこない 賢いんだろうか?
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主人公に共感できるところがまったくなく、彼の人生に興味も抱けず、読むのが苦痛でした。 自ら手に取ったにも関わらず、こんなに読み進められない本は初めてでした。
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百田さんの作品は今まで読んできたものはすべて面白かったので、読み始める前は 『こんなに分厚くて上下巻かぁ~楽しみだなぁ』なんて思いましたが、読み始めてみると ただただ苦痛でした。 ぜんぜんページが進みません。 主人公が???すぎる。 ガンバって我慢して読み進めましたが 下...
百田さんの作品は今まで読んできたものはすべて面白かったので、読み始める前は 『こんなに分厚くて上下巻かぁ~楽しみだなぁ』なんて思いましたが、読み始めてみると ただただ苦痛でした。 ぜんぜんページが進みません。 主人公が???すぎる。 ガンバって我慢して読み進めましたが 下巻には進めずです。。。 こんな本は久しぶり。 時間がたって読み返せば面白いと感じることができるのか。。。
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※このレビューにはネタバレを含みます
大好きな百田尚樹さんの本なので、面白くなると信じて頑張って「上」読破しましたが、主人公があまりにも情けなくて、何度放り出したくなったかわかりません(・_・;) 半年頑張っただけで立命館に入学出来たり、必死になればなんでも出来るのに、すぐ怠惰な性格という甘えに陥り、父親の死さえも、その性格を変えられない。 情けなさすぎます(PД`q。) でも、やっぱり最後になんか感動があるような気がして、「下巻」も厚いですが、頑張って挑戦します(^_^;)
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戦後、10年たった時に生まれた僕。経済、政治、等目まぐるしく変化する時代に、何かをやる気もおこらず、勉強もせずに、暴力の中で生きていた。そんな中で、刺激を受け、大学を目指し、大学へ。 平々凡々に大学まで卒業し、公務員になった自分には、なかった楽しく、波のある僕の人生。こういう人生...
戦後、10年たった時に生まれた僕。経済、政治、等目まぐるしく変化する時代に、何かをやる気もおこらず、勉強もせずに、暴力の中で生きていた。そんな中で、刺激を受け、大学を目指し、大学へ。 平々凡々に大学まで卒業し、公務員になった自分には、なかった楽しく、波のある僕の人生。こういう人生もありかなって思い、その当時僕のように考えたら、人生もっと楽しかったかなって、思い一気読みしてしまいました。 最初の100ページは乗れなかったけどね。
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