グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた の商品レビュー
ソニーであそこまでの実績を残しながら、 次の仕事が決まる前に辞めて ハローワークに通う事ができるだろうか。うーん、凄い。 ソニーとグーグル この二つを対比して読むことができる貴重な一冊。 技術者なら読むべし。
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すごい人だ。 仕事に対する熱意、ひたむきさ、どんな困難でも前進しようとする姿が目に浮かんで感動した。 著者の辻野さんは新卒でソニーに入社。 その後22年間ソニーの古い体質と戦いながらも、圧力に屈する事なくVAIO,スゴ録といった様々なヒット商品を生み出す。 その後、度重なる会...
すごい人だ。 仕事に対する熱意、ひたむきさ、どんな困難でも前進しようとする姿が目に浮かんで感動した。 著者の辻野さんは新卒でソニーに入社。 その後22年間ソニーの古い体質と戦いながらも、圧力に屈する事なくVAIO,スゴ録といった様々なヒット商品を生み出す。 その後、度重なる会社からの裏切りに愛想を尽かしてついに退社。 しばらく無職を続けた後、自分でつくっちゃえということで起業。 しかし起業後まもなくグーグルから入社試験を受けてみないかというオファー。オファーが来たといってもヘッドハンティングというわけではなく、ガチで試験を受ける。そして採用が決定し、しばらくして日本法人社長にまで上り詰める。 わーお。 ざっくり書いた経歴だけでもすごい。 けどこの経歴はあくまで結果で、いろんなすごい結果を生み出すまでの努力がすばらしい。 一番いいなと思ったのは、困難な状況に何度追い込まれてもそこで自分の置かれた状況を悲観したり、ふてくされたりするのではなく、 周りの人に自分のビジョンを共有してもらい、目標を達成するために一緒にがんばってもらえるよう働きかけていること。 所々で当時部署の人たちに送ったメールが掲載されていて、 こんな上司だったら一緒に神輿を担ぎたい気持ちになるだろうなと思った。 そして、かつて世界のトップランナーであったソニーと、現代のトップランナーGoogleでの経験から、これからの時代の働き方や会社のあり方についてなにが重要でどうなっていくのかという視点が興味深かった。 あー、わたしも走り出そう!! そんな気持ちをくれる1冊です。 あ、それからソニー創業者である盛田さんのエピソードもすごい日本人がいたものだと驚いた。 いち家電メーカー社長という枠に留まらず、海外企業がアメリカでの2重の税負担を免れたのも、映画やテレビ番組がDVDでいつでも家で見れるようになったのも、その影に盛田さんの奮闘があったそうです。 偉大な貢献をした日本人の話ってなんだかうれしいものですね。
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■概要 ソニーで22年、その後、グーグルの日本支社長3年を勤めた、辻野さんのビジネス半生記。 私の履歴書、みたいなもんですね。 ■役立つ点 読み始めたのですが、これ、面白い予感です。 辻野さんのオープンでフランクでストレートな語り口が面白い。 (はっせー)
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ソニー低迷の原因は、ブランドにぶら下がり食い潰すだけの人たちが増えたためとの記述があった。どこの会社も歴史が長くなるとそんなもんなのかもしれない。孤軍奮闘し、部署を立て直すも、次の試練が立ちはだかる。結構な業績を上げたと思うのだが、この人はなぜ昇進が遅かったのだろう?日本的な会社...
ソニー低迷の原因は、ブランドにぶら下がり食い潰すだけの人たちが増えたためとの記述があった。どこの会社も歴史が長くなるとそんなもんなのかもしれない。孤軍奮闘し、部署を立て直すも、次の試練が立ちはだかる。結構な業績を上げたと思うのだが、この人はなぜ昇進が遅かったのだろう?日本的な会社でははじかれてしまうような人だったのかもしれないし、そんな人を評価しない社風だから低迷しているのかもしれない。
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著者。SONYでカンパニープレジデントをつとめたのにgoogleの社長になった + ・日本のグローバル企業SONYを強くしたいという気持ちに共感 ・最近のSONYのぱっとしなさがよくわかる ・企業がチャレンジすることの大切さを理解 - ・著者の思い出話多すぎ 学び 人の真似...
著者。SONYでカンパニープレジデントをつとめたのにgoogleの社長になった + ・日本のグローバル企業SONYを強くしたいという気持ちに共感 ・最近のSONYのぱっとしなさがよくわかる ・企業がチャレンジすることの大切さを理解 - ・著者の思い出話多すぎ 学び 人の真似でないチャレンジこそ成長の原点
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ソニーの過去が今のGoogle。時代を切り拓くようなパイオニア的プロダクトを生み出すには、エンジニアが自由闊達に仕事をできる環境がやはり必要なんだね。 いかに日本人がグローバルに活躍できるかを考えさせる一書。 日本人はバッファローの一節が特に印象的。全体の二割が走り出さないと...
ソニーの過去が今のGoogle。時代を切り拓くようなパイオニア的プロダクトを生み出すには、エンジニアが自由闊達に仕事をできる環境がやはり必要なんだね。 いかに日本人がグローバルに活躍できるかを考えさせる一書。 日本人はバッファローの一節が特に印象的。全体の二割が走り出さないと動こうとしないが、動き出したら猛烈な勢い。確かに(笑)
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sonyの後でgoogle日本法人で社長になった辻野さんの本。sony時代の社内事情が細かく描写されていて、本当の大企業病っていうものがわかる。なんか日本人としては寂しく感じた。。たった10、20年ほどで社会環境が大きく変化して、企業も同じく変化しつづけないと一気に機能不全に陥る...
sonyの後でgoogle日本法人で社長になった辻野さんの本。sony時代の社内事情が細かく描写されていて、本当の大企業病っていうものがわかる。なんか日本人としては寂しく感じた。。たった10、20年ほどで社会環境が大きく変化して、企業も同じく変化しつづけないと一気に機能不全に陥ると。 なにはともあれ一時代を築くには、何か特別な熱みたいなものが生まれる感じが読んでいて伝わってきた。 個人的には辻野さんの勢いあまって(正確にはそうではないが)sony退職後の数ヶ月の部分の過ごし方、心の動きが興味深かったっす。
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すごい方なので、もう少し深い話が知りたかったなぁ。でも、SONYとGoogleの違いがよぉ~く分かりました。
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ソニーに22年間勤めた著者は、不採算事業を任される度に、情熱を持って組織を鼓舞し、VAIO、スゴ録などのヒット製品を生み出していく。しかし、「ネットの向こう側」に市場を奪われまいとするソニーは、あくまで家電の付加価値を追求するあまり、ネットコンテンツでライバルに一歩遅れを取ってし...
ソニーに22年間勤めた著者は、不採算事業を任される度に、情熱を持って組織を鼓舞し、VAIO、スゴ録などのヒット製品を生み出していく。しかし、「ネットの向こう側」に市場を奪われまいとするソニーは、あくまで家電の付加価値を追求するあまり、ネットコンテンツでライバルに一歩遅れを取ってしまう。その中で彼は、突然任されたネットワークウォークマンのプロジェクトで会社から思うような支援を得られず、結局AppleのiPod nanoに惨敗を喫してしまう。 失意を胸にソニーを退職した彼が飛び込んだのは、クラウドコンピューティングの先駆者Googleだった…。 「ソニーらしさ」であるフロンティア精神を失ったソニーと、「ソニーらしさ」溢れるGoogleのコントラストが、ビジネスの最先端を走っていた著者によって臨場感を持って描かれている…。 さて、これから新興国が「労働集約型」産業を一手に引き受ける中で、先進国はその価格競争力と徹底的に戦うか、さもなくば、クラウド化によって「知識集約型」産業にシフトしていかなければならない。前者は生産設備を持ち、品質管理の中から製品を提供するが、後者は市場にオープンソースを提供し、集合知の中からサービスを提供し、改良していく。どちらが素早い意思決定が可能かといえば、明らかに後者であろう。とにかく、オフライン企業とオンライン企業では、リソースの回転スピードが桁違いに異なるのだ。 僕の携わるオフライン産業、製造業においては、「製品の白物家電化」が叫ばれて久しい。とにかくどこの会社の製品でも同じ、安ければよいというコモディティ化が避けらないのだ。 これ以上の消費離れを食い止めるには、革新的な製品を絶え間なく市場に投入することによって、消費者に新しいライフスタイルを想起させ、付加価値を提供していかなければならないということが分かる。しかし、これがいかに難しいことか…。残念ながら、日本のどの企業を例に取っても、世界を変えるような製品が誕生する「匂い」がなかなか無い。ここに、ソニーの停滞に象徴される、日本企業の疲弊が表れているのかもしれない。
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昨年末に読み終えて結構時間が経つので 細かい感想は再読してから読みますが、 とても面白く、タメになる内容だった。
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