蜜姫村 の商品レビュー
山上有紀、女医。 山奥の村の病を直す蜜姫と未来を見る力のある黒王。 村から逃げ出した父母。 その死後、村へ帰るまでの話。
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相変わらず一風変わった内容。 ある村には病を吸って治す力をもった者がいて代々受け継がれている。そこにたまたま虫博士が研究に訪れ、村の秘密を知ってしまった。そして餌食となった。最終的には、その妻の娘の娘がその力の継承者となり終わり。 おもしろかった。
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変種の蟻を追って山奥の村にやってきた夫婦。その村は何か秘密を抱えているようだった。医師不在なのに健康すぎる村人。余所者は絶対に登ってはいけない石段。そして明らかになる血族の秘密…。 ホラーと恋愛の融合?好きな設定だけに全体的にもう少し深く書いてほしい部分も多かったけど、中盤までの...
変種の蟻を追って山奥の村にやってきた夫婦。その村は何か秘密を抱えているようだった。医師不在なのに健康すぎる村人。余所者は絶対に登ってはいけない石段。そして明らかになる血族の秘密…。 ホラーと恋愛の融合?好きな設定だけに全体的にもう少し深く書いてほしい部分も多かったけど、中盤までの閉塞感漂う不穏な空気はすごく引き込まれた。
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グロい。グロくて、おどろおどろしい。プラス少女まんがちっく。 ありえないくらい辺鄙な村と、その奥に住むもっとありえない一族の話。
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いやあ、久々にいっきに読んでしまった。 これ、図書館で借りたんだけど、やはり人気があって なかなか借りれなかった。 蜜姫村に隠された秘密。 怖いもの見たさというのがあるが、人は行くなといわれると行きたくなるし 見るなというといわれると見たくなる。 知らなきゃ良かったのに知ってし...
いやあ、久々にいっきに読んでしまった。 これ、図書館で借りたんだけど、やはり人気があって なかなか借りれなかった。 蜜姫村に隠された秘密。 怖いもの見たさというのがあるが、人は行くなといわれると行きたくなるし 見るなというといわれると見たくなる。 知らなきゃ良かったのに知ってしまったがゆえに 人生が大きく変わってしまう。 第1部は主人公たちの村での生活が中心になっているが 徐々に村人たちの異常というか奇妙な点が現れてきて 怪しさ満点。何かがおかしいのだけどベールに包まれている感じ。 主人公と同じく早く秘密を知りたくて知りたくて ページをめくるのがつい早くなる。 第2部は蜜姫村でのタイムスリップしたかのような 不思議なお屋敷の生活が描かれる。 ほんのりエロでお香が漂ってくるような美しくて規則正しい生活 でも、その裏にはとんでもなくグロテスクな秘密が隠されている。 スリルとロマンが背中合わせになっているところはワクワクする。 蜜姫村の秘密は500年前の時代に遡る。 それが現代にどうつながっているのか、蜜姫って何者なのか、 大蜂の出生の秘密・・・とか謎が一つずつ解き明かされていく。 読んだ後も、多少の疑問は残るが 久々に面白かったので★5つとした。 グロテスクでちょっと変わったミステリが 読みたい人にはおススメ!
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閉鎖的な村や不思議な力など、設定や描写がとても好みでした。前半から物語に引き込まれましたが、最後は少しあっけなかったので、もう少し読みたかったです。
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タイトルをみたとき何となく淫靡な感じがした。 ・・・だけどよくよく見ると「密姫」ではなく「蜜姫」 結局村人たちはいったい何だったんだろう? いい人なのか、真面目なのか、義理堅いのか。 ただこれだけはいえる。 絶対に「壺」にはなりたくないと。
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自然風景の描き方がやはりとてもうまいです。 山奥の山村の家々の様子や美しい田畑風景、蜜姫様が住む屋敷の様子にその周りの景色など色鮮やかで立体的に想像できて、自分がその中にいるような気にさせてくれました。 途中、グロテスクな場面が出くるのですが、私は「これだ~待ってたよ!...
自然風景の描き方がやはりとてもうまいです。 山奥の山村の家々の様子や美しい田畑風景、蜜姫様が住む屋敷の様子にその周りの景色など色鮮やかで立体的に想像できて、自分がその中にいるような気にさせてくれました。 途中、グロテスクな場面が出くるのですが、私は「これだ~待ってたよ!」と思っていまして、そしてストーリー全体に流れるこの怪しい雰囲気。それは「夏光」や「プロテメウス…」が思いだされてとても嬉しい。そしてこの怪しげな話の中へとグイグイと引っぱり込まれていく、その感じが好きです。 あまりあらすじには触れたくないのですが、蜜姫の屋敷から逃げ出した後の二人の生活風景が、とても現実的でした。ストーリー前半での現代社会から隔離された空間での異次元的な話とは対照的です。そんな生活の中で大蜂の‘見える力’が段々と弱まりながら俗世にまみれて行く姿、、、とても悲しくなりました。 二人を追ってきた蜜姫達の執念にも驚きますが、最後で約束は絶対に守るという蜜姫は意外でした。これが蜜姫の真の姿だと思いました。長い年月が経っても、ずっと村人から神のように崇められてきた理由がそこにあるような気がしました。 その数十年後、若い女性が村を訪ねて行きます。その様子を読みながら‘蜜姫の血’が招いているのだろうなと考えていました。 乾さんの5作目は美しい自然と、隠された村の秘密、伝統的で不思議な空間での怪しくも豊かな生活ぶり、それに現実での生活が微妙にからむ不思議な話でした。
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私はかなり好きだった。面白い。 色んな要素があって楽しかった!! もっと長かったらもっとよかったなー。
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