蜜姫村 の商品レビュー
今まで読んだことも無かった小説であった。 ホラーでもなく、オカルトでもなく、昔話でも無い。 少し横溝正史の様なおどろおどろしい所もあるけど、、、、 最初の変種のアリを探しに行った山村夫婦が、訪れた仮巣地区から、物語が始まる。 天正時代と平成時代までの時代の背景が、昔話のように、...
今まで読んだことも無かった小説であった。 ホラーでもなく、オカルトでもなく、昔話でも無い。 少し横溝正史の様なおどろおどろしい所もあるけど、、、、 最初の変種のアリを探しに行った山村夫婦が、訪れた仮巣地区から、物語が始まる。 天正時代と平成時代までの時代の背景が、昔話のように、交互しながら、話が進む。 過去の幻想的で少しグロテスクな血筋を受け継いでいくような話で、どうなって行くのかと、一気に読めたが、余り好みの小説では無かった。 でも、続きが、あるように思える小説である。 表紙の絵が、加山又造の画であったので、手にした本でもあった。
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ぞわっとする感じに、ぐぐっと引き込まれ読み進める。 先が気になって一気読み。 まぁ、ツッコミどころもありつつ、物足りなさもありつつ、でも久しぶりにこんな感じの本読んだのでおもしろかった。
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皆さんが言っておられるように、横溝よりマンガチック。 でも、こういう世界観に慣れているなら、マンガチックでも十分楽しく読めると思う。
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2015.7.7 読了 いやー すごい話やった! おどろおどろしい描写も さることながら、 なんだろう 雰囲気とか いかにも この作者さんらしい話でした。 よく こんな話 考えるよなぁ。 超過疎な 山の上の村に 迷いこんだ 生物学者 山上(やまがみ)。 たまたま見つけ...
2015.7.7 読了 いやー すごい話やった! おどろおどろしい描写も さることながら、 なんだろう 雰囲気とか いかにも この作者さんらしい話でした。 よく こんな話 考えるよなぁ。 超過疎な 山の上の村に 迷いこんだ 生物学者 山上(やまがみ)。 たまたま見つけた アリが この日本では いないような 希少なアリで、 その魅力にとりつかれ、 1年かけて じっくり調査したい、と 再訪する。 結婚した 女医である 和子とともに。 その村は 過疎で、年寄りしかいないのに その老人たちは 至って元気。 和子が 医者とわかったとたん なんとなく 態度が硬くなる。 なんとなく 秘密がある村。 。。。先が気になって、どんどん 読み進めました。 ここ最近では こんなの久しぶりです。 ここまでなったのは、やはり 面白かったのでしょう!
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変種のアリを追って人里離れた村に迷い込んだ昆虫学者は村の人々に助けられ命を取り留めた。 翌年フィールドワークのために、妻を伴ってその村を再訪。決して上ってはいけないと言われた石段を上った彼は戻ってくることはなかった。 残された妻は夫を待ち、その村で夫との間に出来た娘を生むが、娘が...
変種のアリを追って人里離れた村に迷い込んだ昆虫学者は村の人々に助けられ命を取り留めた。 翌年フィールドワークのために、妻を伴ってその村を再訪。決して上ってはいけないと言われた石段を上った彼は戻ってくることはなかった。 残された妻は夫を待ち、その村で夫との間に出来た娘を生むが、娘が病に倒れたことで妻は信じられない因習のなかに取り込まれる。 そこから成長した娘の話になるのだが、それ以前の掘り下げが浅かったのでは。
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突拍子もない話でも、整合性がとれているのが好き。 こういうの、タイプです。 この人の、他の本も読んでみたい。
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北海道在住の作家乾ルカさんの2010年に発表されたミステリー作品。タイトルはちょっと付け方が安易で損していると思われます。ある人里離れたところにありの変種を探しにいった夫婦が出会う災難二「よって始まる新たな血脈にまつわる怖いお話です。台風の日にこもって読むにはちょうど良かったかも...
北海道在住の作家乾ルカさんの2010年に発表されたミステリー作品。タイトルはちょっと付け方が安易で損していると思われます。ある人里離れたところにありの変種を探しにいった夫婦が出会う災難二「よって始まる新たな血脈にまつわる怖いお話です。台風の日にこもって読むにはちょうど良かったかも。
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乾ルカ2冊目。夏光もそうだが、読後感は「ヌルッ」としている。 現代と土着な内容の上手い配合だった。蜜姫様が男気溢れていて好み。 惜しむのは、後半が予想つくものだったことと、ラブストーリーがメインになっちゃったとこか。宿命は宿命で返すもの…セツナイ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすいので思いのほか感情移入してしまい、夜なべして一気によみふけってしまった。本日午前3時半過ぎに読了。 アマゾンやブクログでの評価は分かれるが、私は純粋にライトノベルや漫画、アニメ感覚で楽しめた。 何がって…いろいろと好みのシチュエーションが満載なのだ。ぐふふ…w もともと新聞の書評欄をみて気になってチェックしていた。 「村人が何か秘密を隠している、秘境の村」 ありがちだが、そういう設定大好き! 読み進めると案の定不穏な空気が漂ってきて、グロい描写も登場するのだが(最近のアニメに出てきそうな)、そのうち話の主軸が"身分を越えた禁断の恋愛"にシフト。←ここが評価の分かれるところなのかもしれないが、私にとってはツボだった。 最期まで敬語の長身イケメン青年に胸キュンww 接吻シーンが官能的(*´Д`)ハァハァ 勢いで★5つけようと思ったけど、 華竜の宮や新世界よりが★4.5なので、相対的にそれはいかんと思い、かつ他の人のレビューみてそれを思いとどまったw 全体的にストーリーに意外性があるわけでもなく、結局ホラーの味付けがしてある駆け落ちモノで終わってる点は確かに物足りない。 他の人のレビューに書いてあったのだけど、誇り高き蜜姫は「優子を悪いようにはしない」との約束を守って自死したわけだが、「村人を守る」という約束はどうしたのか? 蜜姫ブレてない!と思わせておいて、そのへんちと矛盾。 それに蜜姫サン、やってることグロいから一見悪い怪物ぽいんだが、体張って村中の病気吸い取ってるんだから彼女が一番悲劇のヒロインだよな。 あと、黒王も悪役の印象受けるけど、彼もまた定められた運命に身をまかせるしかない立場。彼の心境や葛藤みたいな描写があったらもっとグッと話の奥が深くなっただろう。せっかくイケメンの双子兄なんだからさ、もっと魅力描いて欲しかった。 紅蝶さんも含め天上人はみな重い運命を背負ってるんだよ…。 でも、優しく強いイケメンの大蜂に胸キュンできたので、 わらわはそれで十分満足じゃww 本の魅力のひとつって、自分が別世界に浸れることだから、現実逃避したい今の私にとっては、結末とか整合性とか伏線回収とかそんなことより、読んでる時わくわくしたりどきどきしたり、胸キュンできれば、それで幸せなのです。 乾ルカの作品は「6月の輝き」に続いて2作目。
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アリを追って山村にやって来た昆虫学者とその妻の医師。 村に何らかの秘密があるというところまでは先が気になっていい感じなのに、そこから先があまりにも突拍子なくてガッカリ。 この部分がありそうな話だとゾゾーっとしてよかったのにな。
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