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「つながり」を突き止めろ の商品レビュー

3.6

41件のお客様レビュー

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2022/01/04

ネットワークの怖さと魅力 対ゲリラ戦略と米軍マニュアル: 「点と線」 関係探索という武器 友人・知人をみれば、その人がわかる 同時多発テロ事件実行犯19人の2ステップ連鎖 恋人のケータイをのぞくかどうか 女の友情は価値が低いのか? 人間関係の地平線―ここに地終わり、海始まる ネッ...

ネットワークの怖さと魅力 対ゲリラ戦略と米軍マニュアル: 「点と線」 関係探索という武器 友人・知人をみれば、その人がわかる 同時多発テロ事件実行犯19人の2ステップ連鎖 恋人のケータイをのぞくかどうか 女の友情は価値が低いのか? 人間関係の地平線―ここに地終わり、海始まる ネットワーク・サイエンスへ 電子メールから浮かび上がる業務遂行ネットワーク: 電子的記録は宝かゴミか 1000万円の席替え CE0が蚊帳の外ーエンロン事件 紫式部が使う助動詞 高業績はポジテイプな言葉から 信頼関係は「お願いします」と「ありがとう」 ブレークスルーは「対表現」 社内の依頼・感謝・遊びの分布 レントゲンか原爆か つながりは組織図ではなく、現場にある メールログの組織箭理は違法か 関係調在の倫理的課題 プライバシーヘの対処 ノイズは決して除去できない SNSの人脈連鎖: 関係の全体像を追え 定義のない友人関係 mixiー「井戸端会議」に対する循要 良質なコミュニケーションを支えるしくみ 大流行のスケールフリー イケメンの好循環 SNSもスケールフリー メモリが欲しいーY女史への誄文 連鎖をたどれば9割がつながる 友達の友達が友達の確率 黒幕は誰だ 関心が広げる友人連鎖 SNSの関係特性 統計物理学者の侵略 広告作品「カレシの元カノの元カレを、知っていますか。」: 『運命の瞬間ーそしてエイズは蔓延した』 恋人の恋人をさかのぼる 優先的近傍選択―交際相手は近場の美女から 恋人連鎖の数え方 交際相手の選択範囲 5人とつきあえば、連鎖は数千人へ 知人の連鎖と新型インフルエンザつながり: 有名人探索ゲーム 私のエルドシュ・ナンバー 新型インフルエンザまであと何ステップ 人々の交流こそが蔓延のインフラ 新型インフル感染パーティ 弱い絆の強さと弱さ: 過小推定か過大推定か 「私に近い6人の他人」と「どこでもドア」 何が述鎖と感染を止めるのか 人的要因と構造的要因 同時決定的SW実験 希薄な人間閲係とシケプリ? 短い距離なら大丈夫 人づての話はなぜ伝わらないのか 弱い紐幣の弱さー先がみえない! 情報の集まる人、情報を届ける人 ブリッジと弱い紐幣の違い たちはだかるマジックナンバー6 “入る”を制する: 片付けられない人 文理融合の学際研究へ 欲しがる人にモノは染まる 幸福は人や物にではなく 最後の、そしてGoogle最強のメッセージー「人りを制す」 あとがき―橋を燃やす

Posted byブクログ

2018/11/05

学際的な分野であるネットワーク・サイエンスを社会学の立場から概観している。著者の思い入れが随所に出てきて、発展途上の学問分野のもやもやしながらも期待感を秘めた雰囲気を伝える(やや思い入れが前面に出すぎかも)。 著者が社会学に足場を置いているだけあって、社会心理学との近しさは感じ...

学際的な分野であるネットワーク・サイエンスを社会学の立場から概観している。著者の思い入れが随所に出てきて、発展途上の学問分野のもやもやしながらも期待感を秘めた雰囲気を伝える(やや思い入れが前面に出すぎかも)。 著者が社会学に足場を置いているだけあって、社会心理学との近しさは感じる。登場する研究者には、ゼミ時代に勉強した部分と重複のあるなしはパッとは分からなかったが。 面白かった点 ・メールは「即レス、短レス、頻繁に」 ・構造的空隙理論(バート)拘束度の高い関係に埋もれず今存在しない人間関係に橋をかけろ ・スケールフリーという紐帯の性質、一部のハブにつながりが集中する ・感染症などつながりを絶ちたい場合も ・虐殺器官にあったケヴィン・ベーコンゲームの出典 ・6次の隔たりの原典はミルグラム1967の米国内での研究、過大推定とも過小推定とも言われる。伝言が届かないパターンを評価できていないとすれば過小では?

Posted byブクログ

2017/05/16

時間がなくてかなり急ぎ足で端折りながら読んでしまったが、すごく充実した内容で新鮮に感じられる話が多く名著だった。 自分自身が情報を制限することはできるが、他人は自分ほど自分を守ろうとはしてくれないのでそこからボロが出るというのは真実だと思う。悪友と悪いことをするといざという時、す...

時間がなくてかなり急ぎ足で端折りながら読んでしまったが、すごく充実した内容で新鮮に感じられる話が多く名著だった。 自分自身が情報を制限することはできるが、他人は自分ほど自分を守ろうとはしてくれないのでそこからボロが出るというのは真実だと思う。悪友と悪いことをするといざという時、すぐ裏切られる。 またエイズやインフルエンザの感染経路を調べるのに、誰といつ接触したかを芋づる式に見ていくことで拡がり方が見えてくるというのは当たり前のことではあるが考えてもみなかったことなので改めて見るとおもしろい。 そして何がわかるというわけではないが、元カノの元カレが誰か、という話は考えてみると不可侵の領域に踏み込んだようなすごく不思議な気分になり、当たり前に過ごしている日常を少し俯瞰できる。 追記 このレビュー書いた数日後にニュースでツイッターのつぶやきからインフルエンザの感染経路を調べるというのを報道していた。この調査と通ずる。

Posted byブクログ

2017/05/14

新感覚で読み応えがある1冊 連鎖関係やネットワーク関係をデータを基に書いている。恋愛関係の包囲網を分析してるのは面白い

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2016/09/10

ネットワークの規模が飛躍的に拡大しても、局所的凝集性は保たれている 欲しがる人にモノは集まる 入りを制する、自分に入ってくる関係が重要 自分が働きかけ作り上げた外向きの関係を、いかに自分向きの関係へ方向転換させられるか

Posted byブクログ

2015/09/18

外部との関係性から個人や事実を浮かび上がらせるネットワーク分析。本書はこの分野に身をささげた研究者により著された。難しい内容ではあるが、巧みな文章で一気に読ませる。

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2014/07/05

軍事のネットワーク分析は関係を探ることから始まる。 テロリストネットワークの研究は米国国防の観点から強力に推進されている。 人間を理解するには、その人の持っている関係を理解することが重要。組織や社会を理解するためには、その中で人がどのようにつながっているのかを理解する必要がある。

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2013/06/15

「カレシの元カノの元カレを知っていますか?」このセリフに見覚えのある人は多いと思う。エイズ検査に使われていたフレーズである。ネットワークサイエンスというと、ピンとこない人も多いだろうが、つまりモノやヒトの連鎖の科学であり、上記のフレーズはヒトの連鎖を端的に表している。本書ではある...

「カレシの元カノの元カレを知っていますか?」このセリフに見覚えのある人は多いと思う。エイズ検査に使われていたフレーズである。ネットワークサイエンスというと、ピンとこない人も多いだろうが、つまりモノやヒトの連鎖の科学であり、上記のフレーズはヒトの連鎖を端的に表している。本書ではあるSNSを例にあげてヒトの連鎖についての研究結果を述べているが、データを解析により、ヒトの連鎖がどうなっているか、その紐帯の強さ・方向性は一目瞭然である。自分の人間関係は自分だけが知っているわけではない。連鎖の先にいるヒトも知りうる可能性があることを理解したうえで、行動することが必要であろう。 また、著者は最後に人の実生活での行動における感染症のアウトブレイクについて触れているが、こちらは感染症にかんする医学的・微生物学的知見とあわせて考えると、効果的なアウトブレイク防止が見えてくると私自身は考えている。

Posted byブクログ

2012/07/15

Social Network 専門学術誌 マーク・ブキャナン『複雑な世界、単純な法則』 →スケールフリー Burt,1994 構造的空隙論 むしろ、今存在しない関係の空隙を見つけ、関係を橋渡しする位置を占めよ

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2012/05/19

ネットワーク分析について、語った本。 ネットワーク分析とは、ものとものとのつながりを明らかにすることで、ものの特性を明らかにする、といったものだと解釈した。 人の「つながり」は間接的にその人を表す。 こういう研究があることは興味深いし、僕は倫理的課題を除けば、電子メールからの組...

ネットワーク分析について、語った本。 ネットワーク分析とは、ものとものとのつながりを明らかにすることで、ものの特性を明らかにする、といったものだと解釈した。 人の「つながり」は間接的にその人を表す。 こういう研究があることは興味深いし、僕は倫理的課題を除けば、電子メールからの組織分析に未来はあると思う。 ただし、筆者も自戒として述べている。 「拙速でも発言せねばならない時がある」 この本は一定の形にまとまろうとしている研究を扱っているわけではなく、まだまだ未完成なものを扱っているのだ。 だから洗練された考え方が詰まっている本ではなく、新しいアイディアを一発紹介しますよ、という本だと思う。 そういう意味では僕にとってはさほど面白くない本。 しかしエッセイ的に脇道にそれた話が多い。その中には興味深いものもあった。(感染パーティーとか)

Posted byブクログ