マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion-燃焼(完全版) の商品レビュー
雑魚キャラおよび敵キャラの造詣が浅すぎる。作者の嗜好が外皮に偏っているように思う。外見は中身のメタファであるべきだと思うけど、この話では外見から中身が作られているようだ。全部がそうではないけど。 話を作るときに映像からやってくるんだろう。メディアとしては小説よりアニメやハリウッド...
雑魚キャラおよび敵キャラの造詣が浅すぎる。作者の嗜好が外皮に偏っているように思う。外見は中身のメタファであるべきだと思うけど、この話では外見から中身が作られているようだ。全部がそうではないけど。 話を作るときに映像からやってくるんだろう。メディアとしては小説よりアニメやハリウッド映画の方が向いてるような。 とりあえず、賞をとったSFとのことで期待してた気持ちは裏切られた。ただのSFラノベだった。ラノベにしては面白いけど。
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2冊目。 命からがらボイルドから逃れ、回復のため楽園と呼ばれる研究施設に逃げ込む。 そこで物語の真相が少しずつ暴かれる。 後半はカジノ回に突入。 ポーカーもルーレットもルールはよくわからないから、深く考えずに読み流すことにした。 詳しければ格段に楽しくなるかもしれない。 カジノで...
2冊目。 命からがらボイルドから逃れ、回復のため楽園と呼ばれる研究施設に逃げ込む。 そこで物語の真相が少しずつ暴かれる。 後半はカジノ回に突入。 ポーカーもルーレットもルールはよくわからないから、深く考えずに読み流すことにした。 詳しければ格段に楽しくなるかもしれない。 カジノでの経験で更なる成長を遂げるバロット。 バロットとウフコックをボイルドが追う。 1巻と違い序盤以外にドンパチはなく、がらりと雰囲気が変わって静かな心理戦が展開される。 どのキャラも魅力的です。 ただ『天地明察』でも思ったけど、冲方さん緻密だな~。 この書き込みが世界の深さだろうけれどちょっとヘビーだわ。 そして一つの長編を分冊しているので話の切れがあまりよくない。 次巻ラスト。
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SF架空の世界の物語。 只、この小説は、その世界が間違い無く存在している と思わせてくれる。何時の間にか、引き込まれている。 未来になっても、人の心は変わらない。 登場人物の細かな心情描写が物語にリァリティーを与えている。 人の心の動きが露骨に表れるのは、欲が絡むカジノ。 そこ...
SF架空の世界の物語。 只、この小説は、その世界が間違い無く存在している と思わせてくれる。何時の間にか、引き込まれている。 未来になっても、人の心は変わらない。 登場人物の細かな心情描写が物語にリァリティーを与えている。 人の心の動きが露骨に表れるのは、欲が絡むカジノ。 そこを舞台にして、キャラクターを浮彫りにする。上手い。 早く続きが読みたい。
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ポーカーとかが全然わからないので ギャンブルのところの描写はよくわからなかったけど 緊張感がすごく感じられた!
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完全版の中巻。サイバーパンク3:カジノ7。 中盤以降カジノ小説と化すのだが、これがすごく面白い。心理戦や各種ゲームにおける戦略の描写はかなりの説得力があり、間違いなく著者の冲方氏はカジノ(ギャンブル)への造詣が深いことが分かる。 作中のカジノ参加者と同じく、読んでいて自分も熱...
完全版の中巻。サイバーパンク3:カジノ7。 中盤以降カジノ小説と化すのだが、これがすごく面白い。心理戦や各種ゲームにおける戦略の描写はかなりの説得力があり、間違いなく著者の冲方氏はカジノ(ギャンブル)への造詣が深いことが分かる。 作中のカジノ参加者と同じく、読んでいて自分も熱中してしまった。必見。
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これだらだら読むものじゃなかった笑 てかカジノいいとこで終わっちゃったー 今日買ってくる! ベル・ウィング素敵。
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第二部は一気読み。 前巻からその兆しがあった通り、当巻ではボイルドの深層を丁寧に描いていた。それは、もちろんバロットとの対比であり、彼女があるべき姿を暗に滲ませてもいた。 動かざる過去に対してどう立ち向かうか。 まだはっきりとした見解は出せていないが、バロットとシェル、そしてボ...
第二部は一気読み。 前巻からその兆しがあった通り、当巻ではボイルドの深層を丁寧に描いていた。それは、もちろんバロットとの対比であり、彼女があるべき姿を暗に滲ませてもいた。 動かざる過去に対してどう立ち向かうか。 まだはっきりとした見解は出せていないが、バロットとシェル、そしてボイルドともにその姿勢は異なる。 過去を正面から見つめ、克服しようとするのがバロットだとすれば、過去の忘却という逃避に走ったのがシェルであり、過去に取り憑かれたまま身動きがとれていないのは、実はボイルドなのかもしれない。 何れにせよ、そういった主要人物の深層に止まらず、あらゆる面で丁寧に、解りやすく描写を心掛けていることが、この作品の大きな魅力だと思った。 一部は活動の高揚感。二部は思考の刺激。三部はどうなるんだろう。楽しみだ。 ー3rdへ続く
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前巻「マルドゥックスクランブル~圧縮」とは打って変わって、落ち着いた話が続きます。 落ち着きすぎとも感じたり、少し冗長な感じもしますが、結末に向けて着々とコマが進んでいるので、退屈することなく読み終えられました。 いよいよクライマックスに向けての助走が始まりました。 登場人物...
前巻「マルドゥックスクランブル~圧縮」とは打って変わって、落ち着いた話が続きます。 落ち着きすぎとも感じたり、少し冗長な感じもしますが、結末に向けて着々とコマが進んでいるので、退屈することなく読み終えられました。 いよいよクライマックスに向けての助走が始まりました。 登場人物達に、どのような結末が待っているのか、期待して次巻~排気も読みたいと思います。
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ボイルドの追撃から辛くものがれたバロットたちは、傷の治療のために嘗てドクターが研究を行っていた『楽園』へと身を寄せる。その施設とそこに住まう人々は「完結した個体」として機能し、この世のあらゆる苦難から解き放た存在だ。 しかし、一見幸せそうな彼らは過保護なまでに守れらており、それ...
ボイルドの追撃から辛くものがれたバロットたちは、傷の治療のために嘗てドクターが研究を行っていた『楽園』へと身を寄せる。その施設とそこに住まう人々は「完結した個体」として機能し、この世のあらゆる苦難から解き放た存在だ。 しかし、一見幸せそうな彼らは過保護なまでに守れらており、それがどんなに高尚な価値観と技術に基づいていようとも所詮は「殻」に引きこもっているのと同義なのであった。 ボイルドのさらなる追撃を逃れつつ、バロットたちはカジノへと向かう。与えられた未来を待つのではなく、自分自身の選択によって未来を引き寄せるために。そして彼女は徐々に自身の才能を開花させていく。 緊迫のカジノ篇!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何これ急に面白くなった。アクション描写よりもこういった駆け引きの描写が上手く感じる。主人公が本当の強さを手に入れ始める。物語はここから動き出すと言ってもいいだろう。文字通り「燃焼」が始まった巻。
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