起業のファイナンス の商品レビュー
人気ブログisologue、人気メルマガ週刊isologue、磯崎哲也事務所代表代表の磯崎哲也さんの著書です。 ずっと、欲しい欲しいと思っていたところ、偶然アジャイルさんの懸賞に当たったので、いま読んでいるドラッカーのマネジメントを止めてまで一気に読みました。 結論から言えば...
人気ブログisologue、人気メルマガ週刊isologue、磯崎哲也事務所代表代表の磯崎哲也さんの著書です。 ずっと、欲しい欲しいと思っていたところ、偶然アジャイルさんの懸賞に当たったので、いま読んでいるドラッカーのマネジメントを止めてまで一気に読みました。 結論から言えば、マスト買いです。 私の父も無くなったおじいちゃんも、そのまたひいおじいちゃんも、ひいひいおじいちゃんも自営業を営んでいますので、銀行からの融資というものは肌で感じています。 しかし、今回この著書で磯崎さんが述べているのは、もう一つの資金を得る方法である「投資」について述べていらっしゃいます。 投資というと、昨今ではハゲタカというドラマが流行りましたが、興味があっても手が届かない世界だった様に私は感じていました。 そして、私も含めこれがまだ良くわかっていない人たちが多く、いわゆるファイナンスとは何かを体系立て理解できる「教科書」的な著書だと思います。 それもそのはずです、これは中央大学で講師をされた時の内容とアゴラ起業塾で述べられた内容をベースにisologueと週刊isologueでの内容から書き下ろしたものなんですから。 一つ一つの言葉が腹に落ちていきます。 いままでぼやっと考えていた事が一つに集約されて、ひざぽん!状態になるとはまさにこの事でしょうか。私もアカウンティング(会系)の基礎中の基礎みたいな簿記は10年以上も前にやっていたので財務三俵は理解できるのですが、金を集めてそれを証券にして、どうしてこうしてというところが全く未知数だったので、大変面白かったです。 とにかく、この手の世界は不確かだし、人の感情がもろにフィードバックされるし、そういう問題も一つ一つクリアにしながら、アメリカモデル(とくにシリコンバレー)とはまた違った形にならざるを得ない日本型モデルを構築していく必要を感じました。 とにかく経験が薄い日本のベンチャーファイナンス市場で、EXITを目指すためにはどこに留意し注意しオールを漕いでいく必要があるのかを丁寧に指摘されていると思います。 こんご、起業や上場を目指す若い経営者は必読の書となるでしょう。 また、巻末に参考図書がありますのでこれも参考にしてみてください。
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ベンチャーのことを何も知らないまま読んでみたが非常におもしろく読めた。 他人から資金を調達して大きな価値を創り出す。そんなことにワクワクしながら読み進められた。 一回読んだだけではファイナンスのことを理解できないが、何か世の中を変えることがやりたい!と思うようになった。
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口語体。高校時代の受験参考書「実況中継~」ものみたい。アマゾンでかなり売れていて、かつ良く読むブログで結構薦められているため購入。まぁ、その前にISOLOG自体も読んでいるんだけど。 で、内容だが受験参考書「実況中継~」みたいというように、とても読みやすくはできている。 ファイナ...
口語体。高校時代の受験参考書「実況中継~」ものみたい。アマゾンでかなり売れていて、かつ良く読むブログで結構薦められているため購入。まぁ、その前にISOLOG自体も読んでいるんだけど。 で、内容だが受験参考書「実況中継~」みたいというように、とても読みやすくはできている。 ファイナンスもので読みやすいもの、というものがいままであまりなかっただけに(かつ、「起業の」というところにフォーカスしているのも特徴。)軽く読みすすめていける。
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ベンチャーとはあまり関係ない業界で生きているけど、Twitterで評判だったので購入。ベンチャー企業の資金の集め方はそういうもんなんだ、と素人でもわかりやすい説明だった。自分もベンチャーを立ち上げ、IPOやバイアウトで大金をゲットするのをこの本を通じて妄想し、なんかワクワクした。
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公認会計士、税理士であり、ブログ「isologue」が人気の磯崎哲也氏による「ベンチャー経営の基本的なポイント」をまとめた書籍。 本書の目的は「起業のイメージを持ってもらうこと」とある。 また、「業種によって経営手法に違いはあれど、ファイナンスについては共通部分が多い。そして多...
公認会計士、税理士であり、ブログ「isologue」が人気の磯崎哲也氏による「ベンチャー経営の基本的なポイント」をまとめた書籍。 本書の目的は「起業のイメージを持ってもらうこと」とある。 また、「業種によって経営手法に違いはあれど、ファイナンスについては共通部分が多い。そして多くのベンチャーが同じミスを犯している」という状況を改善するためにこの本は書かれている。 この書籍はベンチャーを始める人はもちろん、ベンチャーを支える人(投資家や金融機関)、そして政治家、官僚にも読んでほしい、とのこと。 著者の主張によれば、日本は決してベンチャーに冷たい国ではない。むしろ育てがいのある(著者の言葉を借りれば"イケてる")ベンチャーが少ないことが問題なのである。 そして、ベンチャーにとって一番大切なことは、アニマルスピリッツを備えた「人」であると説く。 もちろんこの書籍はファイナンスが主題なのだが、頻繁にこの「人」の重要性に触れられているのが特徴である。 これまでいくつものベンチャーを見てきた経験から、結局はそこに行きつくのだとか。 本書の構成は、はじめに「ベンチャーとはそもそも何なのか?どうあるべきなのか?」ということをまとめた上で「ベンチャーファイナンスの全体像」を説き、その後具体的な手法や手続きの話になる。 はじめはあっさりとした印象を受ける。 文字は大きく、図が多様され、強調するところは太字になっている。 一般的にはこのようなスタイルの本は"わかりやすいが内容が薄い"というのが私の経験上の認識であったが、大きく覆された。 この書籍には、著者の豊富な経験に裏打ちされた、詳細かつ具体的なベンチャーファイナンスの実務が、平易な文章で書かれている。 幅広い層に一読を勧める。 自分もベンチャーを始める時に改めて読み返そうと思う(なんつって)。 ※水永政志氏の『入門ベンチャーファイナンス』も合わせて読むと良い。
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「起業のファイナンス」は公認会計士でブロガーとしても有名な磯崎哲也さんが、起業のハードルを低くすべく、会計や金融の知識が少ない人でもわかるように思いきり易しく書いた起業時のファイナンスについての本。 事業に失敗したら首を括ったり一家離散するというようなイメージがあるのは銀行から...
「起業のファイナンス」は公認会計士でブロガーとしても有名な磯崎哲也さんが、起業のハードルを低くすべく、会計や金融の知識が少ない人でもわかるように思いきり易しく書いた起業時のファイナンスについての本。 事業に失敗したら首を括ったり一家離散するというようなイメージがあるのは銀行から資金を借りた場合だけで、資金調達が不要な起業や株式による資金調達ではそこまでのリスクはないので起業のハードルはもっと低いとのこと。 僕が面白いと思った箇所は ・あくまで個人的な直感にしか過ぎませんが、起業段階の経営者としては、「この事業がいかに面白いか」「このサービスは世界を変えると思う」といった、「事業の面白さ」をトウトウと語るようなタイプが向いているのではないかと思います。 ・イケてるベンチャー企業の要件は、「イケてるソーシャルグラフの中に潜り込んで、自分の必要をかなえる能力」、たとえば、「資金を出してくれる人にたどり着いたり、人材などを見つけ出したり、営業で成果を上げる能力があること」ということになります。 ・ベンチャー企業というのは、誰も見たことがないようなことを具体的に形にするのが仕事です。そのためには、周りの人を巻き込まないといけないし、周りの人を巻き込めるのは、事業計画が合理的であることもさることながら、そういう未来像が実現すると信じる力(アニマル・スピリッツ)が根源にあるからではないでしょうか。 「スティーブ・ジョブス 脅威のプレゼン」や「ザッポスの奇跡」を読んだ時にも感じたが、やはりただ儲けたいやシェアを伸ばしたいではなく、世界や社会の中での自分や商品の役割りに信念と情熱を持ち、周りの人間を同じ熱病に感染させていけるかがベンチャー起業成功のキーなんだなと思った。 あと少し起業のことからそれるかもですが、整理の仕方が上手いなぁと思ったのはP66の「日本の資金循環マンダラ」という図表。これは国全体のお金の流れが一目でわかるようになっていて、非常に優れ物。資金循環(フロー)と政府・金融機関・家計それぞれのBS(ストック)を組み合わせたアイデアが秀逸。
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起業(特にIPO)を目指す人にとって、とてもわかりやすくそして熱い気持ちにしてくれる良書。中小零細企業とベンチャーの違いとは何なのか?副題にあるとおり”ベンチャーにとって一番大切なこと”を考えさせられます。 これから先の10年この本が実務で使うことがあるかわかりませんが、気持ちを...
起業(特にIPO)を目指す人にとって、とてもわかりやすくそして熱い気持ちにしてくれる良書。中小零細企業とベンチャーの違いとは何なのか?副題にあるとおり”ベンチャーにとって一番大切なこと”を考えさせられます。 これから先の10年この本が実務で使うことがあるかわかりませんが、気持ちを少し改めてまた仕事をやっていこうと思います。 ちょっと値段が高いのが気になりますが、中古がでたら”買い”でいいと思います。
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ベンチャー企業に必要な事業計画の立案とファイナンスに関して、分かりやすくまとめてあります。本格的に勉強する前に、概略を掴むために読むとよい本だと感じました。 個人的には、身につまされる内容が多く、3年前に読んでおきたかった本ですね。
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実際に起業をしたり、IPO案件に関わったりしたことがないため、実感が湧かない部分もあるが、 起業時にCEOやCFOが持っておくべき、ベンチャーファイナンスの考え方が、理解できた。 ストック・オプションや種類株式の実務的な使い方をざっくりと説明されており、 実際に起業する際に参考...
実際に起業をしたり、IPO案件に関わったりしたことがないため、実感が湧かない部分もあるが、 起業時にCEOやCFOが持っておくべき、ベンチャーファイナンスの考え方が、理解できた。 ストック・オプションや種類株式の実務的な使い方をざっくりと説明されており、 実際に起業する際に参考にすべく、保管しておこう。 何よりも、EXITとして、 上場だけでなく、バイアウトを同列に意識づけられるようになったことだけでも、 読んだ甲斐があったように思う。 そして、いつまでも、ビジネスのサポーター側で安穏と暮らすのではなく、 本当の意味でのプレイヤー側に立つことが、 日本を元気にするために、必要なことだと、再度感じさせられた。 本当は☆5つにしたいところだが、 自分が実際にこの本の内容を活かしていった時に、真の☆5つになると考え、 今は☆4つ。
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うん、面白かった。起業するにあたって大まかな流れがわかるし、学生や起業を考えてる人は読むといいですね。会社をやってる人が読んでも初心にかえれると思うし、そういう意味で幅広い人が読んで面白いと思える本だと思う。この本を読んで起業した!って人がこれからでてくるでしょう。
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