起業のファイナンス の商品レビュー
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せっかく経理職なんだし、ということもあって読む 著者は、経営コンサルタント、アナリストを経てベンチャービジネスの世界に入りカブドットコムやミクシの社外取締役をする。現在は、自分の名前の事務所で活動していて、まぐまぐのメルマガランキングで上位に入っている磯崎哲也という人 今何やっているのかと思って調べてみたら、まさに本書で紹介していることをやっている人だった つまり、ファイナンスの立場からの起業やハンズオン、バイアウトのコンサルをしているみたい で、内容はというと 題名通り、起業するのに必要なファイナンスー(=財務)を紹介している本 Amazonで調べてみたけど、類書は他にないんじゃないかな あったとしても「起業全般について」になるか「ファイナンス全般」もしくはもっと専門的な本しかないように思う そういった意味で意義深い本なのかなあ、と思う 著者の言う「イケてるベンチャー」をもっと登場させるための啓発本とも言える 起業で失敗したからといって、銀行からお金を借りたりなどファイナンス面での致命的な失敗さえしなければ、いくらでも再起はできる そのためにも最低限のファイナンスの知識は必要だから教えましょうね、という本とも言える 実は本書を読むまでは決算に関しての勉強はしてきたけど、ファイナンスに関しては全く手つかずだった だが、本書を読むことで、「会社を作り存続させるため」というこれ以上ないくらいに分かりやすい目的のもとにファイナンス勉強の入口に立てた気がした 本書で最も印象的だったのは「バイアウト」だ 本書でも指摘されているが、僕も会社は絶対に潰してはいけないものだと思い込んでいた(僕個人というよりは社会がそれを許さないと思い込んでいた) しかし、場合によっては会社(の事業)をバイアウト、つまり他者に売ることでみんながハッピーになるということもあるんだ ということに気づかされた 目的は「会社の存続だけではない」ということはその通りだと思った あくまで何かの目的のために会社を作るのであって、その目的のために必要ならば会社を売るという選択肢もあってしかるべきなのだ 曰く、ベンチャー企業の目的は基本的に「上場」か「バイアウト」の二つなのだという では、それを目指すためにどういった方法があるのか その方法を本書では大きく分けて、事業計画の作り方(あくまで基本的なもの)、資金調達の方法(投資契約など)、ストックオプション(=新株予約権)、資本政策として図表や具体例を用いて分かりやすく説明している 投資家との付き合い方とか会社経営で問題になる様な事柄をイメージしやすい形で説明してくれているので、サクサク読めた ホリエモンの本もそうだけど、目的がはっきりしていて、そのために工夫を惜しんでいない本っていうのは、良いもんだ 最近読んでいるビジネス書は当たりが多くて、今までビジネス書に対して抱いていた「どうせ自慢話だろ」とか「一般例に過ぎないだろ」とか「結局何が言いたいんだよ」とかそういったイメージを吹き飛ばしてくれている ビジネス書でも良いもんは良いんだよな もちろん本書は大当たりです! 池袋のジュンク堂ではなぜか壁際の端っこに置かれていたけど、もっとリアル書店でも売れていい本だと思う 起業を目指していなくても僕の様な経理職とかファイナンスに興味がある人は読んでみるといいかも!
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起業の具体的なイメージや目標値、考え方を理解することができる。イケてるベンチャーがたくさん生まれる環境を日本に作っていきたい。
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事業計画の作り方から、企業価値の算出の仕方、それに紐づいての資本制作の作り方まで、ベンチャーのファイナンスまわりをわかりやすく解説してくれる一冊 これを読めば詳細な計画とまではいかないまでも、予想図くらいはかけちゃうんじゃないだろうか
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起業するまでの道筋。 ①できるだけ大手に勤めてから独立 メリット:すぐに資金がたまる・人脈が出来そう。 デメリット:時間がとられて自分のやりたい分野の準備は出来なさそう。 ②普通の事務所(東京)に務めてから独立 メリット:生活が安定する。まだ自分の時間取れそう デメリット:時間と...
起業するまでの道筋。 ①できるだけ大手に勤めてから独立 メリット:すぐに資金がたまる・人脈が出来そう。 デメリット:時間がとられて自分のやりたい分野の準備は出来なさそう。 ②普通の事務所(東京)に務めてから独立 メリット:生活が安定する。まだ自分の時間取れそう デメリット:時間とられて自分のやりたいことを仕事では出来なさそう。 ③ベンチャー起業に就職。 メリット:ベンチャー全体のことが分かりそう。法務やらせてくれそう。 デメリット:収入がたぶん低い。職として安定していなさそう。 ④即独 メリット:やりたいことに全力で取り組める。 デメリット:飯食っていけるか心配 ■給料 ①(高い) → ④(低い) ■専門に集中 ④(高い) → ①(低い) ■能力獲得 弁護士としては①②、ベンチャーとしては③④. 有力候補=③ ・条件 すぐ法務を任せてくれる。 独立資金がためられるほど給料。 労働時間が過酷ではない。
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起業をしようという人でなくても、読んでみると面白いと思う。 ちょうど並行して読んでる"The Facebook Effect"でも、Facebookが資金集めをする様子が描かれている。それはまさに、会社の将来の価値をいくらと評価するかとか、投資を受けた後に創...
起業をしようという人でなくても、読んでみると面白いと思う。 ちょうど並行して読んでる"The Facebook Effect"でも、Facebookが資金集めをする様子が描かれている。それはまさに、会社の将来の価値をいくらと評価するかとか、投資を受けた後に創業者がいかに会社をコントロールする権利を保持できるようにするかなどの、この本で説明されている内容。 この本を読む前はナイーブに、起業=ベンチャー=上場で創業者利益(゚д゚)ウマー、みたいな図式を考えていたが、上場して成功をするにはある程度の企業規模が必要らしい。(言われてみれば当たり前だが) 本書によれば、上場すると監査等で年間1億円前後の費用がかかるらしい。つまり、年間の利益が数億円程度の会社では、その後の成長が見込めないなら、利益に対してコストがかかり過ぎてしまう。逆に、年間10-40億円の利益が出て、時価総額が300-500億円になる(PER20前後)というのが、上場を目指す時の目安らしい。 最近はネットでサービスを始める資金的な障壁が下がっているが、それと上場して成功するには大きな差があるということで。
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うちの会社が上場を目指しているので、ちょうど知りたいことが書いてあった。 上場時の株価がどのように決まるかだが、いくらになるのかはわからないということがわかったw それはともかく、借入と増資の違いが良くわかった。 もっと早くこのような本に巡り合っていたら、起業していたかもしれない...
うちの会社が上場を目指しているので、ちょうど知りたいことが書いてあった。 上場時の株価がどのように決まるかだが、いくらになるのかはわからないということがわかったw それはともかく、借入と増資の違いが良くわかった。 もっと早くこのような本に巡り合っていたら、起業していたかもしれない。
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なんとなく今話題なので買ってしまった。 ベンチャーの起業に関するファイナンス面からの実用的アドバイスの本。 ・ベンチャー立ち上げるイケてるやつらよ、出でよ! ・でも、起業して、てきとーに出資を募ったりしたらあとで取り返しがつかないよ、最低限のファイナンス知識は押さえておこうね...
なんとなく今話題なので買ってしまった。 ベンチャーの起業に関するファイナンス面からの実用的アドバイスの本。 ・ベンチャー立ち上げるイケてるやつらよ、出でよ! ・でも、起業して、てきとーに出資を募ったりしたらあとで取り返しがつかないよ、最低限のファイナンス知識は押さえておこうね というメッセージとともに、具体的なノウハウがとても分かりやすく解説されている。 が、ベンチャーのアーリーステージから株式上場にいたるまでを経験し、ドロドロ含めていろいろ見聞きした身としては、内容の7割くらいは「そうそう、そうだよねー」で、実は新しく得た知識、発見はあまりなかった。。 そういう意味で、ベンチャーで過ごした7年間は価値ある濃い経験だったとあらためて実感。 大企業では何の役にも立たないけどw その経験(トラウマ?)もあり、どちらかというと自己資金で事業を回したい派なのだが、将来的に金も人もかかるデカいビジネスを思いついて自分でやりたくなったら、教科書として有効に使えると思う。 ちなみに、副題にもある「ベンチャーにとって一番大切なこと」とはファイナンスではなく、アニマルスピリッツであると、著者は説いている。
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twitterの一部で盛り上がっていたので前から気になっていた本。 とてもわかりやすく、ユーモアに富んだ文章で読んでおいて損はないと思った。 ベンチャーだけでなく、上場企業に勤める人でも十分勉強になる。 書いてあることを大まかに言うと、 ベンチャーとは何ぞや どうやってベンチャーをはじめるのか 全体の計画をつくろう 株価を上げるためにはどうすんの? ストックオプションってベンチャー向きだよ 資本主義なんだからお金のやりくりって計画的にしようよ 投資家あっての起業だよ 株式をいろいろしちゃえばいいよ ということでした。 起業はお金のやりくりよりも、心意気! その気持ちは当然ベンチャー以外の企業でも通じるので、がんばる。
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isologue で有名な磯崎哲也氏の著書。起業にまつわるファイナンスの知識が一冊にまとめられている。 ストックオプションとかベンチャーキャピタルとかファンドとか企業価値…。そーゆー単語は知っていても、いざ説明しようとすると、ちょっと言葉に詰まってしまったりする。けれど、やはり...
isologue で有名な磯崎哲也氏の著書。起業にまつわるファイナンスの知識が一冊にまとめられている。 ストックオプションとかベンチャーキャピタルとかファンドとか企業価値…。そーゆー単語は知っていても、いざ説明しようとすると、ちょっと言葉に詰まってしまったりする。けれど、やはり教養として知っておきたいのがお金にまつわる知識な訳で、そのあたりがぎっしり詰まっている。 起業にフォーカスしているだけあって、まさに起業する時に考えた方が望ましいことも豊富に含まれている。こーゆーことは誰も教えてくれないから、とってもありがたい。投資する側からはどー見えるのか? そこのところを知っているかどうかで、スタートアップ時には大きな差が出てくるだろうしね。 起業時と稼働後では企業価値の考え方が違うなんてゆー話もおもしろい。これから事業を行うのに、上場してる会社のそれと同じはずはない。だが、何もなければ価値が無いのか? ってゆーとそんなことはない。そこにちゃんと価値はあるのだ。その価値を認識すること、そして見せる、あるいは魅せることがとっても大切なのだ。 最後の方に書いてある言葉が心に残る。 --- 「政府が何もやってくれない」「政治家がアホだ」 (中略) 「うちの社長じゃなぁ〜」といった「他人のせいで」という発想から卒業して、「『自分』が何をするか」 --- この本を読めば成功が約束されている訳ではない。だけど、「『自分』が何をするか」を決めた人の背中を優しく押してくれるに違いない。インディペンデントに生きるなら、ぜひ。
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起業をする人間には必読.起業経験がある人にしかわからない,起業の際に躓くポイントを詳しくまとめています.起業するときはお世話になるはずです.日本が衰退しないためにはどうすべきか,ベンチャーや起業に興味がないひとでも一視点を得るために一度は読む価値があると思います.
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